【R6.10.20】菊花賞の予想

【やっぱりことしはタフな上がり勝負を想定したい】

 まず週頭の記事でも書きましたが今年の菊花賞のカギを握るのはメイショウタバルとコスモキュランダ。
 メイショウタバルの最終追切がかなり抑えが効いていない走りになってしまったので、スタート直後はできるだけそぉ~~っと浜中騎手も出していくことになろうとは思いますが、結局抑えていてもすぐに来る下りで加速してしまい、最初の直線で抑えきれず、「無理にでも抑えて勝負所まで喧嘩し続けて消耗しなにもできない」「馬と喧嘩せずにポジションを取った上で何とか持たせられるようチャレンジする」の2つを天秤にかけた結果、抑えたとしてもゴール板を過ぎたあたりで結局じりじりと先頭に立つような競馬になるのかなと想像。そうなれば前半1000mは61~62秒のゆったりした入りになっても、そこからメイショウタバルが早めのテンポで流していくことになるので、本来溜めたい向こう正面がタフな流れに、大して足が溜められない状況で坂を上り、4Fロングスパートに入る。
 登りの途中あたりからコスモキュランダが動き出せば、ピッチが上がるタイミングが早く、最後は全馬バテバテの消耗戦になるのではないかなとそんな展開を想定したい。

 こうなった時に求められるのは、主流条件を好走するために必要な適性からはかけ離れた、タフでとにかく時計がかかる展開でもしぶとくしぶとく末脚を伸ばす能力。
 完全に想像したとおりの展開になれば、高速馬場での追走力とトップスピードを維持することが求められた皐月賞、スローで折り合いをつけながらの切れ味勝負となったダービーとは全く違う適性が求められることになる。これまでの世代戦で結果を出してきた馬が総崩れになり別路線組台頭の大荒れまであり得る。
 これを予想の柱にして、今回も穴から狙っていきましょうや。

【消耗戦で重視したい実績は】

 こういった展開で重視したいのはいたってシンプル
・非根幹距離若しくは2000m以上の洋芝で上位の上りを使って好走
 これです。

 今回のメンバーでの該当馬を機械的に並べると
(条件:1勝C以上の非根幹距離若しくは2000m以上の洋芝、上がり2位以上で馬券内)
・ピースワンデュック
 阿賀野川特別(2勝C新潟2200良)を上がり最速(34.5)で1着
・ハヤテノフクノスケ
 フィリピントロフィー(2勝C札幌2000稍重)を上がり2位(36.0)で2着
・ビザンチンドリーム
 きさらぎ賞(G3京都1800良)を上がり最速(33.7)で1着
・コスモキュランダ
 セントライト記念(G2中山2200良)を上がり2位(34.2)で2着
・メイショウタバル
 毎日杯(G3阪神1800稍重)を上がり最速(34.4)で1着
・ショウナンラプンタ
 神戸新聞杯(G2中京2200稍重)を上がり2位(35.2)で3着
・シュバルツクーゲル
 WASJ2(3勝C札幌2000良)を上がり最速(36.4)で1着
・アーバンシック
 セントライト記念(G2中山2200良)を上がり最速(34.0)で1着
・メリオーレム
 西部スポニチ賞(2勝C小倉2600良)を上がり最速(35.2)で1着
・エコロヴァルツ
 コスモス賞(OP特札幌1800良)を上がり最速(35.6)で1着
・ヘデントール
 日本海特別(3勝C新潟2200良)を上がり2位で(33.6)で1着
・アドマイヤテラ
 茶臼山特別(2勝C中京2200稍重)を上がり最速(34.3)で1着
・アレグロブリランテ
 若竹賞(1勝C中山1800不良)を上がり2位(37.2)で2着

 と何とも悩ましいことに18頭中13頭が該当。
 これを絞り込むために、一つ条件をプラスするならば、これは「タフな持続力戦で上がりを使うことが出来る」という適性を満たしているかを確認するためなので「レースラップの残り4F以上から11秒台が連続するレースor上がり最速が35.5秒以上」に限定する。
 そうした場合に残るのは
・ピースワンデュック
・ショウナンラプンタ
・シュバルツクーゲル
・エコロヴァルツ
・ヘデントール
・アドマイヤテラ
・アレグロブリランテ

