有馬記念の追切評価
・アイアンバローズ(B)
最終追切は栗東坂路で仕上げ。全体時計を53.2にまとめながら12.7-12.7のイーブンラップ。直線を向いて投資窺える走りもしっかり折り合いがついている。理想としては終い手綱を緩めたタイミングではじけて加速して欲しかったが、イーブンラップだったのは及第点ではあるものの一つ物足りない印象は否めない。
動き自体は力強さあり、引き続き好調キープに見えるが、前走からの上積みには期待しづらそう。前走並の状態でどこまでか。
・ウインマリリン(B-)
能力高い馬ではあるので一週前から質の高い動きは出来ていたものの、絶好時と比べるとまだまだ体のハリ艶、動きの伸びやかさ物足りずで最終追切でどこまで状態をあげることが出来るか。
最終追切は単走で馬なり。一週前よりは幾分動き軽快でスピード感も増し、状態は上がってきたと思うものの、絶好の出来かと聞かれると一枚落ちる印象はぬぐえない。
十分能力が発揮できる状態までは仕上がったとは思うものの、メンバーが揃ったG1で強く買えるほどの出来には見えず、ここはやや評価が下がる。
・シャフリヤール(A)
香港から帰国後、検疫を経てそのまま中山競馬場入りということで今回に向けての追切は中山芝で消化。
馬体は見栄えよく、メリハリあり。芝なので時計が出るとは言え非常に楽な動きで終い11.2は素直に評価できる。香港に向けてしっかり仕上げられていたと思うがそこから2週間のスライド出走、出来落ちは無いかもしれない。
これまでの追切映像と見比べても、動きにも馬体にもいい意味で余裕があるというのが素直な印象。メイダン、札幌、サンタアニタとそれぞれ異なるタフな舞台で強い相手と鎬を削ってきた結果が馬体と走りに表れており、この臨戦過程が嫌われるのであれば、妙味ありと見て良いのではないだろうか。
・ジャスティンパレス(B+)
一週前はCWで併せ馬。しっかり体を動かして直線では併せ馬を突き放す動きは出来ていたものの、ラップとしては失速ラップ。追われての反応にも鋭さを欠く印象で、体の動きを上手く推進力に変え切ることが出来ていない。前走で激しい競馬を追い込んだダメージが幾分残っているのか不安が見える内容。
日曜日に坂路で56.1を挟んでいるが終い13.2-14.1と失速ラップになっており、最終追切の動きがどうなるか。
その最終は坂路で単走。53.3から終い12.7-12.4と加速ラップで〆ることはできているが、動きからはやや活気欠ける感否めず、鞍上の合図への反応も良いころと比べると一枚劣るか。
春の動きがかなり良かった分そことの比較では落ちるが、前走も坂路でゆったりとした時計で結果は出ており、今回も前走と比べるとそう差はない。追切からは強く買いづらいが、嫌う必要もなさそう。
・スターズオンアース(A)
一週前追切の時点で前走との比較で良化著しく、後肢の力強さとスピードの伸び目立っており、JCから間隔は詰まるもののダメージは感じられず、むしろ使っての上積みに期待できるのではないかと思わせる。
日曜日に坂路で55.0から終い12.3の加速ラップを挟んでおり、過程非常に順調。
最終追切はルメール騎手を背に3頭併せ馬の打ち方。まず遠目に見ても一週前より胸前の筋肉にハリが目立つ印象で状態の良さを感じさせる。併せること重点で終いは少し促して抜け出す程度だったが、合図への反応も鋭く、楽に伸びることが出来ていたのは評価できる。
同じく小回りのG1を戦った大阪杯の時と比べると、ストライドの大きさが増しているような印象を受けるので、中山コースでインをロスなく捌くことが求められた時などに、スピードに乗り切ることができるかは課題になるかもしれないが、状態面で割引なく。今年の中でもトップレベルの出来で臨めるかと思う。
・スルーセブンシーズ(B+)
一週前時点で活気みなぎるスピード感のある動きが出来ているものの、動きにはやや硬さがあるというか動きにゆとりがない印象。鋭い切れやトップスピードと言ったこの馬の良さを活かすためにはもう一つ柔らかみが欲しいところであり、最終追切でどこまで動きにゆとりを持たせることが出来るか。
日曜に坂路で55.8とまずまずの時計を挟みながらの最終追切。動きのキレはかなり上昇。スルーセブンシーズとしては珍しく長めから時計を出しての6F84.3から終い11.9-11.2の加速。コーナリングでは活きたがっているように見えるがためはつくれており直線でははじけるように加速。一歩一歩が力強く状態は整った。
ただ、一つ気になるのは一週前で感じた通り宝塚の時と見比べた時に動きにゆとりがない。宝塚の時と特に違って見えるのは前肢の動かし方、今回はやや叩きつけるような走りに見え、そこが硬いという印象につながっている。前走58㎏を背負って2400をこなしているので気にする必要はないかもしれないが初めての2500m、この動きで最後の勝負所までスタミナを残して持ち味を発揮できるかはやや不安。絶好とは言い難い。
