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大阪市民が大阪維新の会について調べてみました。
調べようとしてもなんだかよくわからない
wikiで調べても文字が多くてわかりにくいと感じたので
今更ながら大阪市民として調べて簡単にまとめておこうと思います。
他都道府県には知られていない大阪市民としての視点も
かいておきます。
詳しいものを順次書いていく予定です。
政党としての維新
・地域政党としての大阪維新
・全国政党としての日本維新
の二つがありますがどちらにも所属する二重構造なので
「維新の会」とまとめて捉えておくのが良いです。
政治思想
小さな政府主義で自治体の規模の縮小、効率化を
公言していますが
それに沿わない都構想による職員増加や役所の新設など
非効率な政策を推し進め否決されました。
保守的で右寄りのように言われていますが
独自色が強く、政策は議員定数・予算削減を唱える
内政重視の発言が目立ちますが
政府をこえて秘密外交をするなどしていました。
親中国ともいわれることをし
火消しすることがたびたびあります。
『政治改革』がスローガンですが
現在は領収書公開のが主で飲み食い政治は肯定する格好
となっています。
否決された都構想やこれから行われる万博、IR開発など
細かな政策より大きな政策を好んでいます。
成り立ち
テレビタレント出身で当時大阪府知事だった橋下徹を中心に
自民党所属の大阪府議であった松井一郎が大阪の自民党府議団を割って合流し、地域政党の大阪維新ができ、
下部組織としての全国政党の日本維新が結成されました。
そのため名前の「維新の会」には自民党の派閥であった名残として「~会」が残ったままです。
組織の力関係
維新内ではしばしば内紛が起き、橋下徹などが粛清同然のことを行います。そのためトップの影響力が強すぎることが問題視されています。また辞任し一般人のはずの橋下徹は依然として執行部に対して注文をつけるなどしており「維新の真のオーナー」と言われています。
今までの流れは、橋下徹をトップ
大阪の自民を割った際の派閥の会長の松井一郎が右腕
のような立ち位置で都構想が住民投票で反対多数で否決され、
橋下徹が辞めました。その後松井一郎と吉村洋文の2人が
また都構想の住民投票をし反対多数で否決されました。
そして松井一郎は任期満了で辞め吉村洋文と馬場伸幸がトップとなりました。現在は吉村が大阪維新と日本維新との代表を兼任し維新の会のトップは純粋に吉村洋文になりました。
橋下徹、松井一郎、吉村洋文の3人は
地元のテレビに頻繁に出ていたので
知名度が非常に高く、テレビをよく見る人たちに人気があります。
橋下徹、松井一郎、吉村洋文などトップが看板として
テレビに出演し続けることで政党として存在しているとも言えます。トップの力が非常に強く所属している議員ともめることが多いです。橋下徹は過激な発言で注目され人気をとってきたので
粛清と捉えられることも厭わずできるようです。
特色が強い大阪の土地柄
大阪は基本的に芸人の力が強いです。
芸人といっても流行りの芸人じゃなく
大物芸能人のやしき たかじんや上岡 龍太郎さんの方が
断然影響力があります。
特にたかじんは関西の人気番組『たかじんのそこまで言って委員会』で 政治にも強く安倍元総理も何回か出演するほどです。
出演していたアナウンサーの平松邦夫やタレントの橋下徹も市長になりましたし、上岡さんの相方の一人である芸人横山ノックも府知事になりました。大阪ではこのようにテレビでの知名度がある人が選挙に勝っていました。橋下徹は当時テレビでたくさん出演していましたし、吉村知事も吉本新喜劇に出たりなど関西地域でのテレビ露出が多くネット工作や勘違いのデマやテレビのお世辞がなければ好感度も高くなかったでしょう。
不思議な維新の政策(否決も含む)
大阪都構想(否決)
「大阪府と大阪市が二重行政サービスしており無駄がある」との維新の主張で進められた「大阪市を廃止し大阪府と合体させ大阪都に改名する」政策。
しかし大阪市は4つに分割され行政サービスコストが上昇するという新たな無駄をつくる非効率な政策であり、また大阪市の調整金(積立の貯金)を使いつぶすだけになる、そして大阪市という歴史と愛着がある政令指定都市をなくすことは大阪市民にとってはつらいものであっため住民投票で否決されました。