 の7頭になるわけですが、アレグロブリランテだけは持続力戦・ロンスパ適性・スタミナというよりもシンプルにぐちゃぐちゃの不良馬場をこなせるかどうかという部分が大きく出たレースだったのでここでは少し評価しがたい。
 実績としてロンスパ戦や極端に時計がかかるレースで好走実績があるのが上記の馬。上記の馬が残ったのも面白いですが、上位人気が軒並み該当しないというのも面白い、まあクラシック路線を歩んでいると基本的には根幹距離をこなしてくるので、そこの路線を歩んできた上でこの条件を満たすには前哨戦のどちらかを使うか、早めの時期に特別戦で経験しておくかくらいなので春の実績馬が該当しないのも仕方ないのですが、皐月賞や弥生賞、ダービーを見てもレースラップとしては終い3Fのみ11秒台のラップになっていたのは意外。ロンスパ戦を制してきたというイメージはあっても自身がそういったラップを刻んだのと他の馬がつくった流れに対応しながらそのラップを刻んだのでは大きく違う。セントライト記念が4Fロンスパ戦になりやすい中山2200なのに、今年は終い3Fだけが11秒台で瞬発力が活きるレースだったというのも意外で、消耗戦になった時に案外上位陣が伸びあぐねるというのは、こなしてきたレースのラップからもあり得そう。

 そしてこの中で本命にするかどうかで悩むのが
・エコロヴァルツ
・ヘデントール
・アドマイヤテラ

 この3頭です。各馬について掘り下げたいと思います。

【本命候補3頭】

・エコロヴァルツ
 この馬については週頭の時期でも書きましたのでまずは再掲。

岩田パパに乗り替わって継続3戦目、豊さんが乗っていたころは折り合いに専念しながら終いを活かす競馬がメインだったが、その教育あってかダービーではスタートを決めてハナに立ってスローに落として脚を溜めることが出来ており、激しいレースを経験しながら順調に成長。夏を超えての成長もあり、前走はスタートよく逃げるも途中でヤマニンアドホックに被せられ、早めに躱しに行かなければならないと展開に恵まれないところもありながら悪くない内容、最後直線では急坂部分で伸びあぐねたようにも見え、登ってからの100mではコスモキュランダとの差をやや詰めることが出来ている。京都替わりは良いほうに働きそう。
 春のクラシック2戦に参加できているというのは加点ポイントだが、注目したいのはその脚質の幅。昨年の朝日杯ではスタートで窮屈になったのもあったが最後方の位置取りに、じっくり足を溜めて直線で解放、暮れの阪神のやや時計が掛かり気味の馬場でタフな展開も上がり最速で前に迫り2着。皐月賞でもスタート行き脚がつかなかったのでそのまま控えて足を溜める競馬、あの時計で前にある程度の上りでまとめられては着順のあげようがなかったが、あのハイペースでもしっかり足が溜まってレガレイラと同じ上がりでまとめられたのは強い。
 岩田騎手も手の内に入れた馬ではこれまで先行していたところを突然最後方で控えて上がり最速で貫いてくるなんてこともあるので、今回大方前に行くと思われているところを急に控えてじっくり足を溜めるという選択肢もあり得る。そうなった時には2走ぶりに鋭い上がりを見られるかも。
 栗東所属の馬でありながら、前哨戦では神戸新聞杯を使わずにセントライト記念を使ってからしっかり中一か月取れるローテを選んでいるというのもここを見据えてのレース選びという感じで好感が持てるし、なんと朝日杯ぶりの関西圏での競馬となるので、輸送がないことで馬にも余裕が生まれるのであればかなり面白い。
 朝日杯で末脚を伸ばすときのストライドは大きく、下り坂の活かし方も上手い走り方。京都の外回りは初だが走り方的には合いそう。
 マイルのハイレベル戦で実績がある馬の激走というのは案外珍しくないのがこの菊花賞、この2走前にいっても折り合う競馬を練習したことで、3000mへの延長も苦にせずじっくり溜めることが出来れば、ここでもチャンスがありそう。
 レースそのものとは関係ないが、先日デルタブルースが亡くなったがデルタブルースが勝利したのは20年前の菊花賞でその時の鞍上は岩田康誠。近年G1では中々結果が出ていない時間が続いているが、久々に栄冠をつかみ取るにはいいタイミングなのかもしれない。そんな物語にも期待してしまうのがこのエコロヴァルツ。調教と枠次第では頭まで狙ってみたい一頭。