・ソールオリエンス(B+)
一週前ではウインマリリンとの併せ馬で、内側を回しながら終いの伸び鋭く状態の良さ感じさせた。動きもコンパクトにまとまっており切れも良く、前走長丁場を使った影響は無さそうに感じる。
最終追切は5F69.2とかなり全体時計は緩めた内容で、馬場の外側を単走馬なりで楽な走り。足取り非常に軽やかで楽に走れているのは良く、これまでとの比較でも前後のバランスが良く3歳秋になって馬が一層大人になってきたという印象。そこまで強く促さずとも自分からぐんぐん加速して終い11.2は状態の良さを感じさせる。
最終追切でここまで全体時計を緩めたのは気になるものの、皐月賞時の仕上げ方に近く、結果も出ているのでそこまで気にする必要はないかと思う。
前走よりも状態に上積みに期待ができそうな動きで安定感も増しており、これならばコーナリング云々は全く気にしなくても良さそう。
自分の競馬に徹して、展開がかみ合えば十分にチャンスがある。
・タイトルホルダー(B-)
昨年の凱旋門賞以降、前の出に硬さが目立ちそれまで持っていた素軽さ、スピード感が欠ける動きになっていたが、2走前、前走とかなり改善が見られスピードの出る良馬場でも対応できる状態になっていたが、ここに来て1週前ではまた硬さが目立つ余裕のない動きになっている。走りに活気はあり、能力からトップスピードは出すことが出来るが、前走との比較で良くなっているとは言い難い。
日曜日に坂路で54.6から終い12.1と早めの時計を挟んでいるので、状態は良いんだろうが重要なのは時計ではない。最終追切でどのような動きになっているか。
その最終追切は併せ馬の内側で気合が伺える動き。見てわかる通り全体時計も出ており5F64.6、終いも時計として伸ばせているが、直線でなかなか手前が替わらず、やや前傾気味の走りで一週前よりはよいがやはりストライドは伸びきらず個人的には評価しづらい。
馬体にも充実感があり、陣営としては最大限有終の美を飾るために努力してきたことが感じられ、タイトルホルダー自身もそれを感じるかのように集中力あり気配も良く見せるが、それでもこれで逃げて残しきれるイメージはあまり沸かない。突然の雨でもあれば話は変わるが……
・タスティエーラ(A+)
秋2戦目、休み明けで菊花賞を使ってかなり馬が変わってきており一週前時点で力強さとスピード感非常に目立つ。動きの質高く、軽く促すだけでぐんぐん加速しており、状態の良さをうかがわせる。
日曜に坂路で55.3から終い12.6の加速ラップを挟みながら過程も非常に順調。
最終追切はなんというか……エグい。
目に付くのは”体幹の強さ”コーナリングから促されて加速しながらも体幹が強いのでスピードに乗りながら綺麗に体を内に傾けて力にロスがない。手前替え数完歩遅れたものの、左右のバランスが良いのでここでもロスが生まれず、コーナリングで加速したのがそのまま直線での伸びにつなげられている。そこから逆に直線では楽にそこまで強く促さずも更に加速して終い11.3。見た目以上に時計が出ているというのも良く、レースに向けて完全に仕上がったと見ていい。
メンバー内での比較でも力強さは上位であり、その走りの安定感、スピードの乗せ方を考えても中山適性も抜群。文句のつけようが無く上位に評価せざるを得ない。
・ディープボンド(B)
一週前の動きはそこまで悪くもないがいいともいえないというような感じ、かなり促されながら終い伸ばせており、全体時計緩めも11.5-11.6で伸びきらず。今年で一番いい動きだった天皇賞春の時は、強く促されてではあったが何とか伸ばすことが出来ていたので、最終追切でどこまで動きを伸ばすことが出来るか。
最終追切ではかなり動き良化。ブリンカーをつけた効果がかなりありそうで、単走でも行きっぷり良くストライドも伸ばせている。天皇賞春と同じくらいの状態に見える。当日もブリンカーをつけるとのことなので、これがいい方向に働けば、少し近走のズブさに改善が見られるかもしれない。
状態に改善あるとはいえ横の比較で上位には取れず、好走するには枠並びや展開の助けが必要だとは思うが一週前からの印象よりはかなりいい状態でレースに向かうことが出来そう。
・ドウデュース(A)
タフな馬らしく秋に入ってから2走ハードな競馬をこなしているがダメージは全く感じさせず、一週前時点で更に動きに良化を感じさせる。姿勢低くストライドの伸び目立ち、凄まじいスピード感での終い11.0。ここから最終追切でどこまで仕上がっているか期待が持てる。
