【R6.11.30】ステイヤーズS・チャレンジCの予想+その他レース注目馬

【ステイヤーズS】

【予想印】

◎13シルブロン
〇11マイネルケレリウス
▲1ダンディズム
 かなりの穴狙いにはなりますがこの3頭に注目していきたいと思います。

【予想の概要】

 シンプルに上位人気が全く信用できないというのが大きい。
 抜けて人気になりそうなのが3頭。内からアイアンバローズ、シュヴァリエローズ、ゴールデンスナップですが、それぞれの信用しづらい理由から。
 アイアンバローズはシンプルに長期の休み明け。昨年の同レース覇者であり、私も本命を打った馬ですが、調教の動きは昨年と比べても下がる印象は否めず、重賞タイトルが欲しかった昨年とは立場が違うというのもあり、ここを使ってどこか(ちょっと具体的に思いつかないが…)次を狙っているのかなと感じる。昨年はかなり展開的に恵まれたというのもあり、今回は距離延長で先行したいであろうフェーングロッテンや、先行力のある延長馬が複数いるメンバー構成でそこまで恵まれることは考えづらい。人気サイドの中では買いやすい寄りではあるが、このオッズ、この状態で本命を打つかというと…という感じ。
 シュヴァリエローズはシンプルに距離適性が未知。これまでの競馬ぶりからすれば折り合いも問題ないし、長く足を使えるしで問題ないだろうとも思うが5Fスパートで最後まで止まらない保証もなく、前走最期の直線平坦の京都で実績を出した馬が中山替わりでどうなるか?
 また、参戦の意図としても来年の春天を目指せるかの試金石という感じで、ここで何が何でも結果を出したいということではない。しかもディープ産駒が一気にパフォーマンスを下げることも珍しくない58㎏を初めて背負うというのは怪しすぎる。この人気では買えない。
 ゴールデンスナップはシンプルに牝馬のゴールドシップ産駒を中山の長距離戦で買うかね?ということ。ゴールドシップ産駒の傾向として平坦巧者で切れ味に欠けるというのは特徴として顕著に出ており、競馬場別の芝コース成績を見ると東京、新潟、そして特に中山が悪い。最後に坂がある阪神大賞典で上がりを使って5着に好走しているじゃん!と思うかもしれないが下りで勢いをつけてから2m駆け上がる阪神と短い直線でスピードにも大して乗っていないところから3m駆け上がる中山では話が違う。実績を見てくださいよ、連帯しているの京都と札幌だけですよ。ほとんどそこしか使っていないというのもありますけれど、そんな馬を中山で人気で買いますか?って話です。

 以上の通り上位の3頭は人気で買う理由なし。ゴールドシップ産駒というだけで同じくある程度人気になりそうなメイショウブレゲも切り、ミクソロジーは買いたいと思っていたけれど調教から状態が上がって来ているように見えず、前走の止まり方含めメンタル面に課題がありそう……と5人気まで広げても買いたい馬が見当たらない。ならば思い切って穴から行きましょうということです。

 シルブロンとダンディズムは昨年のステイヤーズSの走りが悪くない。ダンディズムは持ち前のスタミナと折り合いの良さを活かして内でじっくり足を溜めながら最後まで足を伸ばすも前有利のキレ勝負で届かずも馬券内まで0.6秒差、掲示板内は上手く逃げたアイアンバローズは恵まれたとしてもテーオーロイヤル、マイネルウィルトス、ワープスピード、キングズレインとかなり強いメンバーが揃っていた昨年で6着ならば十分評価できる。今回最内ゲットして調教時計もいつも通りの好時計、長丁場で戸崎騎手に乗り替わりならば信頼できる。
 シルブロンはそんなうまく立ち回ったダンディズムと対照的に終始外々を回しながら長く追いどおしでも上がり3Fはダンディズムと同じ34.4、能力だけならばこちらの方が上と感じさせる内容、調教の動きは昨年との比較、重賞で好走したダイヤモンドSとの比較でみても今回の方が良く見せる。
 ダイヤモンドS以降馬券から遠ざかっていることで今回大きく人気を落としているが、不良馬場のAJCCで後方から上がりを使ってチャックネイトに0.4差の6着は悪くないし、前走のタイランドCは休み明けでー16㎏、パドックでもカリカリしながら発汗目立ち、明らかに状態面で厳しかった。レースでも出遅れで後方、外々回して押し上げようとするも競馬にならずの大敗、これは度外視でいいでしょう。
 これで昨年1桁オッズ、長距離重賞で実績もある馬をこの人気で買えるならばここから行くしかないでしょう。マーカンド騎手が昨年もこのレースで騎乗しているというのも非常に心強い。昨年逃げ切りを許したことを踏まえて馬郡全体がアイアンバローズを意識して前がかりになってくれれば差しに向く可能性もあり加点要素も多い。
 マイネルケレリウスは距離は未知ではあるものの適性に期待したい。脚質は2000だと追い込みよりの差。折り合いには全く問題ない上にかなり長く足を使うことが出来るし、結果が出たレースは脚質故に前が早仕掛けで潰れたレースを一頭後ろからスタミナを活かしての差というのが多く、長距離で化けてもおかしくない。これだけでも期待できるが、もう一つ期待したいのが昨年の中山の傾向。高めのクッション値での開催となった昨年の中山はハーツクライ産駒無双で東京実績がある馬の激走が目立っていた。今年もそうなれば東京コースで上位の上りを使って勝利しているこの馬には大きな加点要素、トニービンの血がこのステイヤーズSで火を噴いてもおかしくない。ということで対抗に評価。(東京実績が活きるならばダイヤモンドS実績のあるシルブロンにも追い風)