 上記の理由に加えて、今回設定した条件への該当と枠並びがかなり面白い。
 ロンスパ戦に該当したコスモス賞はラスト5Fが12.0-11.9-12.1-11.7-11.8という洋芝の2歳戦としては凄まじいラップ。走破時計の1.48.8というのもコスモス賞史上最速で、2歳の時期でのスタミナの完成度は驚異的なものがあった。
 そのコスモス賞の次走となる朝日杯で最後方から上がり最速で2着に来ているわけですが、やはりこの先行→追い込みのタイミングで鋭い末脚を発揮できる馬であるというのは今回に向けてかなりプラス。
 過去の実績でも前哨戦で先行していた馬が本番で後方からの競馬をして消耗戦を人気薄で激走した例(クリンチャーなど)もあり、もし岩田騎手が今回控えるのであれば激熱。
 岩田騎手が突然の追い込みを決めた例として記憶に新しいのは単距離戦ではあるがロータスランド。ロータスランドが前走先行→今回追い込みの流れになったのは何れも「内をロスなく回すことが重要になるコースで外枠を引いたとき」今回も7枠15番とかなり外目を引いたので、スタート次第で後方からの競馬を選択する可能性もそれなりにありそうで、岩田騎手のインタビューでもここ一番で大外枠を引いたときダラーっと乗っても勝ちようがないので極端な競馬(ハナかケツか)を選ばざるを得ないと言っており、今回大外枠でこそないが、それこそだらっとのっても勝ちようのない長距離G1なので、思い切った選択をしてほしい。
 調教もこれまでにない勝負仕上げ、ロンスパにも対応できるタフなスタミナとマイル戦でも通用する末脚という対応幅の広さ、タフな条件への対応力が高いブラックタイド産駒というのも良い。
 G1好走歴有、クラシックでも馬券には絡まなかったが見どころのある競馬、前哨戦も馬券内に好走しているのにこおkまで人気が無いのであれば、ここは狙ってみたい。

・ヘデントール
 こちらも週頭の記事で書いているのでまずは再掲。

6戦4勝と青葉賞では崩れたものの堅実に実績を積み重ねて、昨年の勝馬ドゥレッツァと同じく日本海Sを勝利してからの挑戦。
 勝利したレース内容もドゥレッツァに通じるものがあり、持続力と末脚の鋭さが魅力。前走の日本海Sではスローからの末脚比べだったとはいえ、小回りで中々時計が出づらい新潟内回りをラスト5F11.5-11.9-11.7-11.3-11.1というのは凄まじいレースラップで、それを前目から上がり33.6でまとめて突き放しての0.6差勝利はかなり評価できる内容。自身は推定57秒フラットで後半5Fをこなしており、コース形態を考えれば今年のダービーの後半5F11.7-11.3-11.1-11.2-11.5に見劣りしない内容、タフな末脚比べになっても春の実績馬と渡り合えそうな時計を残しているのは別路線組としては非常に評価をあげられるポイント。(昨年のドゥレッツァも日本海Sの後半1000を57秒台でこなしているのも注目ポイント)
 右回り実績もあり、京都外回りのような直線が長い&下り坂というコースの経験こそないものの、未勝利1勝Cは中山を上がり最速で快勝、特に1勝Cではフットワークからは重馬場合わなさそうに見えたものの、地力が違うと言わんばかりに捲って上がり最速で突き抜ける機動力とタフさを見せた。
 調教の動きやレースを見ても非常にストライドが大きく、柔らか。今回のメンバーではトップレベルのステイヤー適性の高そうな走りで、距離が延びることのプラスは大きそう。
 今回戸崎騎手に乗り替わりは、長距離G1を考える上で実践で使える末脚の長さや追走のリズムを体感したことがないという点で不安はあるものの、多少慎重な仕掛けになっても末脚の鋭さで融通が利く馬というのは戸崎騎手とも手が合いそう。
 血統的にもルーラーシップ×ステイゴールドというのはいかにもクッション値の高い京都外回りを走るためという感じの組み合わせ。前の争いに付き合わずにじっくり足を溜めて後半4Fで開放することが出来れば、多少外を回す進路どりでも最後まで力強く伸びてくれそう。他の馬の進路どり次第では上がり最速はこの馬という可能性までありそうで、ルメール騎手が選ばなかったということでオッズがおいしくなるならば積極的に狙いたい一頭。

