妊娠9ヶ月半。町議会議員選挙に挑みました。
この春は統一地方選が各地で行われましたが、私の住む熊本県南小国町でも町長選、町議選ともに行われました。
かく言う私も1期目の町議会議員でして、今回の選挙で2期目に向けて出馬し、無事に当選させていただきました。
前回4年前に出馬した際は右も左も分からぬまま、初めてづくしでバタバタしてしまいました。選挙を終えた時に「次の2023年の選挙の時は落ち着いて準備して挑もう!」と思っていたのですが、今回はまさかの妊娠9ヶ月半(34週)での挑戦となりました。
今回、妊娠後期しかも4人目の妊娠とあり、もしかしたら早産とかで入院してるかも?陣痛が来ちゃうかも?ないつ何が起こるか分からない状態での選挙活動となることが予想されていました。
地方の選挙活動で当たり前とされている、選挙カーで地域を回って〜遊説や演説して〜な選挙活動ができない可能性も十分にあり得ることから、できることは事前に&かつ新しい取り組み(←私の中で)をしてきましたので、その辺りを書き残しておこうと思います。
できることは事前に。
私は1期目の現職議員ですので、選挙運動云々の前に政治活動ができます。この2つの違いを簡単に説明すると…
選挙運動:当選する(させる)ための行為
選挙期間(告示日〜投票日前日)のみできる
例/選挙ポスター掲示、選挙カー使用、演説、ビラ配布など
政治活動:選挙運動以外の政治のための活動全般
議員の任期期間中ずっとできる
と、簡潔にまとめるとこんな感じです。
今回は2期目に向けた選挙になるので、有権者の方にこの4年間の活動も含めて評価していただけたらなぁと思い、任期期間の4年間の活動をまとめた活動報告のチラシを作成しました。
今までも活動報告を年に2〜3回自作しては、徒歩や自転車でポスティングして配っていましたが、今回はお腹も大きいので自力ポスティングするのは厳しそう…と言うことで、新聞折込を活用させてもらいました。
そう、できることは事前に&かつ新しい取り組み(←私の中で)と大げさに表現していますが、4年間の活動をまとめたチラシを作って、選挙が始まる前に新聞折込に入れただけです。
町が公表している全世帯数1789に対して、地元新聞の購読は680件。購読率は38%ほどですが、対価を払って毎日活字に触れる機会を作られている方に一斉配布できる新聞折込の効力は私の想像以上でした。
反響が良く、お電話をいただいたり、道ですれ違う方々に声をかけていただけたりしました。とてもポジティブなお声ばかりで、純粋に嬉しく励みになり、有難い限りでした。
他に前回と違ったのは、選挙運動に
・うぐいすさんに来てもらった(母の友達)
・妹に来てもらった
ことかと思います。
地方の選挙運動なので、選挙カーはまだ必須だよね、となるんですが、
前回は自分でマイクを5日間握り続けていましたが、今回は流石にうぐいすさんに来てもらいました。
選挙カーで回ってる時に応援に沿道に出てきて下さった方の元へ妹に走ってもらったり、周りの方々に甘えてお手伝いいただきました。
地方で選挙というと“オトコの祭り”と表現されることもあるようですし、政治というとどこか遠いところで行われているような感覚を持たれがちです(←過去の私もそうでした)が、政治は私たちのくらしに密接しています。
普通の声を
普通の人が
普通の感覚で届けることで
社会はより良くなる
と、熊本学園大学の坂本名誉教授が仰っていましたが、私の1期目はその言葉の意味を真に実感できた4年間でもありました。
「もっとこうだったらな…」
「こうしたらいいな…」
そんな普段のくらしの中で消えてしまいそうな小さな声に光をあてて届け続けていきたいと思っています。
大好きな南小国町がより良くなることを願い、町に住む全ての人がイキイキとその人らしく生きられる南小国町を目指して。