【R7.1.18】日経新春杯&京成杯の予想

【日経新春杯】

【予想印】

◎8ロードデルレイ
〇15タッチウッド
▲6メイショウタバル
△1マイネルエンペラー、7ホールネス
×11.14.16
 こんな感じで行きたいと思います。

【予想の概要】

 このレースは難しいというか、何というか、予想のとっかかりが見つけづらいですね。
 ハンデ戦の非根幹距離というだけでもややこしいのに、どれが逃げるのかもわかり辛いメンバー構成、トラックバイアスも刻一刻と移り変わる中で土曜に急にクッション値も上がるし……
 もーーーーーー分からんのでここは素直に強いと思う馬から買いましょう!!というのが半分。

 あとは展開から求められる適性を考えると、今回はメイショウタバルが逃げるのか逃げないのかが読めないのがネックで。
 仮にメイショウタバルが逃げなかったとしたら逃げ馬がペースを早くして引っ張るということは考えづらい。サンライズアースがダービーで捲ったのを筆頭に切れ味勝負にしたくない馬が何頭かいるので、タバル以外の逃げならば前半はミドルくらいで進んだとしても、道中で何かが動いて長く足を使う展開。タバルが逃げた場合は自然と下りのタイミングで加速してしまう癖があるので、神戸新聞杯の時のような息の入れづらいタフな流れが想定される。
 いずれにせよ簡単に前で決まるような展開は想定しづらいので、タフなレースでもしっかり末脚を使える馬や、前に行ってのロンスパでもしっかり末脚をまとめ切った経験を持っている馬を選ぶのがやはり良いかなということで印を回しました。

【各馬の評価】

◎ロードデルレイ
 素質は重賞級どころかG1級だと期待している馬。中々順調に使えていなかったが、アンドロメダSからは続けて使えるようになって今回3走目。陣営的にもここでしっかり賞金を加算して、昨年除外となった大阪杯に狙いを定めたいところでしょう。それに答えるように馬も使いながら良くなってきており、調教の動き、時計ともに前走以上。状態的にはでき落ちを心配する必要ない。
 白富士Sを勝利するまでは、あまり追走力を求めらることはなく、早い流れになったのは唯一馬券外になった神戸新聞杯くらいだったが、スローになったときの末脚の破壊力は凄まじく、白富士Sでは後半1000mを56秒台で突き抜ける異常な強さ。
 アンドロメダSと前走の中日新聞杯ではデシエルトが逃げて展開を作り、どちらも道中で緩むタイミングのない流れた展開となったが、なんとか対応して2着確保、逃げ馬を捕まえることこそできなかったが、これまで不足していたハイレベルな流れに対する経験を積めたのは非常に価値がある。
 前走はキャリアで初めて上り3位以内を逃すなど、これまで末脚一本で勝負してきたところから馬も変わってきており、西村騎手継続騎乗で、ここをしっかり勝ち切って、G1にコマを進めてほしい。

〇タッチウッド
 私の予想を前から見てくれている人ならば覚えているかもしれないが、共同通信杯、皐月賞で本命を打った馬。
 その時に高く評価した理由は、まず初戦でやや重の阪神2000でデビューして逃げから後半58秒台にまとめる凄まじいタフ馬場適正とスタミナ、末脚の持続力を示したこと。
 そして共同通信杯ではスタート出負けから掛かり気味にポジションを上げるかなりスタミナを要する立ち回りから、初めての東京の長い直線、ファントムシーフにこそ差されたがなんとか上りをまとめて2着確保の好内容。
 ここまではまだ気性に課題があり粗削りではあるものの底を見せていない素質馬というキャリアだったが、雨の皐月賞、かなり掛かってしまい前半58.5の破滅的なペースを作る一因となってしまった。直線を向くころには走りもバラバラになってしまい最後は全く競馬にならずの大敗。
 そこから音沙汰なく、1年7か月の休み明けで迎えたのが前走。最内枠と3歳のころのタッチウッドからしたら気性的には厳しい枠を引いてしまったが結果は1着快勝。スタート五分に出たところからポジションを取りに鞍上が促してハナに、以前ならば一度促された段階で折り合いを欠いていそうなところだったが、指示に従って暴走することもなくピタッと折り合って前半1.01.4のスローに落とすこれまでからは想像できないほど上手な競馬。このペースにした時点で勝ちと言わんばかりにコーナーからペースアップ、後半5Fは12.4-11.7-11.3-11.3-11.4で58.1、逃げ馬にこれをされては後ろはどうしようもない。休み明けを感じさせない完成度の高い競馬でOP入りを果たした。
 この馬のストロングポイントは高い先行力とスタミナ、タフ馬場を苦にしないパワーに加えて非常にコーナリングが上手い。ここら辺かと思うが、追走力とコーナーでの機動力が重要になるこのコースでは打ってつけ。追切でもかなり素軽いフットワークで動くことができており、一度使っての上昇にも期待できる。オッズもある程度付きそうということであれば期待も込めて狙いたいタイミング。

