【R6.9.1】小倉2歳Sの予想
【予想印】
いきなりですが予想印から
◎9タマモティーカップ
〇10アーリントンロウ
▲8エイシンワンド
△12エイヨーアメジスト
これで行きます。
【予想の概要】
ややこしいことは無いです。シンプルに外差想定です。
まず土曜日、大雨で不良馬場の中開催したせいで内は大荒れ、まだ後半の開催を残しているのに既に今年の高松宮記念週以上に荒れていますね。
明日はほぼ雨量は無い予報なので、馬場は回復していくとは思いますがイン前が厳しい状態からは変わりないでしょう。
そもそもが前走時点で前半3F33秒台を経験しているのがレイピア、アーリントンロウ、エイヨーアメジストの3頭しかいないということもあり、内二入ったレイピアについて行くだけで前に行きたい馬は苦しくなりそう。
差しに展開が向くと考えた時に、前走の内容目立つ馬がちょうど外枠に入ったので逆らわずにそこから。
【各馬の評価】
◎タマモティーカップ
前走は34.6-34.6のイーブンラップで上がり最速の差し切りと時計的には目立たない内容ですが、時計よりもフォームから感じられる素質の高さと終いの伸びを評価して、本命。
初戦の内容としては逃げた馬がそこまで早くない34.2で引っ張ったが終い止まって2番手にいたセルヴァンスが手ごたえ良く抜け出し、ラップ的にもこのまま押し切って然りというところを更に外からグイッと一伸び。開幕2週目でまだ内有利のコンディションを差し切ったのは評価できるところであり、負かしたセルヴァンスも次走すぐに勝ち上がり。倒した相手のレベルが低かったわけではない。
初戦はCWでの仕上げだったが、今回は最後一追い坂路で好時計、一週前に終い11.7-11.1とCWでもいい時計を出せており、初戦を使っての上昇を感じる。
血統的にもデクラレーションオブウォー産駒ということで、1200だとトップスピード不足し勝ちだがこの荒れた時計のかかる馬場は適性にマッチ。無理にポジションを取りに行かず馬のリズム重視でしっかり末脚を引き出してくれる長岡騎手継続騎乗も非常に心強く、前が苦しくなったところを外から持ち前の大きなストライドでグイッと差し切ってくれることに期待したい。
〇アーリントンロウ
前走は言わずもがな新潟1400の2歳レコードを更新したハイパフォーマンス。今回距離短縮ローテで外目の枠に入ることが出来たのはかなり恵まれたところであり、初戦では33.7の末脚も見せることが出来ているので順当に外追走から直線伸びて来れば勝ち負けの能力有。
対抗に落としたのは最終追切の時計があまりにもあっさりだったため。2歳戦でここまで仕上げがあっさりの馬が勝ち切るイメージが無く、そこで評価を落としたが、前走のパフォーマンスと枠の利を考えると対抗以下にはできない。
▲エイシンワンド
初戦で見せた終いの伸びは強烈。スローからの瞬発力勝負ではあったが今回も出走しているクラスペディアをぐんぐんと引き離し0.2差快勝。終いも33.5と時計的にも目立つ。
今回▲までとしたのは前走があまりにもスロー過ぎたため。35.7-33.5では相手強化追走スピードアップで終い伸びきらない可能性もあるとの判断。
調教の動きも良く引き続き状態良好、血統的にも追走が厳しくなるのはポジションを下げることでカバーできると思うが果たして……
中京1200の幸騎手はCBC賞でも勝ったように信用できる条件ですのでここは逆らわず。
△エイヨーアメジスト
前走渋った馬場で33.6のハイペース番手追走。33.6-37.3と超前傾ラップで苦しい経験をしているのは一つ大きなプラスポイント。前走は斤量が+1㎏だったタイミングでもあり負荷も大きく、2着でもそこまで評価を落とす必要はないかなと。
Xでもポストしましたが今回調教で抜群の動き。メンバー内でも前走からの伸びしろはもっとも大きそうで、これが人気薄で買えるならばお買い得と積極的に評価したい。酒井騎手への乗り替わりも悪くなく、前走の経験を活かして外から逃げ勢を見る形で折り合えれば。
(抑え)
6ベルビースタローン
渋った馬場で34.0-36.6と結構負荷の強い内容。距離短縮ローテもあって勝ち切ることが出来たと思うが、早いペースの追走経験がある馬が少ない今回のメンバー構成では一つ評価できるポイント。
枠並び的にもレイピアの後ろにつけることが出来そうであり、前に馬を置きながら折り合って、直線少し外に持ち出すような立ち回りができれば展開的に恵まれる可能性も。ということで抑え。
13エンドレスサマー
前走は内を上手くいかしての好走という感じ。展開的には逃げたニシノラヴァンダを躱せてしかるべきだったと思うが一伸び欠いての3着はやや底が見えた印象。それでも一度強いメンバーと対戦経験があるというのはこの時期にして大きなプラスポイント。大外枠は流石にプラスとは捉えづらいが内に入るよりはましと抑えまで。
(軽視)
レイピア
出足が早いので今回の逃げ候補筆頭。馬場的には逃げて恵まれる可能性は薄そう。前走のハイペース逃げ切りは短縮ローテの恩恵も大きかったと見て今回は軽視。
クラスペディア、ケイアイマハナ、アブキールベイ
レイピアが逃げた場合に枠並び的にインの馬場が悪いところに閉じ込められてしまうのが内枠の3頭。流石に不利と見て今回は軽視。
ポートデラメール
前走408㎏とかなり小柄。末脚は切れたがその分どスロー展開、今回横の比較でパワー不足と見て。
ホウオウブースター
前走未勝利勝ちも時計目立たず、調教も横の比較で一つ迫力見劣りでちょっと上位に取る理由を探せなかった。前走は短縮ローテも効いたと見て。
ジャスパーディビネ
能力はあると思うがこの馬に限っては枠が良くない。この馬はFrosted産駒だが、ジャスパークローネしかりラチを頼れない競馬になると途端にパフォーマンスが下がる傾向あり。初戦の行き脚、馬場の状況、枠並びを考えても今回はラチを頼った走りにはならなさそうで一つ大きなマイナス。
調教の動き非常に良く、康誠騎手だと下げてラチ沿い強襲の追い込みが少し怖くはあるが、それができるような馬場状況でもないのでここは軽視。
【まとめ】
ちょっと明日の中京はトラックバイアスがきつそうですね。
流石にここまで内が荒れると、現時点でのパワーが不足する2歳馬が前で残るイメージが沸かず、小倉開催の時と同じように外を気持ちよく伸ばした馬が好走するレースになるかなと。
馬券はオッズが出てから詰めようと思いますが、基本的にはタマモティーカップの単勝、馬連をメインに勝負しようかなと思います。
タマモティーカップは初戦の走りの印象からはスタミナもありそうでフォーム含めてマイルまでは守備範囲に入りそう。渋った馬場ならばその適性が活きると見て、長岡騎手とのタッグで躍進に期待したいですね。
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