【まとめ】

 ということで穴目3頭から勝負していきたいと思います。印を回していない中で買いたいなと思う馬はいないのでこの3頭だけで馬券を組みたいと思います。
〇単勝・複勝 シルブロン
〇ワイド 3頭ボックス
〇馬単 シルブロン-1.11
 絞ってこれで行きます。シルブロンの複勝が7倍以上つくのでここが当たればマイナスは無い感じの配分にして人気サイドで決まったら仕方ないレースと思って割り切って少額で狙います。

【チャレンジC】

【予想印】

◎1ディープモンスター
〇5アルビージャ
▲3バビット
△6コガネノソラ、4マキシ
 ここはディープモンスターからで迷いなし、今度こそ重賞勝利を。

【予想の概要】

 事前の出走予定馬だとテーオーシリウスもいて、バビットとアウスヴァールとの3頭で激しい逃げ争いからハイペースかなぁと思っていたがふたを開けてみればテーオー不在、アウスヴァールの調教が近走からはかなり落ちるイメージで外枠だとあまり競りかけられない可能性までありそう、内からバビットが楽にハナを確保してマイペース逃げまでありそう。
 内目にまずまず先行したい馬も多いというのもあり、バビットの後ろにディープモンスターがつけられれば恵まれることは必至、インがタフな馬場ではあるがタフなのはインだけではないので結局ロスなく回した方が有利。ディープモンスターはタフ馬場適性も高く、斤量57㎏ならば問題なくこなせる。むしろ気性的に厳しい面もあるので、多少足元が走りづらいほうがかかりづらく、バビットがマイペースでもミドルペースくらいで刻んでくれればかなり競馬がしやすい。斤量が57㎏になったタイミングで厚く買いたいとも思っていたのでここは迷わず。
 アルビージャはシンプルに前走のオールカマーを評価、休み明け2走目で着実に調子を上げてきており、スローでイン前が恵まれた中を外々回しながら追い上げての5着、持続力が光った内容であり、今のやや時計がかかる小回り京都はベストに映る。使いつつ着実に上昇気配はあり、ルメール騎手に乗り替わりならば逆らわなくてもいいかなと。
 バビットは無理せず逃げられれば血統、タフ馬場適性も相まって恵まれる可能性大、先週の傾向が継続するならば余裕をもって直線を迎えられればイン前からポジションなりに良いところを通せる。
 コガネノソラは前走の秋華賞は9着も斤量増&距離延長分でラスト1F止まったかなという感じで、大きくは負けていない。これまでの結果を見るとペースや舞台を問わず堅実に同じ程度の上りを使って最後詰めてくるという感じなので、開催が進んだ小回りコースというのは適性的にベスト、調教からも出来落ち感が無いどころか、前走を使って上昇気配というくらいであり、丹内騎手に手が戻るタイミングのここで狙いたい。
 マキシは着実に力をつけてきており、前走は前有利の展開を無視するような感じの2着、内枠からある程度のポジションで折り合いをつけられればあとは最後届くかどうかの勝負。調教が加速ラップだったらもう一つ評価をあげたかったが失速ラップなので抑えまでという感じ。

 ラヴェル、セイウンハーデスは特に悪いところないけれど、外枠分割り引いて印は回さずという感じ。
 ダノンエアズロックは8枠から人気で買いたいという感じでは無く、ボルドグフーシュは休み明けで仕上がり甘目のタイミングでこの人気では買えない。
 唯一内で印が回らなかったエピファニーは折り合いを気にしてスタートから押して出さなかった結果ディープの後ろになった時に切れ味勝負で届かない可能性の方が高いかなというのと、結果が出ていた小倉の2走と比べると仕上がりも甘めかなと映るのでちょっと狙いづらいかなというところ。

【まとめ】

 ここはディープモンスターで間違いないかな……と思っているんですがどうですかね?今のところそんなに人気していないのでこのまま買いたいんですが……馬券的にはオッズ次第ではありますがベースは
〇単勝 ディープモンスター
〇ワイド 1-印4頭
〇3連複 1-3.4.5.6
 ですかねぇ…このままのオッズならば単勝とワイド本線のイメージですね。1桁オッズになれば馬連、馬単あたりを添えて跳ねるのを期待する感じになるかなぁ。
 まあ、いずれにせよ単勝メインで応援ですね。

