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ショックドクトリンを身近な事に落とし込んでみると

「ショック・ドクトリン」とは,ある社会に壊滅的な惨事 が発生した直後の,人々がショック状態に陥り,茫然 自失のまま抵抗力を喪っているときに,そのような衝撃 的出来事を好機と捉え,巧妙に利用する政策手法のこ とである。とググるとでてくる。

最近読み終えた本「堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 」(幻冬舎新書)を読んでなるほどと思う事がたくさんあって、中でもホッキョクグマが絶滅危惧種で個体数が減っている。北極の氷は溶けてホッキョクグマは近い将来居なくなるだろう。。。という一般的に囁かれている内容が「ホッキョクグマは20%増えている」と言う記述がありビックリ!
ググってみると「ホッキョクグマはだいじょうぶ 心配しなくて良い20の理由」スーザン・J・クロックフォードというその20の理由がとても簡素化されたPDFが出てきておー!そうだったんだー!
と驚いた。
https://ieei.or.jp/wp-content/uploads/2022/04/Corckford-Japanese_20220415.pdf

どんだけ騙されている(というか、見えなくさせられているのか)怒りさえ覚えた。
が、
このショックドクトリンという手法実際に私も日常生活の中で引っかかりそうになった事があった。
それは
乳がんのセカンドオピニオン。
ステージ2で切除しないとまぁ、3年とか。生きても胸がただれて、そこから臭い膿が出てきて、処理が大変。その時には手術することは出来ない。
と言われ、いわゆるショック状態。
この時は頭が真っ白で何も考えられなかった。
はず。。。
でも「治るよ」と右斜め上から聞こえてきてこの声に応じて「手術しません。三大治療もしません」とすんなり断り病院を後にした。(この話は改めて)
そのあと、保険の関係だったか、他に何か治療の方法があるのかもう少し聞きたいなぁと思いセカンドオピニオンで行った病院で思い切りショックドクトリン手法を披露してくれた。

医者「やはり浸潤性の乳がん(花咲ガン)のステージⅡですね。入院は○月○日。手術はその3日後で予約取っておきます。受付で手続きしてきてください」
ここまで約10秒ぐらいかな。
このわずかな時間で自分の身体にメスが入る事が決まってしまうのだ。まさにショックドクトリン手法。「衝撃 的出来事を好機と捉え,巧妙に利用する政策手法のこ とである」やはり乳がんだというショックを受けている間に手術という高額点数稼ぎを決めて病院の経営に貢献という流れ。
私「は?誰が手術してくれって言ったんですか?こちらの都合や気持ちも聞かずになぜあなたが勝手に決めるんですか?」と言ったら
医者「え?何?ここに何しに来たの?死にたいって事?じゃあ、何もしないで死ねばいい。2度とここには来ないでくださいね。」と言うのだ。
私「はい。もう来ません」と席を立って終了。
セカンドオピニオンだったという事と、その右斜め上から聞こえた声があった事でなぜだかとても私は冷静だったことが幸いだった。
もしここが最初の病院であの医者に同じ事を言われたら、ショックを受けている間にどんどん話が進み、手術室へと向かうベルトコンベアに乗せられてたと思うとゾッとする。

ショックドクトリン。
この手法は社会的に大きな災害や出来事だけで起きるのではない。ごく身近に存在している。

それではそのショックドクトリン手法をどうしたら気付き、避ければ良いのか。
それは

自分に聞いて、それを信じる事。
他人の言う事で動かないという事。
自分はどうしたいのか。それを自分に問いかける。
ただそれだけ。
「そんな事は強い人にしか出来ない」ともう何度も言われたけど、それじゃその身体や心は誰のものなんですか?という事になりませんか?
自分の身体や心を取り戻した時、本当の治癒が始まるんだと私は学んだ。

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