【R6.10.6】京都大賞典の予想

【予想印】

 早速予想印から。
◎9ドクタードリトル
〇6スマートファントム
▲5ジューンアヲニヨシ
△2ケイアイサンデラ
 これで行きます。がっつり波乱狙いで行きます。

【予想の概要】

 週頭の記事で書いたとおりで、京都巧者の中でも高速馬場が得意な馬と時計がかかる馬場が得意な組に分かれたのが今回の京都大賞典。
 土曜日のレースを見ていると、雨の影響はあまり無く朝から良馬場でクッション値は9.7と高め。下級条件でも2歳のマイルで1.34.4、りんどう賞で1.21.2とまずまず時計が出ており、オパールSの1.07.4は近年でもかなり早い部類。京都大賞典の時計としても2分23秒台の早め決着となる可能性は高いんじゃないかなと。
 週頭時点で高速馬場希望としていたのが
・ケイアイサンデラ
・サトノグランツ
・シュヴァリエローズ
・ジューンアヲニヨシ
・ドクタードリトル
 の5頭ですが、スマートファントムの調教内容がかなり距離短縮を意識した好内容で、高速馬場だった昨年の神戸新聞杯で上がり最速32秒台で最後方から迫る競馬を出来ていたのでここで早い時計が求められても対応できると期待して評価上げ。

 そもそもの展開としては、ケイアイサンデラ内、バビット外でそれの間にディープボンド、大外にブローザホーンとなったことからスローは無さそう。ケイアイサンデラがまず行けるなら行くよと内から主張、行かずには味が無いバビットが主張してそれを制する形でハナへ、調教の内容からは控えるかもとは思うが素直に行くならばディープボンドが早めに動きやすいように前に構えて先団を形成と思っていたが、使える上がりに限界があり、大外から良馬場で終い勝負に持ち込むとあまりに分が悪いブローザホーンが控えるとは考えづらい。元々前から競馬をして勝利していた時期もある馬なので積極的ポジションを取りに行って前の馬にプレッシャーをかけに行くんじゃないかなと。その後ろにサトノグランツやプラダリアなどの実力馬もそう離れないポジションに構えてプレッシャーをかけていくならばバビットがハナをとってスロー逃げとはならなさそうで、少なくとも1000通過が60秒を切ってミドルやや早めで引っ張るようなことになるんじゃないかなと思う。
 前半1600を1分36秒前半くらいで回って下り坂からのロンスパ勝負でどこまで足を使えるかの戦いになりそうで、そんな展開でも早い上がりでまとめられる馬を探すレース。と考えた結果がこの印なわけですね。

【各馬の評価】

◎ドクタードリトル
 この中に入れば圧倒的に実績不足、OP入り初戦でチャレンジャーですが今回の舞台設定、展開を考えた時にドハマりで、調教の状態なども踏まえて十分チャンスがあると期待しての本命。
 週頭の記事でも書いた通りとにかく時計の早い決着が得意で、今回のクッション値高め&開幕週で時計が出る馬場というのはかなり嬉しい。
 前走の関ヶ原Sがそれなりに流れた展開からのロンスパ戦というのも良く、今回バビットがミドルペースで引っ張った場合でも容易に対応できる。そもそも使ってきた距離が短めなだけにメンバー内でも基礎スピードは上位。
 血統的にも京都外回りで頼りになる欧州系ダンチヒであるデクラレーションオブウォーを父に持っており、母父は高速展開に強いキンカメ。京都外回りでは0-0-1-1と実績があるわけでは無いが、3着になったのはスローからの瞬発力で差届かなかったのと、時計がかかる冬の京都で適性が合わなかっただけ。時計が出る状態でハイペース決着となった阪神1800での2勝Cでは流れた展開に対応しながら上がり33.6でまとめており今回の舞台でのパフォーマンスにも期待が持てる。
 ハイペース戦が得意というとがった適性故に出世が遅れただけで、メンバーレベルが上がってタイトな流れになる重賞にはむしろすぐに適応できそうで、オッズがここまでつくならば、積極的に狙ってみたいということで本命に。