【その他注目馬】

【中京】

(1R)
 2ミストラルフェザー
(2R)
 13クレイジーディス
 テンのスピードはある。前走は先行争い激しくハイペースの外3頭目、直線では早々に手ごたえが悪くなったが、止まり方に違和感ありで度外視。今回休みを挟んでしっかり立て直されており、斤量減ならば。スムーズにパワポケビーの番手を取れたりしたらかなり熱い。
(3R)
 5フイノマジワリ
 タフな展開になった時に狙いたい馬。
 若手騎手ばかりの中京1800は極端に最初の直線でのポジション争いが激しくなりがちなので恵まれる可能性高そう。
(4R)
 14カウンターセブン
 地力高い。初ブリンカーで勝ち切り。
(6R)
 12クアトロジャック
(8R)
 6パシフィックルート
 超大型馬の休み明け不安ではあるが、短縮のカナロア産駒で中京。調教も良ければかなり狙い目。
(9R)
 7アルタビスタ
 前走は先行勢には苦しいレース。勝ったバロネッサが強かったのもあり粘り切れなかったが4着は優秀。今回斤量+2㎏のタイミングというのは気になるものの、内目の好枠からスムーズにポジションとることが出来れば。
(11R)
 4フルメタルボディー
 前走穴目で勝利しての昇級戦だが前に行ってのワンペース消耗戦ならば強い。メンバー的に逃げられればかなり熱いし、外からイティネラートルが強引に主張してきて来たらそれはそれでインの2番手で恵まれそう。調教も引き続き良く、連勝に期待できそう。
(12R)
 13ファーヴェント
 休み明けで立て直し。調教時計も良くここは通過点にしてほしい。

【京都】

(1R)
 9キャリーグレイス
 前走はスタートいまいちだったが巻き返す形で先行。ハイペースに巻き込まれて大敗も敗因明確。減量騎手で中枠からスムーズにハナを主張できればあれよあれよもあり得そう。
(2R)
 7セディバン
(4R)
 2スキュア、6サウンドモリアーナ
(5R)
 6アルマデオロ
(6R)
 3スライビングロード
 前走は勝馬にも劣らないパフォーマンス。内枠捌ければここは固いと見たい。
(7R)
 9トーレ
 前走は休み明けで外枠からかなり強引目のハイペースで逃げ、流石に終い止まったもののスピード見せた。今回叩き2走目で100m短縮は大きい、スムーズにハナ主張できれば止まりません。
(8R)
 9ファイヤーウィップ
 前走は直線かなりバラバラとしたフォームになっていたが地力の高さから良く粘っていた。今回距離短縮でどこまでポジションを取れるか次第ではあるが、人気が無い内に狙っておきたい。
(9R)
 6ブルーサンセット
 調教の動きから上積み大きそうに見える。前走でタフ馬場のハイペース戦を経験しているのもプラス。スムーズに前目に行くことが出来れば。
(10R)
 2ペプチドヤマト
 前走は前半33.4で逃げる逃げ馬の後ろにつける競馬でハイペースに巻き込まれた形。自身も33.6のハイペースでは伸びることできず、差されての7着。引き続き調教良いので、内からスムーズにポジション取れれば今度こそ。

【中山】

(2R)
 5ラーナローザ
 前走は最内で出負けが響いた形。外に持ち出してからは直線で伸びることできており地力を見せた。今回延長ならばスムーズにポジションとりやすそうで、先行から前走のようなしぶとい伸びを見せられれば。
(3R)
 10フクノブルーレイク
(4R)
 15カージオイド
 大外枠は気になるものの先行力もあるのでそこまで厳しいポジションにはならないと期待。前走は長く足を使う展開で最後止まってしまったが悪くない内容。少し間隔をあけてここの舞台を狙ってきたのは勝負度合いも高そう。
(5R)
 7タケショウブラボー
(6R)
 1オリーブグリーン
(7R)
 8ルージュアズライト
 前走は福島でハイペース外回しでもコーナリングの上手さが目立った。今回もいい枠を取れたので、スムーズにポジションを取れればそのまま。
(9R)
 2ヴィンセンシオ
 前走は早めに抜け出して気が抜けたが、並ばれて最加速。幼さが目立ったが能力の高さも見せた。タフな新潟内回りの2000でしっかり加速してラスト11.1にまとめたのは評価できる内容。デビュー戦の馬体重492㎏と馬格もあり、中山2000も苦にせずこなせそう。調教からもスケールの大きさを感じさせる好気配。幼さはビュイック騎手のエスコートでカバーできると信じたい。
(10R)
 4アイファーグローブ
 ここは上位人気強いと思うが、タンゴバイラリン、メジャーデビューあたりにマークが集中して、アイファーグローブが楽逃げ出来たら恵まれる可能性もと期待。前走は初ブリンカーでハイペースの番手、今回ブリンカー2走目で単騎逃げ叶えば熱い。
(12R)
 2クリスアーサー
 前走の葵Sでは外枠から枠なりに外4頭目を先行、掛かり気味に前半33.6では消耗激しく、ロスの大きい競馬で終いは止まった。
 今回休み明け立て直しで調教も良い、河原田騎手に手が戻れば今日勝ちたい競馬をしてくれるんじゃないかなと期待。単勝厚めで。


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