最終追切はいつも通りポリトラックでの仕上げ。併せ馬の内側で抑えながらの併せ馬、直線では仕掛けに併せて加速し、終い11.0も併せ馬に遅れたのはやや気になる。まあ時計的に外の馬もかなり動いたというだけなので悲観する必要はないか。手前が替わらずに右手前のまま伸ばしたのもいつも通りであり、なんというかいつも通りのこの馬の良い時の動きという印象。
ここに向けて大きく上昇があるという感じではないが前走並の状態は維持できていると思う。あとは鞍上が主戦に戻ってこのスピードをどこまで実戦で生かすことが出来るか。状態面で割引はない。
・ハーパー(B+)
一週前追切ではドウデュースと併せて併せ馬の真ん中、直線では早めに抜け出してこれまでと比較しても目立つキレを見せて終い11.1-11.2と素晴らしい動きを見せた。これまで一つトップスピードに物足りさがあったのが課題だったので、ここで良質なけいこを積むことで上昇があれば面白い。
日曜にもCWでまずまずの時計を挟みながら、最終追切でもCW。
ここまでG1に向けては友道厩舎らしい終いのみ12秒台の加速ラップで仕上げられるパターンが多かったところからこの調整過程のズレは気になるものの秋華賞でもこれで3着に入っているのでそこまで気にする必要もない。
単走で馬場の真ん中あたりで楽な動き。一週前に強い稽古をした分、非常により動きが出来ており、時計的には目立たないもののスピード感があり、前走以上の状態に期待してもいいかもしれない。
ただ、横の比較でキレる馬が多い分ポジションを下げての競馬では分が悪い。積極的にポジションを取りやすい枠が必要とは思うが、前目で自分の競馬ができればチャンスがあってもいいと思える水準にはあると思う。オッズ妙味付きそうな今回どうか。
・ヒートオンビート(C)
一週前追切は3頭併せ馬の内側でしっかり負荷をかけられる内容。動きにはややモッサリした感じというか、重さがあるが、良く言えば力強さもあり今回の舞台が中山ということを考えればそこまで割り引くような動きではない。ただ、良い時と比べて絶好とは言い難いので最終追切でどこまで上げてくることが出来るかは重要。
最終追切は坂路で53.1から終い12.4-12.3と時計としては好時計。普通ならば歓迎するところだが今年の実績を考えても友道厩舎らしい終いのみ12秒台のゆったりとした坂路仕上げで目黒記念を勝利、前走も12.9-12.6と類似の仕上げで結果が出ているので、今回の早め時計でまとめたのは何とも歓迎しづらい。
動きの質自体は良く、一週前以上にスピード感があり、テンポよく登坂できているが、併せ馬に先着することはできておらず、絶好の動きとは言い難い。
実績的にも、しっかり仕上げられての好状態でG2を勝ち負けというところではあるので、今回相手関係強化で絶好とは言い難いという状態であれば、ここはあまり評価できない。
・プラダリア(A)
今年一年コンスタントに使われながらレベルの高いメンバーと経験を重ねてきたことで少しずつ馬が成長してきた。夏を超えての一つ壁を破ったような上昇を感じられるところであり、前走は久々の勝利を飾った。
それで馬も一段自信をつけられたか一週前の動きは非常に良い。CWで併せ馬の内側、コーナーでは抑えながらも手ごたえ非常によく、直線では手綱を緩めたのに反応してスムーズな加速。動きもどっしりと安定感ありながらスピード感あり、非常に良い状態で仕上がりが進んでいることが伺える。
日曜に坂路で56.2から終い12.7とまずまずの時計を挟んで過程非常に順調。そこから最終追切ではCWで単走。
馬場の外側を回しながらコーナーから直線を向く際の加速が良く、ラップ的には直線失速しているが、動き自体は伸び続けており、鞍上の仕掛けに反応して単走でも更にストライドを伸ばせているのは好感が持てる。
トップスピードが高いタイプではないが、重心が低めでバランスの良い体つきなので、中山は非常に適性にマッチしており、その適性を十分に実戦で活かすことのできる状態に仕上げられていると思う。
枠や展開の助けは必要だとは思うが、G1でワンパンチ足りないと思われるのであれば一つねらい目かもしれない。
・ホウオウエミーズ(A)
一週前はCWで併せ馬の内側、追走して直線では並びかけてから一気に抜き去るという、活気とスピード感にあふれる動き。馬場の内側を通した分ではあるが5F65.4終い11.5と時計的にもかなり良く、前走勝利時から好調をキープしており、この時点で既に十分に力を出せるだけの出来にある。
そこから日曜に坂路で56.5とまずまずの時計を挟んで、最終追切はCWで単走。
前走時は日曜にCWでまずまずの時計を出してからの仕上げだったが、今回は坂路に変わっており、より負荷がかけられた時計。陣営としてもここに向けて更なる良化を狙って勝負してきているのを感じられるのは好感。