地下鉄の民営化(実施)
自治体よりも民間が運営した方が効率が上がるという小さな政府主義で進められましたが、高額な初期投資を税金でまかない、戻ってくる利益を私人に渡すという利権らしい利権になりました。
「交通局を自由にさせ、やりたい放題にさせた」
「健全な運営から遠ざかってしまった。」
などと言われるようになりました。人口流入による人口増加が起きている大都市大阪市にとって効率化する必要などなく緩慢経営に対して大阪市の監視の目が無くなりました。
また批判されるきっかけのひとつの減価償却が不十分なまま行われた改修工事の案(下図1)がでてくると「悪趣味」「派手」だと炎上し、撤回され無難な最終案に変更されました。
ホームの改修工事が終わったばかりのところもまた改修する、不必要な車両の交換も増えたなどの声もあります。
民営の大阪メトロのこうした運営方針は本来の効率的な運営とは離れており、「民営化は間違いだったのではないのか」と維新の政策に疑問を抱かせることになりました。
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図2のような大大阪らしく趣あるデザインなら受け入れられたでしょうし炎上することもなかったでしょう。火消しで別の案に変更してよりまともになったことが唯一評価できるでしょう。
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水道局の民営化(廃案)
水道局の民営化も小さな政府主義的な政策でありますが、
世界的に水道の民営化が失敗に終わることが多く、有識者や市民の反発を招きました。民営化に伴う水質の悪化や料金の高騰といった問題が懸念され、結局法案は提出すらされませんでした。水道の民営化をした外国で発生した問題は、以下の記事の引用によると
問題は、世界各地では(水道の)民営化が水質の悪化や水道料金の高騰を招き、巨額のコストを負担して公営に戻す自治体が続出していることだ。パリ、ベルリン、アトランタなど先進国の都市でも再公営化されている。
具体的にどんな問題が生じたのか。アトランタでは人員削減と料金値上げの末、浄化処理のレベルを落としすぎて水道の蛇口から茶色の水が出たこともあった。インディアナポリスでは、何百万人もの市民に対し「水道水は煮沸してから使用するように」という警告が発せられ、学校が休校になるところまで追い詰められた。
先行事例がこうも悲惨だと賛成できません。
大阪市は全国的に水道料金は安いです。
理由は「淀川が流れ企業が多くあり人が多く住んでいるから」
そもそも水道料金下がる必要性が希薄でした。
現に市議会でも「大阪市民にとってなんのメリットもない」
そいうことで法案提出すらできませんでした。
住民の生活を気遣う政策よりも
小さな政府主義的政策を大阪でしようとしていたのでしょう。
宣伝文句の『改革スピリッツ』は小さな政府主義を言い換えただけ
で政策を単に住民に押し付けてるだけなのでしょう。
政策は特に吟味していないようです。
一つ目の記事は市議会で廃案となった際のもの、
二つ目の記事はこれまでの経緯がまとめられたもので
内容は結構批判多めで詳しく長い文章ですが
引用部分は外国の事例です。
参考に
この記事は民営化をした宮崎県の例で
てんやわんやの末に決定されるなど
非常に怪しげなことが起きていた模様です。
関わっているのは維新とのつながりが強い竹中平蔵で
大阪では無理だったので他の所でしたのでしょうか?
教育政策(授業料無償化など)
大阪は歴史的に商人の町でゆかりのある偉人も多いです。
大阪の丁稚奉公は大学なんて無い時代において
商売の学校の役割を持ち、近代では松下幸之助も生み出し
また慶応義塾の生みの親である福沢諭吉を輩出した
緒方洪庵の適塾があり
非常に教育熱心であった土地であります。
しかし
全国平均を下回るのです。最低水準とまでかかれてます。
これを解決するのは相当難しいでしょう。
維新もこれにテコ入れして改善させるのは至難の業で
目標の全国平均を上回ることはできませんでした。
大阪府独自のテストを新たにつくり
内申点を共通テストのような一次試験の制度に作り変えました。
