【R7.1.13】シンザン記念の予想

【予想印】

◎5ジーティーマン
○14アーリントンロウ
▲8アルテヴェローチェ
△7オンザムーブ、11メイショウツヨキ
 で行きたいと思います。

【テーマはフェアリーSと同じ感じで】


競馬ラボ様HP(https://www.keibalab.jp/db/race/202501130711/course.html)から

 中山1600は下りと平坦が多いので展開が流れやすいという話をフェアリーSでしましたが中京1600も早いタイミングから下りが入るので主流条件のような溜めての切れ味が活きる展開よりは消耗戦になりやすい。
 ということで重要視すべきは主流条件での実績よりは早いペースの経験、強い相手と戦って切れ負けしている馬をむしろ高めに評価したいという方向性。それで選ぶとこんな印になりますねという感じです。

【馬場が傷んでおります】

 馬場が傷んでおります”コーナーだけ極端に”。
 雨の影響で早めに内が荒れ、直線は外目に持ち出すような馬が多かったせいかコーナーのインだけが荒れて直線だと内外の差がそこまで大きくないという特殊な馬場に見えます。
 こうなってくると普通はコーナーで動きづらくなってしまい、馬場のいいところを通そうと外を回した馬よりも、コーナーは割り切って荒れたインで耐え忍び、直線を向いてから勝負という立ち回りをした馬のほうが恵まれやすい。ましてや中京だとそもそも外回しの負荷が高いということもあり完成度がまだ低いこの時期の3歳馬ならば結局末脚炸裂せず伸びないという可能性が高い。
 ならばコーナーが傷んでいるタフな馬場コンディションだからこそ、外目から差せる馬よりは先行しての粘り込みに期待できる馬を選びたいというところですね。

【各馬の評価】

◎ジーティーマン
 かなり悩みましたがこのレースに合う適性を持っていそうなこの馬に託してみたいと思います。
 前走の東スポ杯は6着ですが、あのメンツを相手に今後を考えて前を取り切らずに控えての切れ負けならばまぁ仕方ないという内容。スローから末脚勝負に屈しているというのはこのレースを考える上ではマイナス要素ではないので気にする必要もない。むしろ本来適性が合わないであろう切れ味勝負で33.9と早い脚を使った経験が今回活きてくると期待。
 今回を考える上で一つ懸念点は早いペースを経験したことが無いという点だが、モーリスらしい気性の前向きさを持っているのでペースが速くなったほうが競馬がしやすそう。前走の映像を見てもスローではかかり気味であり、前走が我慢我慢の競馬だったので、今回ペースが速くなって気持ちよく走ることができればパフォーマンスの上昇に期待できる。
 状態的にも調教はかなりいい時計を出せており、最終追切の動きとしても明らかに前走より上昇。走りのフォーム、馬体からはタフな馬場も苦にしなさそう。内枠を引けた上に自分より内は延長ローテで積極的に行きづらいマイネルチケット、武騎手に乗り替わりで前に出す競馬は選択しなさそうなタイセイカレント、行き足が速いわけではないアクルクス、一戦一勝で早い流れを経験したことが無いリラエンブレムと無理せずに拉致沿いを確保できそう。ハナを狙っても外から前に行ってくれそうな先行勢がいるので藤岡騎手の積極的な競馬に期待したい。
 そして、血統的にも早いペースでの消耗戦に強いモーリス産駒は中京マイルに相性が良く、最近の中京で行われたシンザン記念では3年で3頭が馬券内に好走。今年は4頭のモーリス産駒が出走しているので、モーリスBOXでも楽しめるかも。

〇アーリントンロウ
 距離延長は不安だが早いペースへの経験値を評価。
 新潟1400の2歳レコードホルダーであり、半マイル45.4のハイペースで引っ張りながら35.2に上りをまとめて圧勝しているのは今回にもつながる。
 8枠に入ったので極端な競馬しか選択できないが、無理せずに控え気味に外を回せばかなり足をためて直線を向けそうだし、テンのスピードを活かしてロスを抑えることができればそれはそれでよし。デビューから3走続けて力は見せており、前走も3着とはいえそこは見せていない。
 ほかの馬が速いペースに苦しむような展開になれば十分チャンスありと期待。

▲アルテヴェローチェ
 本当はこんなローテで出走してくる馬で、しかも主な勝鞍が主流条件である東京マイル重賞の馬なんて買いたくないんですが、サウジRCが例年になくハイペースの消耗戦であり、それをがっつり我慢させての末脚勝負で展開ハマったとはいえ強い勝ち方。しかもモーリス産駒と来れば今回のレースへの適性もありそうだな…と逆らい難い。
 前走もスローになった朝日杯が適正に合わなかっただけで5着は十分力を見せた。人気に見合うだけの能力、このレースへの適性はあると思うが、川田騎手が馬場読みを外し気味というか、荒れ気味のインを避けてコーナーで外々を押し上げていくような要求スペックの高い競馬を選択しがち。この厳しいローテでいくら能力のあるアルテヴェローチェでもその要求にこたえられるかは不安、馬券的にも取りこぼしに期待したいということで▲まで。

△オンザムーブ
 早いペースに適性を見せたモーリス産駒ということで、人気薄でも期待したい。
 前走は1000通過を58.8と流れたペースを番手から上りもまとめて押切。それまでは主場で切れ負けをし続けていたので、今回のレースにはむしろ適性がハマりそう。(前走勝ち上がりも同舞台ですし)
 中京マイルで配当が跳ねるパターンとしては、切れ負けで出世の遅れた実績薄めの馬がスタミナを活かして粘りこむというのも多々あるので、ここはそれに期待して△と高め評価。使って使って馬を育てる矢作厩舎らしい馬という感じで、詰まったローテもなれたもの。調教は前走以上に動いており穴の資格十分。

△メイショウツヨキ
 未勝利勝ちがこの舞台で1000通過58.4のハイペースを上り最速。前走は1000通過57.0のハイペースを経験しており、早いペースの経験は上位。
 前走は5頭中4着と今回大きく人気を落とす要因となっているが、まだかなり暑かった9月の中京での競馬で夏負けの影響もあったとのこと。
 調教の動きも前走比でかなり上昇しており、外回しの捌きが上手い北村騎手の継続騎乗、走りからはタフ馬場への適性も高く中段追走から上りを使えるならばこの馬かなと。

 抑えるのは最内でレースセンスの良いマイネルチケット、前走渋った馬場でタフなスタミナと持続力を見せたリカントロポの2頭。あとはタイセイカレントが悩ましいところではあるが、ほかの馬は早い展開への経験不足、主場で上りを使った競馬が主な実績の馬、あとは本質的にこのタフ条件で牝馬が牡馬に混じるのは厳しいとみてばっさり行きたいと思います。

【まとめ】

 穴狙いをやめない!!
 というかフェアリーSと同じく、適性がハマりそうであれば躊躇わず穴から狙っていいのがこの中京で行われるシンザン記念だと思うのでここは自信をもって勝負していきたいと思います。
 馬券としては
〇単・複 ジーティーマン
〇ワイド 5-14.8
〇3連複 5-8.14-7.8.11.14(1.9) ()内は抑えで少額
 というイメージで単複メインで考えたいと思います。
 フェアリーSは馬券自体は外れてしまいましたが、印を回していたティラトーレ、エストゥペンダは馬券内に来てくれましたし、方向性は合っていたけれど最後の選択だけ間違ったなという形、ブレずにこういう狙い方をしていればいつかいい配当に当たれそうだなとポジティブに受け取れる外し方だったと思うので、強気にシンザン記念も勝負しようと思います!!

いいなと思ったら応援しよう!