
【サッカーが教えてくれること】 4年 吉田温人
こんにちは。
今回、noteを務めさせていただきます正智深谷高等学校出身、4年 吉田温人です。
ここでは、自分の大学サッカー人生4年間の振り返りを書き残したいと思います。
拙い文章ですが読んでいただけたら幸いです。
7日の引退試合を持って4年間の大学サッカーと共に18年間のサッカー人生が終わった。大学の4年間は自分自身にとって単なるスポーツ活動以上の意味を持つものだった。特に、前十字靭帯の2度の断裂という経験は、自分の人生観を大きく変える出来事だった。
初めて前十字靭帯を断裂したのは、大学2年生の2月、もうすぐ3年生になる時期だった。その頃、調子が良くトップチームに上がった2日目、何としてでもアピールしたい気持ちがあった。練習中ボールを追いかける中で、突然膝に鋭い痛みが走り、1度グランドから出てテーピングを巻き再度グランドに入った。しかし、シュートブロックをした途端、感じた事のない痛みが自分を襲った。診断結果を聞き、前十字靭帯断裂、半月板損傷と診断された。なんでこのタイミングなんだろうと強く思った。手術後、リハビリの日々が始まった。リハビリは単調で苦しいものだったが、「必ず復帰する」という強い思いが自分を支えてくれた。1年かけて復帰し、再びピッチに立つことができた時の喜びは、言葉にできないほど大きかった。しかし、4年の5月、再び悪夢が襲った。その週も調子が良くIリーグ2節目の国際武道大学戦。前半3分に膝が悲鳴をあげた。聞いた事のある音が膝からなった。まだ診断を受けていないのに涙が出た。病院に行くと2度目の断裂という現実を突きつけられた。この時は、1度目以上に心が折れそうになった。「なぜ自分が?」という思いが頭を巡り、このまま部活動を続けても復帰の頃には卒業している事を知り部活動を続けるべきか真剣に悩んだ。次の日の練習にリハビリとして参加し、グランドの隅で練習を見ている自分に励ましてくれるチームメイト、スタッフの方々が沢山いた。そして、必死にボールを追って頑張っているチームメイトの姿を見た。この瞬間から、プレーする事は出来なくても『このチームともう一度戦いたい』そう思った。サポートメンバーとしてベンチ入りしたIリーグ最終節、いつも通りアップの手伝いをしていると、トップチームとサードチームの素晴らしい応援が耳に入った。試合は6-1で勝ちこのチームと離れたくないと思ったのと同時に、このチームと戦い続けられた事に誇りを持った。
このような4年間を過ごして伝えたい事はサッカーが教えてくれる事はサッカー以外の所にもあるという事です。4年間を通していい経験も悔しい経験も全て自分の財産になりました。2度の挫折から仲間との絆、勝利の喜び、やり続ける事の重要性、そして逆境に立ち向かう力を学ぶことが出来ました。
最後に、大学4年間支えてくれた人達に感謝を伝えたいです。監督を始めとするスタッフの方々、そしていつもグランドに行けば笑わせてくれる同期や後輩。18年間何不自由なくサッカーを続けさせてくれた両親。
本当に感謝しています。
まとまらない文章でしたが最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも平成国際大学サッカー部の応援をよろしくお願いします!