【R6.12.21】阪神カップの予想

【予想印】

◎2ダノンスコーピオン
〇6ウイングレイテスト
▲13ダノンマッキンリー
△7アサカラキング8マテンロウオリオン
 これで行きまーす!

【人気サイド怪しすぎ】

 G1でも勝ち負けできるレベルの馬が何頭もいる今回、中々レベルの高いメンバー構成となりましたが……素直に人気から入りたくない。
 そもそも、距離延長ローテは疑いたいのが京都1400m。今回距離延長ローテでの参戦は内から
・ソーダズリング
・モズメイメイ
・ウイングレイテスト
・エイシンスポッター
・マッドクール
・ママコチャ
・ナムラクレア
・エトヴプレ
 と多め、ママコチャ、ナムラクレアが人気サイドになると思うが、どちらも基本的に距離延長が嬉しいタイプではない。ママコチャは好走パターンの終い11秒台加速にも該当していないし、ナムラクレアも調教の動きから来年の高松宮記念を見据えた調整過程に見えるし、外枠に入ってしまった今回わざわざ買うか?というところ。
 延長ローテで買うならば割り切った追い込み脚質か、逃げてマイペースにいけそうな馬。ウイングレイテストはこの枠並びならばアサカラキングを制して前に行けそうなので延長でも唯一減点無しで印を回した。

 また、人気で疑いたいのはマイルCSからの臨戦となるセリフォスとウインマーベル。
 セリフォスは3回連続で大きく負けていないにせよ馬券外と調子を落とし気味、溜めて終いを活かすか立ち回りの上手さを活かしたときにこれまで好走してきたが、ここに来ての初の1400戦で良さが出せるか。テンのスピードがそこまで早いわけでは無いのでポジション取りで後手を踏む可能性も高く、スプリント質のメンバーに入った時に早い流れに対応しての末脚が上位とはちょっと考えづらい。好きな馬なので引退レースで良いところを見せて欲しいものの、未知の要素が多い中でこの人気では馬券的には嫌いたい。
 ウインマーベルは追切がちょっといい時と比べると……という印象。全体時計が緩めで68.8、1400以下では早い時計での仕上げが好走時は多く、前走緩めたのは距離延長を気にしてのモノかと思っていたので今回も遅いのは意外。動きを見ても併せ遅れから追っての反応も悪く、ちょっと間隔を詰めての3走目で出来落ち感あり。それでも適性と能力だけで好走されるかもしれないが、これならば買っても抑えまでかなと。

 オフトレイルも前走との比較で調教の動きがやや落ちる感があるし、前走はあくまで外差がハマったと見るならば妙味は無い。

 上位人気がこんな感じならば穴から行きたいよねということで今回は狙っていく。

【それにしてもダノンスコーピオンはやり過ぎでは?】

 うーん……わかる。
 本命を打つのはやり過ぎ感があるのは分かるが今回は狙い時としては絶好に映る。
 長らく馬券から遠ざかっているが、1400に出走した際は大きく負けていない。
・2022京王杯SC 0.5差11着
・2023阪神C    0.7差13着
・2024京王杯SC 0.5差4着
・2024スワンS    0.4差9着
 良くはないけど悪くない。短縮ローテの時の方が良い競馬が出来ているので前走延長ローテでの出走は逆風だったと思うが、それでも0.4差に健闘。しかも映像を見れば分かるが、そもそもが外枠から枠なりに外々を回す競馬でロスが大きい進路どりになっていた上に、直線では進路が狭くなり手綱を引く不利があっての0.4差、スプリントを2走使って早い流れを経験させたことで着実に状態は上向いているように見える。
 今回内枠を引けたのは良く、メンバー的に先行のライバルはそこまで多くない。インの先行~中団前目に構えることが出来れば前走比ではかなりロスを抑えられるのもかなりの上昇要素。
 そして何より調教時計がかなり良い。
 これまでも調教では良く動いていたが、それにしても今回は好時計。一週前にCWで5F66.2から終い11.2-11.2の好時計で負荷をかけており、そこから最終追切はCWで4F52.7から11.1-10.9と強烈な時計をたたき出した。
 映像が見れないのがもどかしいが、前走が同じくCWで4Fから53.1から終い11.7-11.1であることを考えれば、かなりの上積みには期待できそう。
 ローテ、枠、調教と買いたい要素が多いにも関わらず全く人気が無いのであれば、狙ってみても面白いかなと。
 やりすぎじゃない!!現実的!!

【対抗以下】

〇ウイングレイテスト
 函館SS、アイビスSDの走りはかなり強く、G1級の馬と比べても遜色ない能力はある。
 前走は大外枠痛恨、腹をくくって出していったもののピューロマジックの32.1について行っての自信32.5-35.3では流石にね…と前走は度外視していいレベルの内容。
 今回は調教から安定の好気配、内目の偶数枠と好枠をゲットして、アサカラキングの一頭内と逃げのライバル相手に先手を打ちやすい並びも恵まれた。基本的にイン前からスムーズに進路を確保できた馬が恵まれると見ての予想なので、スムーズにマイペースで逃げられそうなウイングレイテストは高評価しておきたい。

▲ダノンマッキンリー
 1400への適性がかなり高い。前走は外差のバイアスが味方したとは言え2.3着がより後方から追い込んだ2頭、4.5着が先行から上手い進路どりで粘り込んだことを考えると大外枠から外々を回した上に中団のポジションからの競馬で押し切ったのはかなり強い。
 早い展開になってもいいし、スローからの切れ味勝負でも横の比較で見劣りしないと対応できる展開の幅も広く、調教も動いていてCデム騎手が鞍上であれば人気サイドでっも特に嫌う理由は無いかなと。
 斤量が57㎏になるところだけ気になるので▲まで。

△アサカラキング
 調教の動きが良い。ウイングレイテストの刻むペース次第では恵まれても良さそう。京都外回りへの適性が高く、実績もあり。前走の信越Sはタフ馬場で逃げ先行には中々厳しいレース。元々能力はあるのでここらで巻き返しに期待。

△マテンロウオリオン
 不断から調教では良く動く馬だが、今回はいつにもまして良い動き。
 ここ2走の内容はまずまずであり、状態は上向き。全く人気が無いのであれば抑えておきたい。22年NHKマイル組の復活に期待。

【まとめ】

 ということでダノンスコーピオンが復活するならばここと見て狙っていきたいと思います。
 馬券としては
〇単複 ダノンスコーピオン
〇ワイド ダノンスコーピオン-6.13
〇3連複 2-6.13-6.13.7.8
 基本的にはダノンスコーピオンの単複をメイン。他は当たればラッキー程度に抑えて置く感じで行きたいと思います。
 ドウデュースが有馬を回避して引退、セリフォスもこのレースをラストランに引退、21年朝日杯で馬券内に好走した2頭がターフを去る中、ここでダノンスコーピオンが復活のVを決めてくれるのは物語としても中々熱いかなという期待もありつつ、波乱を狙っていきたいと思います!!

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