▲メイショウタバル
 能力が高い馬であることは言うまでもないとは思うが、神戸新聞杯の内容は楽に逃げたように見えて後ろの足を削るような流れを作っており、かなり優秀。前走は大きく崩れてしまったが、敗因は明確。今回立て直しで実績のある舞台というのは悪くない。
 高く評価したい理由として大きいのは調教の変化。時計的にはこれまでとそう差はないが動きから力みが取れて精神面での成長が大きい。
 これまでの映像だと鞍上もかなり手綱を短めにもって制御するので精一杯という感じだったが、今回は気持ちゆったり目に手綱を構えて余裕のある騎乗、合図にもしっかり反応して加速するなど、かなり上積みに期待できる。
 前に逃げ馬を置きながら前で構えることができれば多少タフな展開になってもしっかりこなしてくれると期待して▲。

△マイネルエンペラー
 中々3勝クラスを勝ち切れなかったが、前走はデットーリ騎手騎乗でポジションを取る競馬ができた。比較的前に楽なペースにはなったが、ポジション取りに足を使ったうえでシェイクユアハートをしっかり凌いだのは評価できる。
 ゴールドシップ産駒らしくタフな上りのかかる展開で末脚を延ばすのは得意なので、今回最内で中段あたりに構えることができれば適性にはまると期待。

△ホールネス
 牝馬ならば現役の中でも屈指のスタミナと末脚の持続力。
 前走は前2頭が理想的な立ち回りで進出する中、ただ一頭窮屈な進路で内から進出。それでもしっかり3着確保できるんだから地力が高い。
 今回牡馬に混じってのG2ということで疑われているのかもしれないが、末脚のキレよりもタフな展開がお望みのこの馬からすると、変に牝馬限定に出るより適性にハメやすい。
 能力のわりに疑われている印象なので、ここは素直に高評価。

抑えは休み明けでもかなり乗り込んでおり、いきなりでも動けそうなサンライズアース、前走菊花賞4着を素直に評価、調教も良いが外枠微妙で信用しきれないショウナンラプンタ、OP入り後結果は出ていないがタフなレースが続いているので今回差しが効く展開ならばアルゼンチン共和国杯の時のように出番があってもよさそうなマイネルメモリーの3頭で。
 ヴェローチェエラはハイレベル戦の経験の浅さが響きそうなタイミングと見て軽視。

【京成杯】

【予想印】

◎5ガルダイア
〇14パーティハーン
▲8ゲルチュタール
△4インターポーザー、12ドラゴンブースト
 これで行きます。

【予想の概要】

 予想の方針はかなりシンプルに。
 土曜日は急にクッション値が上がって10.7、これに呼応するように芝でスピードが出るようになっており、12Rの1勝Cでも2分を切る走破時計が出る高速馬場に。ならば早いペースの経験と決め手が重要になるでしょうということでこの予想印になっています。

【各馬の評価】

◎ガルダイア
 本命はガルダイア、ゲルチュタール、パーティハーンの3択かなぁと思っていましたが、高速馬場でこの並びならば追走力が高く、このメンバーなら決めても上位のガルダイアから。
 まず初戦の内容が凄まじく、新馬戦らしいスローな展開をかかり気味にハナに、コーナーも逆手前と幼さ全開だったがそんなのモノともせず上り最速で押切、ゴール後も余裕あり。
 そして前走は距離短縮でベゴニア賞に、マイルらしい早い展開でレースラップが1000通過58.0、ガルダイア自身も59.3で通過と新馬戦から比べるとかなり速いスピードを経験できたのは大きい。直線では前が止まり切らずに差し損ねたが上り最速でまとめて悪くない内容。そしてこの1000m通過はこのメンバーが経験しているラップで2番目に早い(最も早いのはドラゴンブーストの未勝利勝ち)。
 距離延長ローテはやや不安ではあるものの、前走のゴール後はあっという間に前を交わして先頭に立っており、距離が伸びても問題なさそう。
 初の右回りではあるが、調教の動きからは問題なさそう。折り合いの難しい馬を乗りこなすのが上手い杉原騎手への乗り替わりならばなんとかしてくれると期待。

