【R7.2.22】阪急杯&ダイヤモンドSの予想
【阪急杯】
【予想印】
◎6アサカラキング
〇4シュバルツカイザー
▲8フォーチュンタイム
△3フルメタルボディー、12モズメイメイ、14ジャングロ
×5トゥラヴェスーラ、9ヴァトレニ
これで行きます。
【印の理由】
◎アサカラキング
阪急杯は買いたい馬を買っていく感じなので全体的な話よりも個別の話を主に書いていきます。
本命はアサカラキング。予想の芯としてはシンプルに前が有利でしょうと考えたときに、メンバー的に争いなく逃げを打てそうなこの馬がまず目についた。
前が有利だと思う理由としてはシンプルに今の京都が最後直線でトップスピードを出しづらい馬場コンディションになっているので、後ろから差しづらい状況になっているから。(トップスピードが出づらい=上り最速が34秒台前半まで→逃げ先行が35秒前後で粘ったときに1秒程度までのポジションの差しか詰められない→差さり切らない前有利の馬場という理屈です)
過去の実績を見たときに、近走は馬券内から遠ざかっているが、パフォーマンスは非常に安定している。何が安定しているって上りの数値。馬券内に残せていないだけで常に前に行って35.0前後の上りにまとめてあとはその上りがレースで馬券内に残すに足りているかどうかが結果に直結。
当然気持ちよくハナを切れたときのほうが多少のオーバーペースでも粘り強く走れており、昨年の阪急杯を考えてもほかの馬が苦しむ馬場、ペースでもスピードの減衰率が低いというこの馬の良さを非常に活かしやすい舞台が整ったように思う。
そんな条件が揃った今回に調教の動きも抜群。ここでしっかり結果を出して昨年叶わなかった高松宮記念への挑戦を果たしてほしい。
〇シュバルツカイザー
今のシュバルツカイザーならばベストの距離は1400だと思っているので前走からの距離短縮は大歓迎。
前走はこれまでと比べて積極的にポジションを取りに行って、インの3列目でリズムよく追走。直線では手応え良く伸びてきたがラスト1F苦しくなった感じで0.4差7着。十分評価できる内容。
前走の京都金杯は1400m+1Fといった感じのラップであり1400通過は1.21.6、当時の馬場コンディションを考えれば淀みない流れたペースと捉えて良さそうで、今回距離短縮でも前走同様インを活かしてある程度の位置取りは期待できる。
タフ馬場ハイペースだった信越Sでも対応してしっかり最後伸びてこられているので、多少流れても対応できそうだし、雪の影響で多少渋った馬場でもこれまでのキャリアを考えればこなせる。
今回調教の動きもかなり良く、ここにきて坂路調教に切り替え終い11秒台の加速ラップで来たのは勝負気配高い。そんなタイミングで岩田パパへの乗り替わり&2枠の偶数番というのはロスなく前につけて直線イン突きにも期待できる。ここは狙いたいタイミング。
▲フォーチュンタイム
新馬戦で惚れ込みこれまで全レースで単勝を買い続けてきた好きな馬なので…というのもあるがシンプルに能力が高い。
これまでの敗戦は2走前に中山マイルの外枠から掛かり気味に延々と外を回し続けた秋風Sのみ。その負けもトロヴァトーレの0.3差ということでまったく底を見せていない。
前走の東山Sも1.20.6の走破時計は十分優秀だが特筆すべきはその内容。某武豊TVで話題に出ていたがこの時の鞍上はムーア騎手、なんとコースを内回りと勘違いしておりスタート直後からポジションを取りに行かなければとかなり無理目に促して先行→外回りだと気づいて脚を溜めなければと押さえて折り合いを図る→離して逃げた馬を捕まえるために馬郡全体が早めに坂の途中から動き出すロンスパ→外に持ち出して楽に伸びて突き放す快勝とスムーズとはいいがたいちぐはぐな騎乗も意に介せず能力で勝ち切った。
普通にここから本命でもよかったところではあるが、前述の2頭に比べると調教の動きがいまいちピリッとして見えず、過去の履歴と見比べてもやや見劣る印象否めずということで▲まで。
△フルメタルボディー
シンプルにタフ馬場適正が高く前に行けそうな馬は買っておきたいよねということで△。
前走は中京で外目を回しながら早め抜け出しでねじ伏せる強い競馬で快勝しており3走前からまさに本格化してきたという感じの登り調子。今回間隔が詰まるものの坂路で好時計を記録しておりデキ落ちは無い。順当に評価しましょう。
