見出し画像

なぜ母親は洗濯物を最後まで畳まないのか

リビングで綺麗に畳まれた洗濯物の隣に放置されているバラバラの靴下やワイシャツを見たことはないだろうか。
台所の水切りかごは綺麗に洗った食器たちが伏せられているのに、シンクの中には汚れた鍋や空のお茶ポット。
そして、ちょい残しされた家事を尻目に休んでいる母はしばらくすると慌ただしく動き始めて恨めしそうに自分の残した家事を再開する。

こんな光景を見た人はみんな、きっとこう思うだろう。

なぜ、最後まで終わらせておかないのか。

と。

靴下が面倒なのなら最初に畳めばいい。
お茶ポットが残るのなら最初に洗えばいい。
そもそもなぜリビングに洗濯物が残っている状態で食器洗いに手をつけるのか。
どちらから始めたのかは知らないが、一つを完了させてから次の仕事に取り掛かるべきだ。
工夫すれば早く終わる方法なんていくらでもあるのに……と。

ここでひとつ我が家の話。

最近、小学生の子どもたちが家事を手伝ってくれるようになった。
幼児期とは違い、しっかりと戦力になるため非常に心強い。

しかし、畳み終わって片付けまでしてくれるにももかかわらず、
靴下だったり大人の服だったり、
何かしらは畳まれていない物が残っている。
食器を洗ったあとの鍋も然り。

子どもなので仕方ない部分もあるだろう。

私の夫はきっちりした性格で、仕事もできる。
洗濯や食器洗いは滅っっっ多にしないが、
一人暮らし経験もあるため家事の心得もある。

朝、そんな夫が珍しく洗濯物を畳んでいた。
畳み終わり朝食を食べ、リビングで寛ぐ夫。
洗濯物を仕舞い始めた私は家族5人の靴下だけがばらばらで放置されていることに気が付いて、思わずクスッとなった。

家事のちょい残しは誰でもやってしまうもの。
残した人も残された人も寛容でありたい。

いいなと思ったら応援しよう!