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国際学会旅費助成の仕組み

みなさんこんにちは!じんぺーです。
noteの更新がしばらく止まってしまいました。今日も経済的に困っている学生に少しでも選択肢が増えるような情報を提供できたらと思います。あまり多くの人に関わることではないかもしれませんが、大学院での「国際学会発表」についてです。

国際学会(会議)とは?

そもそも学会とは何なのでしょうか?簡単にいうと、研究者や大学院生が研究の成果や時に研究計画などをまとめて発表する場所です。それが国際的な場所になると、国際学会と呼べますし、日本国内の研究者向けだと、国内学会となります。
ウィキペディアによると、

多くの場合、会議の公用語(論文、発表、議論に用いられる言語)が英語である会議を国際会議(英称: International conference)と呼ぶ

そうなので、会議の公用語が英語であれば、日本国内での学会であっても国際学会と呼べそうです!

という超基本情報を押さえてもらって、いよいよ旅費補助のお話に入りたいと思います。

国際学会発表のための旅費補助の仕組み

上では、国内開催の国際学会があるということを書きましたが、やはりその多くは海外での開催になります。というか、海外で学会発表したいですよね?!

新型コロナ感染拡大以降は学会のほとんどがオンラインとなってしまいましたが、M1の時に1度だけオフラインの国際学会に参加しました。

ちょっと若い…(化石化した大学院生アカウント…)台北(台湾)でのアジア社会心理学会に参加した時のものです。こんな形で他の研究者との交流もあって、とてもいい思い出です(もちろん発表とかはちゃんとしますよ笑)。

それで、本題なのですが、海外で国際学会をしたいといっても、参加費の他に航空券費や宿泊費もたくさんかかるので、そんなに簡単な話ではないというのが学生の声だと思います。もちろん、ぼくも同じです。そんな旅費などを援助してもらう仕組みについて、3つほど考えられるアイデアがあるので、紹介します。

1.所属大学院,研究科などの支援

ぼくはこの学会に参加するための旅費を所属する研究科のグローバル展開オフィスというところに援助してもらいました。

コロナ以前は、学会の開催場所や期間によって5万円と10万円の2つの基準を上限に支給されていました。台湾は近いので、5万円の支給を頂きました。航空券と宿泊費を合わせても5万円は越えないので、ほぼ自分で出費することなく、滞在出来ました。(むしろ、普段より少しいいホテルとりました、いつもドミトリーのゲストハウスなので…)

ぼくは北米の学会に行くことなく、コロナが流行してしまいましたが、先輩方は10万円頂きながら、アメリカやカナダの学会に行っていたそうです(ちなみに、心理学は北米での研究が盛んです)。

ちなみに、コロナ以降の昨年からは、渡航費や宿泊費の支援がない代わりに(そもそもオフラインでの学会がないので)、学会参加費を助成してくださる仕組みになりました。ぼくは今年度2つ国際学会に申し込みましたが、どちらも参加費(1〜1.5万円程度)を支給して頂きました!

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これはぼくの属している京都大学教育学研究科の制度のことでしたが、他の大学でも同様の支援があることはよく聞くので、ぜひ調べてみてください。ぼくたちのところの制度は割と倍率は低いのですが、競争が激しいところもあるようです。

2.学会などの支援

先程の支援は大学院ごとにだいぶ特徴が異なるわけですが、この学会などの支援はどの大学院生にもチャンスがあります。

例えば、ぼくが所属している日本心理学会も国際学会派遣の助成があります。

コロナ以降は中止されているようですが、上限10万円の支援がなされていたようです。周りでもこれを利用して発表された先輩を何人か知っています!(このページでは過去の報告書も見ることができます!)

比較的多くの方にチャンスのある制度かと思います。

ぼくの所属学会では、日本認知科学会も同じような支援をされています。こちらは公開されているページにあまり情報は見当たらなかったのですが、Cognitive Scienceという国際学会が限定だったと記憶しています。

ぜひ、ご自身の興味のある分野の情報を見てみてください!

3.研究費を使う

最後の手段は大学院生にとっては少し難しさもあるかもしれませんが、研究費を使って学会の旅費補助をするという手もあります。

研究助成は大学によるもの、国や自治体によるもの、企業によるものとさまざまですが、多種多様です。研究助成に採択されたら、その研究費は当然研究に使うのがメインです。

しかし、学会での発表も研究の1つとみなされるため、ここでの旅費に研究費を充てることは多くの場合許可されています。自分で研究費をとって、学会にいくというのは研究者としてやってみたいことでもあります!

研究助成は本当に多様ですが、参考までに京都大学でまとめられているサイトを載せておきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?国際学会で旅費補助を頂く3つの方法を紹介しました。

1.所属大学院,研究科などの支援
2.学会などの支援
3.研究費を使う

方法があります。

コロナ流行以降の世界ではあまり馴染みのない話だったかもしれませんが、もう少ししたらまた学会で海外に行くことができるようになると思います。

その時に自分が支援を頂きながら学会発表できるように、情報収集してみてください!

ここまで読んでくださりありがとうございました!

このnoteではこの記事のように、お金がないながら、学ぶ続けるためにじんぺーが考え抜いた数々の方法をご紹介していきます。
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