またその後東京都のように私学助成や塾代の補助などを行いました。しかし16年経っても順位はたいしても変わらず平均以下
結果はバラマキという実績しか作っただけでした。
塾代補助などの施策は結果的に学力向上にはつながらず、無償化政策も効果が薄いのでした。
ちなみに大阪府独自のテスト(チャレンジテスト)は
入試時の公平性において内申点の統一化は前進と言えますが
そもそも内申点を失くしてしまえば
教職員の仕事を効率化できたのでしょう。
小さな政府主義の『無駄な制度を減らす』という考えと
矛盾する内容の制度改革でした。
また教育無償化は
以前からある貧困世帯むけの支援を
収入などの条件を緩和していくことで
達成しようとしているようですが
そもそも大阪府の無償化制度は、私立高校と公立高校を一緒に競争させることに原点があり、国の無償化制度に上乗せするかたちで導入した10年、当時の橋下徹知事は、「生徒数の少ない学校は人気がないのだから、私学・公立を問わず退場してもらう」と述べていた。私立への助成も生徒数重視で、「標準授業料」という上限枠(60万円)を設け、これを上回る部分は学校側が負担するのである。
私立高校の負担を増やそうとしているまた公立高校を減らすことも問題視するどころか促進するようです。
色々問題を抱えた大阪万博とIR
同時並行の予定だった計画
維新が大量の資金をつぎこんでいる計画で一応、国策でもあります。
乗り気でない国を説得する形ではじまりましたが、
維新は大阪都構想も同時に進めようとし
「(都構想について)残念です。裏切られた思いです。(中略)大阪に、都構想をやってる時間もお金もありません。府職員も市職員も、都構想が決まったらそっちに忙殺されてしまいます。1500億円のお金が掛かると言われています。そんな余裕は大阪府市にはありません。大阪・関西万博を何としてでも成功させる。そのことに集中をしていただく必要があります。」
と総理大臣や経産省など関係各所を説得するなど
協力してきた自民党の世耕弘成も
「やる気があるのか」
「万博の計画を頓挫させようとしているのか」
と疑問を呈すもので
都構想が否決されたことで問題は解消されましたが
維新は自ら問題をつくりかけました。
夢から悪夢になった土地・夢洲
この土地は大阪市民ですら行ったことのない人が多いです。
というのもこの土地はもともと1970年からゴミ処理場として
焼却物や建設残土などで埋め立てられた場所で
空き地ではなくただのゴミ捨て場として知られる場所でした。
そしてバブル期を迎え土地開発の話が進み
まず地盤改良をすることになりましたが
もとがただのゴミ処理のための人工島であり
人が住むための埋め立て地ではないのですから
当然ながら通常よりも莫大な費用がかかりました。
ところがバブル崩壊が起き
開発計画は頓挫、不良債権だけが残りました。
この債権処理のため
オリンピック誘致を試みるも失敗。
そしてIRとしてのカジノをつくることになりました。
さらに万博誘致を試みたのが松井一郎でした。
そうして決定し、また地盤改良をすることとなりました。
前に行った工事でも不十分でありまだ工事は必要なため
さらに大阪市の支出が増えていくことになったのです。
毎回変更される試算
計画は「成功するのかどれくらい成功するのか」を
もとに予算がつき、実行されます。
「万博だと経済効果、IRだと黒字となるかどうか」
が重視され、実行されるようにこれらの試算は
高くされやすいですが
結果を計算したとき試算を大きく下回れば失敗だとして
バッシングされることになります。
この経済効果の試算が維新が出したものが国が出したものよりも
大きく上回っているのです。
これは問題となり、維新は下方修正することになりました。
しかし修正前の計画をもとに資金をだしてきたことが問題になりました。
前から万博の経済効果は甘く見積もられているなど言われてきましたが
国からも指摘されることになりました。
またIRについては集客数の内訳が年々変更されています。
当初外国の富裕層がメインターゲットでしたが
今では内訳の6割が日本人と変更されています。
マカオなど近隣諸国にカジノがあるので
客が分散されるなどの予測を無視してきたツケが
完成前から回ってきているようです。
関元市長や平松元市長もヤミ専従問題と環境整備について仕事してるよ!