 上記で書いたとおり強烈なロンスパ適性と切れ味を見せ、昨年度覇者のドゥレッツァにも劣らない走りを見せたのが前走の日本海S、それだけでも十分買いたい理由になるが、それに加えてやはり注目すべきは1勝Cの中山2000を重馬場36.6の上がり最速で圧勝している点。
 レースラップがラスト5F11.6-12.1-12.5-12.5-12.9とただでさえタフな3歳春の中山2000なのに重馬場ということでラストはヘデントールを除いて全く足が残っていない。上がり2位がマイネルブリックスで37.5なので、0.9差も差をつけており、これを大外ぶん回しで出しているんだから恐ろしい。
 不安が大きいのは戸崎騎手への乗り替わりではありますが、まあそんなこと気にしてもしょうがないというか、むしろ前走ルメール騎手が騎乗していた馬というのはG1でも好成績なことのほうが多いので、土曜日強烈に調子が良かった戸崎騎手がその勢いのままに京都でも活躍することに期待しましょう。

・アドマイヤテラ
 改めてこれまでのレースのラップをチェックしていたら前走のラップがとにかくヤバい。
 稍重の中京2200で13.4-11.7-12.0-12.8-12.4-11.9-11.7-11.7-11.8-11.4-11.6と前半1000mがスローだったとは言え、ラスト6Fが11秒台連発の超ロンスパ。内が荒れた中京の馬場で、前項馬郡の中でじっくり我慢させて直線馬郡を割って突き抜けというのは長距離を考えてもかなり評価できる内容。
 2走前の阿寒湖特別では稍重の札幌2600で強烈に時計がかかるレースを追い込んだアスターブジエに差されたものの36.0の上りを使って2着に好走。京都新聞杯でも馬券にこそ届かなかったものの捲って4着とスタミナを見せている。内を回してロスなく捌いたジューンテイクと大外ぶん回しで0.5差ならばまずまずの内容。
 切れ味よりはスタミナが求められるレースの方が合いそうなので、前走のようなロンスパ展開がハマれば一発ありそうだし、鞍上が京都と長距離大得意の武豊騎手に変わるのも良い。
 そもそもデビューから京都で2連勝。内外の差はあるが京都で好走の実績があるのも追い風。レイデオロ産駒自体もトップスピードが活きる舞台よりも開催が進んで時計が掛かってくる馬場やパワーの求められるダート替わりで結果を出している馬が多い。早い時期は産駒の活躍がいまいちな現状ではあるが、長距離路線の方が合いそうなところであり、ここは人気をしないのであれば十分狙えるかと思う。

【追切メモ】

 Xの方にも上げましたがこちらにも。

【予想印】

 ということで色々と書いてきましたが、今回の菊花賞は
◎16ヘデントール
〇15エコロヴァルツ
▲4ダノンデサイル
△17アドマイヤテラ、12シュバルツクーゲル
☆5ハヤテノフクノスケ
 で行きたいと思います。

 まず本命候補3頭の並びについては、アドマイヤテラはシンプルに2勝C勝ちまでしかなく実績で劣る、前走の自身の内容は良かったものの、相手が弱く、今回一気の相手強化が厳しい。調教についても友道厩舎だとやはり坂路がベストであり、それ以外では中々買いづらい。過去に芝追切で勝利した例も複数あることからそこは目をつぶって他の条件を重視して印を回したが、ここは△まで。
 エコロヴァルツとヘデントールについては、心情的にはかなりエコロヴァルツが気になっていたものの、どうしてもエコロヴァルツに似た事例だと穴での好走までという馬が多く勝ち切れていない。頭で強気に狙うには心もとなく、じっくり後方で溜めて終い突き抜けるよりは、最後に馬券に滑り込みというほうがイメージも沸く。
 一方でヘデントールのようなローテだと昨年のドゥレッツァが直近の実績として勝ち切っているように、展開と適性次第では十分頭まで期待できる。
 ある程度ポジションを取った上でも上がりが使えるのは魅力で、ふたを開けてみたらそこまで流れずに決め手比べになったとしても上位好走に期待できるだけの切れを持っているのは軸にふさわしい。