肝心の動きもかなり良く見せた前走から更に良化を感じさせる。手前替えではややもたつくもそれが気にならないほどの安定感とバランスの良さ。スピードに乗ってからは体に伸びが、加速も鋭く、キレのある終い11.4。
馬体にもメリハリがあり、非常に状態が良いことをうかがわせる。全く人気はしないと思うが、追切の動きだけで考えると横の比較でも見劣りせず、トップスピードが求められない小回りの中山コースというのは適性に合っている。
全く人気はしないと思うが、大穴で紐に抑えてみたいと思わされる追切と言える。
・ライラック(A+)
全頭評価でも触れたが、一週前追切で最も良く見せたのはこの馬。
CWで併せ馬。馬場の内側を回しながら動きには非常に安定感があり、直線を向いての手前替えもスムーズ。加速する際は一歩一歩の力強さと推進力が目立ち、この時点で前走よりかなり大幅な上昇に期待できる。
そして最終追切は坂路で衝撃の時計。全体時計50.4_12.9-12.4-12.3-12.8と全て12秒台でまとめた鬼時計。これだけでも隠し切れない状態の良さをうかがわせるが、映像を見て度肝を抜かれた。
馬場の外側を回しながらスピード感素晴らしく、ここまで時計を出しながら力んだ感じはみじんもなく柔らか。直線を向いた瞬間の手前替えはあまりにもスムーズで非常にバランスよく体が仕上がっているということをうかがわせる。
今回との比較で言えば出来が一枚落ちると言わざるを得ない前走のパフォーマンスが展開に逆行して上がり最速僅差の4着とエリ女ではトップレベルのパフォーマンスを見せていたところから、大きく上昇がありそうな今回、このメンバーに交じって横の比較で全く見劣りない。
暮れの中山に、とうとうその素質が完全に開花する時が来るかもしれない。
【まとめ】
まず見やすいように整理。(左に書いているほうが上位です)
A+:タスティエーラ、ライラック
A:スターズオンアース、プラダリア、ホウオウエミーズ、ドウデュース、シャフリヤール
B+:スルーセブンシーズ、ハーパー、ジャスティンパレス、ソールオリエンス
B:アイアンバローズ、ディープボンド
B-:タイトルホルダー、ウインマリリン
C:ヒートオンビート
ちょっとタスティエーラとライラックの動きが抜けてよく見えました。どちらを上位に評価するか甲乙つけがたく、かなり迷いましたが僅かにタスティエーラの方が前走からの上昇度、全体的なバランスの良さで上回るかなと感じたのでこちらを上としました。
最終追切で想像以上の動きを見せたのは、ホウオウエミーズ。このまま回避が出ず出走馬が決定すれば恐らく最低人気になるとは思いますが追切の動きとしては他の有力馬とも遜色なく見えました。状態もかなり良いと思います。ディープボンドも評価自体はBまでとしましたがブリンカーの効果がかなりありそうで実戦で良いほうに働けば面白そうですね。
一方で人気が想定される各馬ではスターズオンアースは特に不安の無い出来にあるとは思いますが、ジャスティンパレスとスルーセブンシーズが思ったほど上がってこなかったのがどう結果に影響するか……
いやしかしタスティエーラとライラックは相当良いですね。良すぎて何十回でも見たくなってしまう。叶うならばこの2頭から勝負したいので是非良い枠を引いてほしいところです。明日が楽しみだ……
(木曜追記)
シャフリヤールが想像以上に良いですね。枠も良いところを引くことが出来ましたし、前走BCターフで3着というのはメンバーでも上位に評価できる実績にも関わらずかなり侮られそうで非常に馬券的にも面白い存在になるんじゃないかなと思います。
追切の話からは逸れますが枠順が発表されましたね。どうですか?この枠並び、私にはどうにも前が苦しそうな枠並びに見えますね。4タイトルホルダー、6ディープボンド(B)、7アイアンバローズの並びがかなり厳しく、変な言い方にはなりますが、それぞれが欲しい枠を取れてしまったという印象。スタートはタイトルホルダーが早いので先手を取れそうですが、ディープボンドとアイアンバローズが外の近い位置から好きなだけ競りかけられてしまう。タイトルホルダーがハナを死守すれば流れはある程度早くなりそうですし、あっさりアイアンバローズに譲ろうものならJCの再現、前を捕まえるためのロンスパからの切れ味勝負。ジャスティンパレスあたりがスタミナを武器に早めに動けば先行総崩れの差決着があってもおかしくなさそう。そういう意味では外枠に入った馬も悲観する必要は無さそう。
なかなか考え甲斐のある並びになりました。しっかり悩みたいと思います。
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