ネットを見ていると勘違いしている人が多いので要注意です。
最近ネットで時々目にする自治労問題は
もとはヤミ専従問題と呼ばれ2004年から関元市長が改革していきました。
ヤミ専従問題は一部の職員が仕事から抜け出して
何ら関係のない活動をすることです。
維新が改革してきたと言っている問題はすでに表面化しており
改善までしていたことでただの既定路線の延長でしかありませんでした。
大阪の天王寺などが綺麗に整備されていったのは
維新ができるずっと前からです。
ネットではホームレスなどのブルーシートのテントが張られていたなどが
2000年代にあったかのように言われていますが
そんなもの平成初期にはすでになくなっていました。
残っていた無許可営業のカラオケ屋台などは維新が出来る前に
強制撤去が完了しており、維新は何もしていません。
この件に関して何一つ功績を残していませんが
(無関係の)維新の実績なのだとするデマがネット上で散見されるので
勘違いしないでほしく、また他の人にも伝えてほしいです。
天王寺公園は明治42年、内国勧業博覧会の跡地に開園した。バブル経済崩壊前の昭和60年ごろからホームレスのテントや無許可営業のカラオケ屋台が目立つようになり、昼間に屋外で〝青空カラオケ〟に興じる酔客の歌声が辺りに響きわたるなど問題化した。
市はこうした事態を受け、天王寺博覧会(昭和62年)後の平成2年、園の周囲に全長約3キロにわたる高さ約2・5メートルの外周柵を設置、公園を有料化したのだ。
(平成)15年には園内通路を占拠していた無許可営業のカラオケ屋台9軒に対し行政代執行法に基づく強制撤去を実施。3年後には、道路に軒を並べてテント暮らしをするホームレスらにテントの自主撤去を求めた。
大阪市営地下鉄(現在の大阪メトロ)を
バリアフリー化として綺麗に改修、整備する方針を
遠まわしに妨害し、遅らせてきたのはまさに維新です。
平松元市長の市政ですでに大阪市営地下鉄の
トイレの美化は決まっていました。
(平松元市長)「トイレのリニューアル案、これも私の時です。トイレが汚いし臭い。議会の了承を得て予算を付けました。一緒に地下鉄の転落防止柵(ホームドア)を全駅につける予算を付けたのですが、私が市長を退いた後、残念ながらそれは後回しにされました」
市営地下鉄のトイレの改装計画は平松市政下に決まり、
平成25年度末には整備が完了する予定でした。
その計画はこちらの10pにあります。
https://www.osakametro.co.jp/company/library/barriar_free_shishin/20111031b.pdf
平松元市長が推進していた転落防止柵(ホームドア)設置計画は
この後の維新による地下鉄の民営化で後回しにされ
本来の予定よりも何年も遅れていくことになりました。
現実とズレがある?テレビやネットの評価
維新はネットでは『利権と戦っている』
地元のテレビでは『大阪を良くしている』
とするイメージがあふれています。
本当にそうでしょうか?
ヤミ専従問題はすでに対策済みであり何もできず
大阪自民の南港利権側であった松井一郎派閥である
維新は夢洲を含んだ南港利権を取り込む政策を進める
大阪都構想は大阪市を解体し
大阪市の財産を大阪府の物にして
バラマキ政策をしようとする
中国と敵対しているのかといえば
都構想には中国人と何の関係もない
大阪市のただ治安が悪いだけの西成を
中華街にする構想までもありました。
(2018年)維新のナンバー3である今井豊氏が強力に後押しし、大阪府議会でも大阪中華街構想への支援を松井知事に求めました。松井知事も「期待している。府としてできることは何か考える」と答弁。
維新は親中と言われても仕方がないどころか
親中議員が多いのではないのでしょうか?
本当に保守なのでしょうか?
ネットで知った暴言と奇妙な公務
橋下徹はテレビではキテレツで口の悪いキャラでしたが
Twitter(現X)ではさらに口が悪いんですね。
当時市長であり何のスキャンダルもなかった平松さんの自宅前で
延々と悪口を言う演説をしていた橋下徹に
強烈な嫌悪感を抱いてから彼を見たくなかったので
知りませんでしたが
最近使うようになったTwitterでは
大阪でのデマも多く流しており
最初良いかもと思っていた大阪市民に
後悔の念が堪えない心境をもたらしている状況は
悲しいですね。
あとは吉村関西コレクション
広島原爆の日に、関西コレクションに出演し、独裁国家の将軍様を彷彿とさせる絶賛ソングに乗ってご満悦の #吉村洋文
— Shoji Kaoru 💙💛NO吉村 NO斎藤 地方自治に維新は要らない‼️ (@Shoji_Kaoru) August 7, 2023
昨日の出演について、大阪府に確認したところなんと「公務」との由💦
長年の維新支配で忖度体質が染みついた #大阪維新の会 府政。終わってる🥶#維新のおかしさに気づいてね pic.twitter.com/Rqh6XQnpuA
これは今回調べるにあたって見つけたものです。
これで大阪が良くなるのでしょうか?