 で本命候補に挙げていないのに▲に滑り込んできたダノンデサイルはやはりダービー馬には逆らい難いというか、馬券にこそなっていないが京都2歳ではタフ馬場を追い込んでシンエンペラーに0.1差の4着ならスタミナを要するタフな展開への対応力にも期待できるし、典さんのお手馬の特徴として、とにかくどこでも折り合えって大逃げでも追い込みでもしっかり必要な足を溜められるようになる馬が成功例としては多い。ダノンデサイルも元々差し寄りだったところから徐々に前目でも競馬をできるようにしていき最終的にダービーではスッと前につけてそのまま上がりをまとめて快勝。
 今回だと馬場や、距離を考えると前に行かずに中団くらいでインをロスなく回りながら終盤まで足を溜めるというのも可能性としては高そうで、馬を信用してリズムよく走らせてくるならば、このメンバーでは上位に評価せざるを得ないかなと。

 そして△に追加したシュバルツクーゲルは前走の内容がまさに強烈な消耗戦を上がり最速で差し切り。タフな馬場になっていた札幌で前半59.2のオーバーペースをじっくり溜めて外回し上がり最速で突き抜けたのはかなりの成長。血統的にも母父はMonsunとドイツの2400mG1を3勝した欧州のスタミナ豊富な血を持っており、やや適正距離が短めなメンバーが多そうな中で、スタミナだけで言えば随一のモノを持っているかもしれないと期待できる。
 実績としても東スポ杯で2着、弥生賞でも0.7差の5着とまずまずのモノを持っており、3勝Cで古馬を撃破してからの挑戦というのはヘデントールと同じでありながら方や上位人気、方や単勝万馬券は流石に舐められすぎ。
 ここは配当を狙うならば馬券に入れておきたいということで△に。

 ☆ハヤテノフクノスケは追切が素晴らしかったの一点で紐に。

 抑えておきたいのはピースワンデュック、ビザンチンドリーム、ショウナンラプンタの3頭。いずれも非根幹距離で上位の上りを使った実績を持っており、印を回した馬に比べると長距離適性や現時点の完成度の部分で見劣りはあるものの、乗り方次第では一発ありそう。

 コスモキュランダ、メイショウタバルは人気だが展開的に損な役回りかついい目標になる可能性が高い。そもそも早めに仕掛ける馬が恵まれる展開は想定していないので思い切ってバッサリ。
 アーバンシックは悩ましいですねぇ…正直これまでの競馬や走り方などからは京都外回りも長距離も合わないんじゃないかなぁという印象が強く、武井厩舎の仕上げ方もスピード重視で長めの距離は合うとは見えない(実際3000以上の距離で馬券内0、出走もほぼ無い)…よほどルメール騎手が魔法のような騎乗をしないと難しいんじゃないかなぁ……まぁそれをやるのがルメールなので……基本的には切りたいですが、いざ馬券を買うタイミングで日和ったら紐に入れているかもしれません。
 ここまでで名前を挙げていない馬に関してはバッサリで行きたいと思います。

【まとめ】

 はい、今年も別路線組が菊花賞をかっさらうと見てヘデントールに期待したいと思います。
 馬券としては
〇単勝 ヘデントール(エコロヴァルツもちょっとだけ)
〇ワイド 15.16-4.12.15.16.17
〇3連複 16-4.12.15.17-1.4.5.7.11.12.15.17
 3連複を広めにとって、軽視した人気サイドが思い通りに飛んでくれた時にクリティカルヒットが欲しい。
 ワイドはヘデントールからのを厚めにしながら資金配分していい感じにオッズと相談しながらまとめたい。馬券としては単勝とワイドを本線で考えたいです。
 毎年菊花賞はかなり悩ましいですが、今回も悩んで悩んでひねり出した感じです。まあ菊花賞の一つパターンとしてある、スローからの末脚勝負には今年はならないと思っているので、想像通りのタフな消耗戦になってくれれば十分チャンスはあるかなと。
 今年の3歳世代戦を締めくくるラスト1冠!久々のダービー菊花の2冠馬が誕生するのか、はたまた別の馬がかっさらうのか、どうなってもこれからが楽しみなレースになりそうなので、良いレースになることを楽しみに観戦したいと思います。

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