〇スマートファントム
 前走は天皇賞春4着でブローザホーンとは0.2差と力を見せた。控えて素足を伸ばすも届かずという脚質のせいで出世に時間がかかったが、連勝した2勝C、3勝Cでは中団からタフな展開をお構いなしに上がりをまとめて勝ち切っており、このメンバー、この枠ならばそう離れない位置で射程圏にいれつつ足を溜めることが出来そう。
 調教からは休み明けでもかなり状態よさそうで、前走時よりもかなり距離短縮を意識した感じのフットワーク。流れた展開でも馬郡がそこまでばらけずの上がり勝負になればメンバー内でも上位。開幕週で時計の出る京都の下り坂を存分に活かして33秒台前半で突っ込んでくることに期待。

▲ジューンアヲニヨシ
 このコースをレコードタイの時計で走った実績を持っているというのはやはり大きい。ハイクッション値&右の外回りという条件ではとにかく安定感が高く、それに加えて京都で頼りになる田口騎手への乗り変わりは大きくプラス。
 流れに乗りやすそうな枠もゲットできたので、本命対抗の2頭より前目から上手く立ち回って34秒フラットくらいにまとめながら馬券内に粘り込んでほしい。
 流れに乗るという点では前走がアリスヴェリテ逃げの新潟記念だったというのもプラスに働きそうで、前走どスローだった目黒記念組や、特殊なタフ馬場だった宝塚記念組よりもスムーズな競馬がしやすそう。
 唯一斤量+2㎏のタイミングということはマイナスではあるものの、状態面の上積みと適性でこなしてくれると期待。

△ケイアイサンデラ
 前走の内容が秀逸。
 ハナを譲って2列目のインで我慢。荒れたタフ馬場で前半59.2のよどみないペースからの4Fロンスパ持続力戦でラストは12.5-11.9-11.7-11.6-11.7と最後までスピードを維持することが求められたが、先行の位置からしぶとく伸び、追い込んできた2頭を凌ぎ切った。
 ジューンアヲニヨシがレコードタイで勝利したレースでは不利を受けながら3着に好走しており、クッション値が高く時計の出る京都外回りはベスト条件と言っていい。
 自分で逃げの場合ハイレベル戦だとペースを見誤りがちな藤懸騎手だが、今回はバビット先輩が積極的に進めるのをペースメーカーに好位で立ち回ることが出来れば十分チャンスはありそう。
 使える上がりは早くないので、直線で早めに前を捕まえてあとはどれだけ粘り込めるか。馬券内構想に期待。

×シュヴァリエローズ、サトノグランツ
 前走どスローの目黒記念組で、調教からも買い時に見えなかった分、上位には評価できなかったが高速馬場が嬉しい組なので抑えでは勝っておきたい。
 どの程度スムーズに流れに乗れるかが課題ではあるが、上がり勝負には対応できそうで。

(軽視)
 タフ馬場希望組は割り切って軽視したいと思います。
 ブローザホーンはキャリアハイの上りが前走宝塚記念での34.0。重馬場で時計のかかる展開なのにキャリアハイを更新したのは謎ではあるが最後方で溜めに溜めた結果。小柄な馬なので流石に59㎏は堪えそうで、大外枠は決して歓迎できない。
 プラダリアは持続力戦でしぶとく末脚を伸ばすタイプでありキャリアハイの上りは34.1と早くない。いくら京都巧者とは言えこのメンバーで高速決着になれば分が悪い。
 ディープボンドは更に遅くキャリアハイの上りが34.6。得意の京都でも時計勝負では分が悪く、早い時計での持続力勝負に適性が高い馬も複数いる今回は直線伸び負けると見て。
 バビットは舞台設定自体は嬉しいが終始目標にされながら楽な逃げにならなさそうな今回流石に上位に評価できない。
 メイショウブレゲは距離が短く、最後方から差届くメンバーではない。
 ということでこの5頭は切りで勝負。

【まとめ】

 もうとにかく週の頭から時計の出る馬場になれば荒れ期待で勝負したいと思っていたレースなので思い切った馬券で配当を狙いに行きます。
〇単勝 ドクタードリトル(スマートファントムも少々)
〇ワイド 6.9-2.5.6.9
〇3連複 9-2.5.6-1.2.4.5.6
 正直ワイドがどれか引っかかれば最低20倍くらいつくのでそれで十分勝てる。狙い通り高速馬場得意組で馬券が決まって3連複が取れれば結構な配当に期待できる。
 オッズ的には無謀ではあるんですが、得意不得意がはっきりしたメンバーということもあり十分勝負しに行く価値はあると思っています。
 来いドクタードリトル!!全力応援だ!!

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