ごたごたする維新
維新はテレビなどでの露出が多いトップ以外の
知名度のない維新議員は不祥事も当然ありますが
報道があまりされていません。
先ほどの大阪中華街構想強力に後押する
維新のナンバー3の今井豊氏は、
これも今回調べるまで知りませんでした。
本当に地元のテレビですらしっかりと報道しませんね。
上の記事は維新のガバナンスつまり空気感がわかるものです。
全国的にもテレビやネットの評価によって勘違いされているようで
東京で公認された人と維新の本部とで
もめるケースもあります。
また維新の公約は執行部が勝手に決めているようで
ただの人気取りの政策を選んでいるようですね。
だから意思疎通が取れていなかったりもあります。
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反維新の各陣営
自民系は維新との分裂により弱体化し
全国テレビの自民本部への批判と
地元のテレビの報道する維新の自民批判のダブルパンチ
さらには状況を知らない自民本部の
批判からの処分によりさらに弱体化した。
三重苦を味わっている。
れいわ系は橋下徹への批判をしたため支持されたが
国会では自民批判の方が目立ち何ら役に立っていない。
公明系は二回目の都構想時に賛成にまわり、
裏切者扱いされるようになった。
党本部による党利党略による方針変更であったが
支持者からも
「住んでないからそんなことが言えるんだ」
という声も上がるなどしており
反対派を継続する支持者が一定数いた。
結局否決されたため維新支持者からも
裏切者扱いされるようになった。
党利党略の方針を嫌気され支持を大きく失った。
補足と一部リンク置き場
次の記事では今回のリンクや補足を充実する予定です。
①水道事業の問題は単純にすると
水道を一気に整備する
→40年後に一気に更新工事が必要になる
→膨大な資金が必要となるがそんな資金はない
という問題が世界中にあり、ヨーロッパなどではその対応として
水道民営化、つまり民間に丸投げするということがありました。
結局民間の事業者は水道料金を上げ、住民の生活を圧迫したため
自治体がもう一度買収しなければならなくなりました。
その費用はもちろん住民の負担になります。
このような先行事例は多くあり、
『民営化は多額の費用をかけて問題の先送りをするだけ』
となりました。
結局自治体が捻出できないほどの資金難は民間も請け負えないのです。
②丁稚奉公と松下幸之助の話は以下の記事から
参考に2年前に公表された2015年の結果と2024年現在の結果です。
大阪の学力が低水準なのは
「まあ勉強なんか別にしなくてええやろ」
みたいな地域が押し下げていたり、
体育を志望していた人が教員不足で苦手な理科を教えていたり
(その先生はアンモニア水を強酸性だと思っていた)
など様々な要因があります。
他にも政策で人を呼び込んだりして
急激に人が増えているので治安が悪くなってますね。
生徒は急激に増えるけれども
学校を大きくし、先生を増やすのは
簡単には出来ません。
その結果、学校は対応できずに
いじめや分断が起きやすく、あわや学級崩壊なんて話も聞きます。
教職員の業務の効率化をしてブラックな職場環境を改善し、
先生の質を上げや数を増やし、
学力を全国平均にまで上げることを目標にすべきで
学校の業務を増やしていたら、
かえって目標達成から遠ざかってしまうのではないかと思います。
③細かくなりますが下のサイトから考えると
(生徒ひとりで180万円の授業料無償化ですから、大阪府の予算も大変ちゃいますか?大丈夫ですか?という教育無償化の財源を心配する想定質問に対して)松井の回答は
大阪の高校で勉強して、将来しっかり稼いで税金納めてもらい、ちゃんと元取りますから(笑)
大阪の高校を出てから就職で東京など他の地域で働かれた場合
大阪には何も税金が入らないと思いますが、どうなんでしょう?
このときはふるさと納税などありませんし。
世耕弘成 経済産業大臣が、本当の事を、大阪の皆様に訴えて下さいました。
Posted by 中山泰秀のアイラブ大阪 on Thursday, April 4, 2019
ここであらためて考えてほしいのですが
利権とは何だと思いますか?
それは必要のない建物を建てる
または必要のない工事をする
公共事業の情報をいち早く知り不動産を買う
これらはすべて夢洲に当てはまります。
夢洲の南港エリアは大阪市職員の多くが家を買い
土地開発で地価が上がるのを待っている状態でした。
しかし官が主導する開発に民間がついてきませんでした。
地価は上がらないことに不満をもった関係者たちの突き上げにより
市としては部署の移転などを行ってきました。
夢洲はごみと利権が絡み合った末にできあがったもので
大阪市を苦しめる存在だったのです。
大阪に昔から住んでいる人は暗黙の了解として
夢洲は触れない方がよいものでした。
万博の候補地をめぐって(中略)万博記念公園(吹田市)や関西空港に近いりんくうタウン(泉佐野市)、人工島の舞洲(まいしま、此花区)など府内6カ所が挙がったが、夢洲は含まれていなかった。
しかし、松井氏は今年度(2016年度)に入り、夢洲も候補地に追加。今月21日には、東京都内で菅義偉官房長官と非公式に会談し、こうした方針を示したうえで誘致への協力を要請したとみられる。
万博候補地に挙がってすらいなかった夢洲を
候補地にした世襲議員である松井一郎は
利権と敵対する立場だったのでしょうか?
推し進めているのではないか
疑問はつきません。