△モズメイメイ
調教に変わり身の気配を感じるの一点のみ。
これまでポジションを取れていないが好走できていた時のように前に行くことにできれば地力はある。ここで音無厩舎に松若騎手ですよ、師匠に報いるために渾身の騎乗してもらわなきゃね。
△ジャングロ
こちらも復活するならこのタイミングかなと思っていた時に鞍上典さんは不気味が過ぎる。
調教では綺麗な加速ラップを刻めており復調気配。
前走はポジション取れなかったが映像を見ればスタートで内からかなりぶつけられており、鞍上も大した抵抗をしないまま馬郡に飲まれてまったく形になっていない。
2走前は休み明け59㎏のダートとかなり厳しい条件でも自分から前に行けており、まだまだ終わった馬には見えない。
早い先行馬が少ないこのメンバー構成で外からスムーズにアサカラキングの番手につけられた日には一発あってもおかしくない。
抑えは前走前に行けていたトゥラヴェスーラ、元々逃げ馬で久々の平地でも調教かなり動けているヴァトレニを入れておきたい。
印を回していない馬はシンプルにこれまでの走りと枠並びからいいポジションにつけられるイメージが沸かず、調教などからもあえてこのタイミングで評価を上げたいと思わなかったので今回はバッサリ行きます。
【まとめ】
今回はとにかくアサカラキングを買いたいなという感じですね。
重賞を勝つのにこれ以上ない好条件がそろっていると思います。
馬券はまだオッズが出ていないので見てから調整ですが、基本的には
〇単勝 アサカラキング
〇ワイド アサカラキング-3.4.8
〇3連複 6-4.8-3.4.8.12.14(5.9)
をベースに考えていきたいと思います。単勝ワイド中心ですね、パドック次第で6-4.8の馬連も足したい。
前に行く馬の中でセッションだけ無印ですが前走の負け方が流石に悪いのと、中一週なせいでまともに調教時計を出していない上に大外は流石に手が出ないですね……パドックで光り輝いていない限りキリでいいかなと……
何はともあれ明日の京都競馬が無事開催されることを祈るのと、アサカラキングの重賞制覇に期待です!!
【ダイヤモンドS】
【予想印】
◎14マイネルケレリウス
〇8ヘデントール
▲13シルブロン
△12コパノサントス、7ダンディズム
これで行きます。
【予想の概要】
まずはざっくりと。
このレースは正直なところヘデントールが能力的には抜けているかなという感じがしており、普通に走ればまあまず負けないだろうという感じはするものの、休み明けで調教を見た感じ状態はいい時から比べるとまだと上官が否めないタイミングで菊花賞をこなしたとは言え更なる距離延長というのは信用しきるのは怖いということで、万が一億が一に崩れたときに高め跳ねるような買い方をしたいという趣旨。
それに次ぐ形で人気になっているのはこの土日両重賞で最内に入れられてしまった武史騎手騎乗のワープスピードですがこちらも信用できない。豪州で2走はしって前走は大レースメルボルンCで2着と大健闘。昨年の春も長距離戦線で上りを使って成績を残している分今回しっかり見込まれて58㎏を背負うが、ここ2走54㎏だったところからの58㎏はギャップが大きい。最内でもまれるのが嬉しい馬でもなく、仕上げも海外あけ初戦の休み明けで万全には見えない。実績的にも休み明けの戦績は悪く、ここはかなり疑いたいタイミングに見える。
ということで方向性としてはヘデントールは全幅の信頼とまでは言わないが逆らい難いという扱い、ワープスピードの方を疑うことで馬券に妙味を見出していきたい。
そもそものレース質としては、長距離重賞の中でも上りの要求値が高いレースであり長距離をこなしたうえでしっかり上りが使える折り合いの良さとロンスパ適正、切れ味の良さが問われる。
その点では前走のステイヤーズSの内容は直結しやすそうで、ステイヤーズSで上りを使えた馬の中で東京実績もあるマイネルケレリウスとシルブロンを高評価。
その中でもマイネルケレリウスを上に取ったのは展開予想も込み。
