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続・自分にあう俳句結社の探し方・見つけ方とは

自分が気になる俳句結社(以下、結社と表記します)の探し方・見つけ方、前回は「俳句年鑑」が結社の見極めによいという記事をかきましたが、それではじゃあ実際に見つけたら、どのように行動していくか。

結社誌を取り寄せてみる

大体の結社では、問い合わせると見本誌を郵送していただけます。結社誌の内容や掲載されている会員の俳句、主宰の句などを見て、自分にあうかどうかが判断できるかと思います。
また、結社誌を見ると、どのくらいの作家さんが所属されているのか、結社の同人システムの有無、俳句以外の内容のあり方もよく分かると思います。
問い合わせ方法が、電話か、メールか、ホームページかも判断材料になるかと思います。メールだと気軽に問い合わせができる利点がありますが、電話だけの場合、ハードルが上がる分、より真剣に考えている人が問い合わせにくるともいえるかもしれません。

句会を体験してみる

どの結社も、体験できる句会があると思いますので、興味を持った結社があったら、こちらも問い合わせてみると良いと思います。結社誌には句会の情報があっても、体験できる句会が限られている場合があります。
気になる結社があって、句会が自分の住んでいるところではない場合は、メール句会やネット句会がある場合があります。その方法も検討してみるとよいでしょう。
実際に句会に行くと、どのように句会が行われているか、主宰をふくめ結社にはどんな方がいらっしゃるのか、句会がどんな雰囲気なのかがわかるので、機会をみつけて、参加したほうがより良いと思います。
問い合わせ手段は、メールや電話、ホームページからの問い合わせなどが一般的かと思いますが、SNSなどで気になる作家さん、気になる結社に所属している作家さんがいるような場合は、思い切って連絡してみるとよいかもしれません。

主宰(気になっている俳人)があとどれくらい指導できるかを考えてみる

例えば気になっている主宰(俳人)がいたとして、その主宰がこのあとどれくらいまで指導できるかどうかは、頭の片隅に入れておいても良いかも。指導できる年数が限られていて、その後の事があまり見えてないとすると、結社を長く続けたい場合、候補として難しくなりそうです。
逆に自分が気になっていて、私淑しているくらいの主宰であるならば、早めに行動したほうが、後で後悔しなくて済むかも…

俳人の池田澄子さんは、三橋敏雄に師事していましたが、当時の三橋敏雄は結社を主宰しておらず、連絡手段は手紙のみだったそうです。かれこれ躊躇してるうちに5年が経過。
このままで終わってしまうと思い、意を決して手紙を送ったとのこと。

池田澄子さんの行動には、心をとても動かされました。一度きりの人生、どうせなら後悔しない選択をしたいなと改めて思いました。


【番外】
学生特典があるかどうか

もしいま学生ならば、学生特典が活用できるかもしれません。学生なら結社の会費無料・割引、また句会費が無料・割引である場合があります。
または、学生ではなくて、29歳以下、高校生以下などで、会費無料であったりするところも、調べた限りたくさんありました。こういうシステムにのっかるのも、一つの手かもしれません。


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