結社誌を活用する:結社誌句会のすゝめ
結社に入会して3ヶ月経ちました。先月号から自分の作品も掲載されて、いよいよ(?)自分が結社にいるんだなあという実感を感じています。
今回は結社誌をより楽しむには、という視点を膨らませてみたいと思います。
結社誌句会を勝手にやってみる
特選欄をあえて読まない
結社誌には、だいたい今月の主宰超特選、特選欄があります。秋草の場合、巻頭に主宰の超特選コーナー、特選コーナーがあるのですが、最初にそのページを見てしまうと、その選に縛られて、結社誌を読むことになり、なんかもったいないと感じました(この表現であってる?主宰が選んだから、これはいい句なんだな~という先入観を避けたいという感じ?)
なので今回は、そのページを飛ばして、最初に会員の作品から読んで、発表された句で、まず良いものを選んでみることにしました。
特選欄を最後に読む
会員の作品を読み終えて、選句を終えたあと、あらためて主宰の超特選欄、特選欄に目を通します。
そうすると、自分が良いなと思った句と、主宰が良いなと思った句がどれくらい一致しているのかが分かって、これがなかなか面白い。
この会員さんの作品は、こっちの作品を選ぶのかとか、この作品はやっぱり選ぶよね、なんて部分も分かって、とても勉強になる。また、私が選をいれてなくて、主宰が選がはいってる句も、もちろんあって、なぜ主宰がその選をしたのかという選評を読むと、主宰がこういう点を見てらっしゃるんだと言うこともよく分かって、改めて良い作品を作っていこうという気持ちに。
この方法だと、結社誌一冊を通して、主宰と二人の句会をやっている雰囲気になるなと感じました。勝手に「先生と互選だ!」と楽しめるので、おすすめです。(笑)句会で選をするときに、主宰と同じ句を選んでいるとなんだか嬉しくなるのですが、その感覚が結社誌を使うことで、もう一度味わえるなと。
結社誌によっては、会員の句一覧のところに、*など印がはいっていて、主宰特選のようなことがあったり、会員数が多いと、会員だけの作品だけ読むのも大変だったり、同様のことはしにくいかと思いますが、結社誌の読み方のひとつとして、こんな方法もあるのか、と思ってもらえたら幸いです。