ダウントンアビー・愛しき嫌われ者トーマス編
愛する皆様おはよう
眠いです。長いよダウントン。シリーズ6まであって、エピソードが各9話。今日の深夜?明け方?3時過ぎにやっと視聴終わりました。普段夜更かししないの。もうしばらくは夜更かしはいいかな。
世界が君主制から民主主義へ移り変わっていく、激動の時代を生きた英国貴族を描いたドラマ。
「華麗なる貴族」と副題がついてるけど、ちょっと違うかな。華麗だけど、時代の波に飲まれないようにどうにかこうにか、生き残りをかけた貴族達の戦いぶりが垣間見れます。
イギリスは階級社会で、このドラマでは「上階(の住人)」「下階(の住人)」という言葉が象徴的に使われています。分かり易く書くと
上階→貴族
下階→召使い
って感じかな。でもそんなに簡単な話じゃないんだよね。下階の人々にも職業階級がある。これは説明するよりみた方が早い。
そんな下階の住人たちの中で、世界中の女性達が熱い眼差しを送ったのが、フットマン(下僕)だよね。
フットマン→男の召使い
今回はフットマンからバトラー(執事)へ出世した、みんな大好きトーマスについて書きます。
フットマンの条件。イケメン。
はい。以上。
サービスする者は華やかでなくてはいけない。見栄えのするフットマンをかかかえる事は、贅沢の象徴であり、館の力を視覚的に訴える事ができる。でも、時代とともにフットマンという職業も窮地に立たされてゆく。
で!フットマン何人か登場しますが、やっぱトーマスだよね。彼が、なんともまぁ、女性の母性本能に訴えるキャラクターです。
性悪(しょうわる)で、プライドが高くて野心家、駆け引きに強く、悪知恵が働き、執念深く、とても繊細で孤独。会話はいつもトゲトゲ。嫌みを必ず言って、マウント取りにきます。ちょーめんどくさいヤツ。
仲間の嫌われ者。でも、見てる人は、みんな好きだよね。
トーマスを見たとき、
「洋服を着る」ってこーゆー事か!!
って、いっぺんに分かりました。洋服は「胸で着る」とは噂に聞いてたけど。まぁ、かっこいい。って言うか、見栄えが良い。
華やかで格調高い雰囲気を作る事は、天才的。
それがトーマスですね。
危なっかしいながらも、少しずつ成長してゆく姿を見ることが出来ます。
本当はどこへも行くあてがない。彼は、本能的にそれが分かってるからこそ、悪あがきをしたり、マウント取って必要以上にアピールしたり。自分のまいた種で自分を苦しめ、孤独に耐えられなかったり。
みんなが未来に向かって次の人生に踏み出そうとしてる中、1人孤独に落ちてゆく。こんな自分は愛されないと、周りに突っかかりながらも、誰よりも愛し愛されたいと思ってる。
トーマスが嫌いな女性っているのかな?まぁ、ほっとけないよね。野良猫みたいで。
イギリスのドラマは、人物を描くのがほんっと上手い。かなり論理的に作ってるのかな。さすがシェイクスピアの国。
次は、ベイツとアンナについて書きます