社会福祉法人に飛び込んだ経営畑の異星人
事業活動計算書??サービス活動収益??私が一般事業会社から社会福祉法人に飛び込んで最初の戸惑いでした。実は、私はそれまでに超大手といわれるグローバル企業で国内はもちろん海外においても経営管理業務に携わり、その後、M&Aされた直後の中小企業で立て直しを行うなど、経営に関してはそれなりの経験と知見を持ち合わせているつもりでした。ところが、そんな私が見たことも聞いたこともない経営用語の数々・・・損益計算書でもなく売上高でもない!一体なに??経営管理なら基本的にどの業界でもやっていける!ちょっとした自信も持っていた私はいきなり面食らってしまったのです!そんな入口から私の社会福祉法人での業務がスタートしました。
入口からいきなり???が飛んだ形ですが、いざ法人の中に入ってみると、そこにあったのは???どころではないこれまでに経験したことのない異世界!生産性向上?コストダウン?管理統制?管理会計?これまで当然と考え、実践してきたことの大半が当てはまらない、驚きが連続する世界がありました。
でも、驚いてばかりはいられません。ちょっと待てよ・・・
今後、日本は2025年からの超高齢化社会を迎えます。その中で高齢者施設の需要が増え続けることは明らかです。しかし、その事業の担い手である労働者の数は減っていきます。介護保険制度は改定の度に事業者に厳しくなっていきます。その様な経営環境激変が進行する中、私は、社会福祉法人も間違いなく一般事業会社並みの経営効率化や競争に晒されるぞ、正に生き残りを賭けるようなタイミングが来るぞと思いました。同時に、ほとんど手つかずの現状は、言わば伸びシロだらけ。これはやってやろう!という気持ちになりました。
どの様な業界においても経営幹部には優れた経営成績が求められます。何故なら優れた経営成績を残すことで、ステイクホルダーに利益を分配したり先への投資の源泉を得ることが出来るからです。組織を母船にたとえ、そこに乗船しているあらゆるステイクホルダーをより幸福に導くための経営を行うことは私のポリシーですが、それを目指すにはちょっとした経営知識が必要です。
このnoteではそんなちょっとした経営知識を紹介していきます。
現在、社会福祉法人で組織を少しでも前へ、一歩でも前へ進めたい方は是非読んでみて下さい。お役立ちになる情報を得られることと思います。もちろん、その他の方々もnoteとして面白おかしく読んで頂ければ幸いです。
さぁ 始めましょう!