友人の娘さんがゆるい写真部に入ったのでなんかいい感じのカメラを選ぶ話④

やはり今あえて買うならCCD!編(OLYMPUS E-300、E-500)

オリンパスブルー、またはコダックブルーという言葉を知っているだろうか?

Eシリーズを追い始めた僕は、最初手ぶれ補正のついたE-510あたりを調べていた。
だが、調べいるとなぜかそれよりも手ぶれ補正のついていない初期モデルであるE-300やE-500の情報が目立つ。つまり人気がある。
しかもそれについて語っているのは写真のプロか半分プロみたいな人ばかり。その人達は言っていた。
「ついにE-500を手に入れました! これでオリンパスブルーを体験できる!」
「やっぱりコダックセンサーの青の発色は最高!」
なん、だ…と?
どうやらEシリーズの初期モデルには特別なセンサーが使われていて、それがまた特別な、唯一無二の描写をするらしい。
特に青の発色でそれが顕著に現れるらしく、それをオリンパスブルー、もしくはコダックブルーと呼ぶ、と。
神レンズ50mm F2マクロとの組み合わせでそれはもう、えっらい事になると。
なんだそれカッコいい。欲しすぎる。
撮った画像を背面液晶で見た時にグッとくる体験を目指してカメラ選びをしている身だ。それって最高じゃないですか。
その事をXに書き込むと、早速いつもお世話になっている素晴らしい会社の社長がそれに応えてくれた。
これは良いものだ。わたしも持っていますよ、と。
E-300、E-500どちらも、しかもどっちも神レンズ搭載!
この社長も僕にとって憧れの自然写真家の1人である。この人がいうなら間違いない。ああ欲しい。僕も欲しい。
しかしさすがにそんな人気のあるモデルは簡単には手に入らない(お金を積めばそりゃ手に入るだろうが、それはもはや安くという条件に当てはまらなくなってしまう)
なかなか難しいなあと思っていると、素晴らしい会社の素晴らしい社長が「PENTAXの k100dとかも良いCCD機だよ」と教えてくれた。
なるほど、CCDなのか。
そういえばp7000も所有者が魅力を語る時に必ず言っていた。
「CCDのフィルムライクな描写が…」
CCDというのはセンサーの話で、今は生産されていない絶滅した旧式のセンサーなのだ。バイクでいうと2ストみたいな、といえば伝わるだろうか。
CCDセンサーはデジカメ初期の頃の主流だったのだが、現在はほぼ全てCMOSセンサーに置き換わっている。性能も生産効率も圧倒的にCMOSセンサーのほうが上だからだ。
これは最初は劣っていたCMOSセンサーを研究しつづけたCanonの功績が大きいそうだけど詳しい経緯は知らない。興味があれば調べてみて。
CCDセンサーが使われていたのは2008年くらいまでだろうか? デジカメがまだフィルムカメラを追っているような時代(?)だったらしく、CCDの写りはフィルムカメラを意識したものが多く、特に発色でそれが目立つという。要するに今のカメラにはない描写がそこにはあるのだと。
今(結構前から?)CCD機で遊ぶのがカメラ好きの中でちょっと流行っていたのだ。オリンパスブルーのEシリーズはその筆頭だった。
それを受けて僕のヤフオク探索リストもだいぶ絞り込まれてきた。
CCDだ! グッとくる写真が欲しいなら、今こそCCDセンサーを狙うのだ!
それを踏まえピックアップしたカメラが以下だ。

一眼レフ
OLYMPUS E-300、E-500
Nikon d40、d40x、d60、d70
sony α100、α200、α230
コニカミノルタ α_sweet
PENTAX k100d、k100d_super、k200d 、k-m、ist-d

コンパクトデジカメ
Nikon p5000、p5100、p6000、p7000、p7100
sony fz-30 、fz-50
コニカミノルタ DiMAGE_A2、DiMAGE_A200
FUJIFILM   f31fd 、f100fd、f200exr

わかる人にはわかってもらえると思うが、我ながらなかなかのリストだ。
これらをヤフオクでせこせこ検索しては、良さげなものを登録し落札金額を追うという事を毎日やっていた。


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