行動の改善

幼少の頃より、忘れ物や紛失が酷かった。
それは今でも変っていない、仕事の時は注意していたが、私生活では全く無頓着であった。
私は、これから物の置き場所をきちんとする。
そう今更宣言しなければならない事が起きたのだ。必要なものを無くしてしまい、それがどこに行ったか分からないままの状態になった。
今は、どうにかするように動いてはいるが、これではいけない…
しっかりしなければ…
 それに引き換え、80代半ばの祖母の方がしっかりしていて、計画的だ。
 自分がワクチンの注射を打ちに行くから、動けなくなると大変だと言って事前にいろいろな準備をしていた。人間として尊敬する。目は病気と加齢でほとんど見えないが、ほぼ毎日、日記をつけているし頂き物や贈り物の記録などは細かくつけている。自分のことは自分でやり、具合が悪くなければ滅多に助けは呼ばない。
 自立した人間とは、こう言うことなのだと思った。
 私には、そんな思考能力がない。
 できなかったらそのままで、ダラーんとして居ればいいくらいの気持ちでいる。そんな風ではいけない。理性を兼ね備えた生物としては、もっとスマートに生きなくては。
 こんな自分が情けない…一から人間教育をする必要を感じる。
 それにはまず、段階がある。物事を始めるときにはまず綺麗であること。
 物の場所を決めるのに雑然とした状態ではいけない、しかし私の部屋は半永久的に綺麗になることがない場所なのだ。ときめきではどうにもできない問題もあったりする。
 私の、頭ごと取り替えなければいけないかもしれない。それを、何かのせいにしてはいけないのだが、生まれ持ってそう言う性質ということもある。
 片付けが、かえって部屋を汚くしていると言える。興味が惹かれたら、手を止めてしまう、見入ってしまう、細かいところが気になって箱の中の整理が始まったり…
 これって、そいうことのような気がすると何度も持ったが、今行っている病院でとやかく言われたことはないし、それを理由にしてはいけないとも思っている。
 とにかく私は、この瞬間から部屋の片付け、分別して捨てることから着手し可哀想な状態のものたちを解放して、環境の改善から行動の改善を目指すことにする。


                                   

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