〇パーティハーン
 大外じゃなければこちらを本命も考えたが流石に強気に軸にはしづらい。
 初戦は内をついて早め進出も外伸び馬場で切れ負け。一度叩いての上昇が大きく、前走は京都2000を逃げて後半58秒台にまとめて快勝。
 今回大外になってしまったが、スタートがいいのである程度のポジションにはつけられそうだし、前走タフな後半ラップを自分で作ってこなしているので、今回多少流れたペースになったとしてしぶとく足を使ってくれると期待。
 調教時計も友道厩舎の最上級パターンで動きも良い。クラシック戦線に向けて確実に賞金を加算しに来ている仕上げに見えるので、ここは逆らい過ぎず評価。

▲ゲルチュタール
 葉牡丹賞の時計は凄まじく、同舞台でレコード決着を経験しているのは評価。
 枠、調教の動きとも悪くないが、3番手評価にしたのは、追走スピードとコーナリングの機動力が気になった。前走は上り34.5にまとめてはいるものの、ハイペースで止まった前が下がってくるのをコーナーで交わして、後方待機だった分終い足が残っていて直線で上がってこれたという感じ。ミドルペースくらいに落ち着いて、コーナーで前も余力が残っていた時に交わしてポジションを上げられるほどの機動力があるかは疑問が残る。
 また、追走時のピッチもややゆったりとしており、前走はその点でも揉まれない後方外目での追走がハマった。むしろ前走比でレース全体のスピードが落ちたときに、追走が窮屈になりそうと懸念。
 三浦騎手にテン乗りというのもやや不安を感じるので、前走の時計から人気になるならばこの評価まで。

△インターポーザー
 初戦は超タフな馬場だった9月末の中京で終始外外を回す先行競馬で終い伸びきれず3着と敗因明確。
 前走は中京で外々を回してスローの楽逃げを決める先行勢を一気に飲み込んで快勝と底を見せていない。
 調教の動きも良く、このメンバーでも勝ち負けできる素質を持っていると思うが、早いペースへの経験がないので△まで。

△ドラゴンブースト
 すでに重賞を2走経験しており、強い相手との対戦経験はこのメンバーで魅力。もともとマイルを走っていたこともあり早いペースへの経験も豊富。
 前走の朝日杯では終始枠なりに外々を回されながらもアルテヴェローチェと着差なし。デイリー杯2歳でも2着と力を見せており距離は違えど実績上位。距離延長への対応がカギだが十分チャンスありと見て△。

 抑えは調教の動きが良く、前走は中山1800で未勝利勝ち、コーナーでの機動力もあるニシノエージェント、重賞経験豊富で、距離さえこなせれば一発ありそうなコスモストーム。

 人気のキングノジョーは新馬の内容そこまで目立つものではなく、調教の動きもあまりよく見えないので思い切って飛び期待。

【まとめ】

 今週の2重賞はこんな感じで。
 馬券としては
◎日経新春杯
 〇単勝 ロードデルレイ
 〇ワイド 6.8.15 BOX
 〇3連複 8-1.6.7.15-1.6.7.11.14.15.16
 をベースにオッズとパドックを踏まえて調整。

◎京成杯
 〇単勝 ガルダイア
 〇ワイド 5-8.14
 〇3連単 5-8.14-4.8.12.14(2.7)
 をベースに単勝、ワイドメインで狙っていきます。

 今週はどっちも難しそうですが、当たればそれなりに跳ねそうな気配なのでハマってほしいですね。
 特に日経新春杯の本命対抗はどちらもかなり期待している馬なので、ここで一つ結果を出してほしいです。
 京成杯は人気上位のキングノジョーとパーティハーンがかなりの高額馬というのがやや引っかかる。私の記憶が正しければ、まだ市場取引価格が3億円を超えている馬は重賞勝ち0だったと思いますが、キングノジョーは341,000,000と3億越えホース。このジンクスを突破することはできるのか……ガルダイアは新馬戦を見た時点でかなりスケールの大きい馬だと思ったので、ここは上手く突破して、クラシックにコマを進めてほしいです。
 では、明日の競馬も楽しみましょう!

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