メンバー的に前に行きたいのはセイウンプラチナ、ジャンカズマ、フタイテンロック、ショウナンバシットかなと思うが前者2頭が内枠、後者が8枠と極端な並びになった。セイウンプラチナが主張するところにほかの3頭がどれだけ競りかけるかというところではあるが、いずれにせよ枠の差で内枠が競り合うところにワンテンポ遅れる形で8枠2頭がプレッシャーをかけてくることになるのでハナ争いは少し長めに続くか、ハナは譲ったとしても後ろがかなりつつきながらの競馬になってペース的には落ち着かないんじゃないかなと予想。
ジャンカズマとショウナンバシットはアルゼンチン共和国杯の破滅ペースの原因にもなっている2頭というのは気になるところであり、The長距離という緩いペースよりは中距離質のペースに対応できる追走力が求められるのではないかなと。
そうなったときにシルブロンとマイネルケレリウスの比較では1800~2000でも安定して上位の上りを使えているマイネルケレリウスのほうがより魅力的に映るということでこの印になりました。
【各馬の評価】
◎マイネルケレリウス
安定して上りを使えるが加速に結構時間がかかるタイプ。前走は初挑戦の長距離戦でも上りまとめたが坂を上り切った後もう一伸びという感じで差し切れずだったので、今回東京へのコース替わりはプラスですね。
前走でこの馬の長距離のリズムもつかめたであろう石川騎手の継続騎乗も良く斤量減のこのタイミングならば直線で差し切ってくれると期待。
〇ヘデントール
強いっすね。かなり勝つ確率は高いと思います。でも馬券で勝つことを考えるとこの馬の単勝を握るのはうま味が無さすぎるので相手評価にして絞って勝負ですね。
▲シルブロン
前走は12人気単勝102倍で本命を打ってハナ差に泣かされたのが記憶に新しいシルブロン。その時の予想でも書いていた通り状態面で明らかに厳しかった札幌を除いてはある程度安定したパフォーマンスは出せているので後は状態次第だった。
今回は坂路で終い11秒台加速の良すぎるくらいの時計も出せており動きも良い。2年前に3着したときと比べても明らかに馬の仕上がりは増しており十分期待できる。だが、前走は中山でとにかく乗れていたマーカンド騎手の騎乗も好走の要因として大きいので斤量据え置きで乗り替わりとなる今回は信頼度は落ちる。その分評価を下げての▲まで。
△コパノサントス
近5戦で4勝と勝ち星を積み上げあっさりOP入り。
出足こそ早くないが二の足である程度のポジションを取ってから、勝負所まで足を溜めてロンスパで押し切るのが魅力であり、前走の走りからもかなりの長距離適正を感じる。
唯一馬券外に敗れた2走前のみ最終追切をCWで仕上げており、勝った4走は坂路加速ラップと梅田厩舎の得意パターン。今回も坂路加速仕上げならば信頼度は高い。ここは順当に評価して△に。
△ダンディズム
実績的にも、近走内容からもここで評価を下げる理由はそこまでないのですが、ちょっと普段より調教がピリッとしないかなということで△まで。もう9歳ですしね……どうでしょうね。
ヴェルミセルは坂路加速ラップで出てきてくれたら前走の内容も優秀でしたし馬券に入れたいと思っていましたが残念ながら減速ラップ。あとはシュトルーヴェが悩みどころですが59㎏背負って調教の動きも近走と大差なし、鞍上鮫島騎手だとちょっと手が出ないっすね。上りを重視するならばメイショウブレゲは買いたいところですが一番の買い時はやはり京都外回りかなという感が否めずここでは勝負の軽視ですかね…
【まとめ】
このレースはかなり馬券力が試されるなぁというところですね。
〇馬連・馬単 14-8
〇ワイドBOX 12.13.14
〇3連単2頭軸マルチ 14-8-7.12.13
これくらい絞って狙いに行きたいと思っています。
パドックで良く見える馬が多かったりすると日和って1.6あたりも絡めた3連複を抑えで追加しちゃうかも……
先行勢はバッサリ行きますが一言いうならば…ショウナンバシットは先週京都記念に出てほしかったなぁということくらいですかね。前走のアルゼンチン共和国杯のハイペースから短縮で前有利のレースならねらい目だと思っていたので、先週の出馬表に名前がなかった時はガッカリでした……そして上りが重要なダイヤモンドSとは……
まぁここはとりあえず前走も長距離適正を見込んで〇を打ったマイネルケレリウスがその末脚で穴をあけてくれることに期待しながら、相手ヘデントールで絞って勝負したいと思います。