誰かにもこんな夜があることを願って・・・
そう願って、きっと何も伝わらないだろうけど今日はノートではなくnoteに書いてみようと思う。
今聴いているのはThe Beach BoysのGod Only Knows
God only knows what I'd be without you
いつもより早くベッドに入って軽い気持ちで映画を観ていたら何かの拍子に心の大事なところにヒットしてしまって、ついでに悲しいことを思い出してしまって、ほんで久しぶりに号泣してしまった。スリーストライク!アウト〜!!
しばらく泣きじゃくった後で、ものすごくお腹が空いていることに気がついて全く眠れない。そして腫れた目でチョコレートを頬張り、外の風をあびながら熱いお茶を飲む。いろんなことを考える。あぁ今日こそはやっと健康な時間に眠れると思ってたのになぁ。
近頃はそれなりに充実した生活をしている。やることも多いし、楽しいことも楽しみなこともたくさん。いい日々だ。
でも時折やってくるこの虚無感を、閉塞感を、どうしても無視することはできない。なぜでしょう。
十代の私だったら、ただセンチメンタルな夜の一としてしまうことができたのかもしれない。でも今の私は、そうしてしまうことの甘さも知っている。「ちょっと疲れちゃっただけ」では片付けられない何かがあって、それこそが自分の向き合うべき弱さなんだから、と誰かに電話しようとする親指を必死に止める。頑張れば気を紛らわして蓋をしてしまえるくらい大人になった今だからこそ、ちゃんと見つめろ、足を止めるな、歩け、変われ、歩け、アルケ、、
涙の理由は、本当はどうでもいい。この資本主義社会や、スマートフォンの画面に映る人々や、隣人の騒ぎ声や、自分が選んでこの悪しき競争社会に参戦したこと、そして今こうして泣いていることの全てをついさっきまで心底憎んでいたことも、本当はどうでもいい。私はこれからも同じ社会の中で、同じ隣人の声を聞きながら、同じものを目指していくだろうから。まだ負けない。
今挑もうとしている世界が本当は自分の嫌いな価値観でできていることも、その嫌いな価値観に染まりつつあることも分かっているけど、まだ負けない。こんな世界大っ嫌いだぞ!だからまだ全然負けねえぞ!と思う。う〜んなんだかんだ好きなんだろうな、だから。
この虚無感は順風満帆な日々の中でもこっそり持ち運んでいる爆弾のようなもの。あって然るべきなんだから大丈夫。生きてる心地がしなくとも、死にゃせんから大丈夫。だからこんな気持ちの波はどうでもいいんだ。
どうでもよくないのは、自分が本当に求めているものは何かということ。
こうやって辛くなる度に認識するけれど、私が求めているのは実は本当にシンプルなことで、大事な人たちと共に丁寧に生きていたいというだけなんだよなぁ。ほんと、それだけだったんだよなぁ。ずいぶん遠回りをしているように感じてしまうよ・・・たったこれだけのために悩み、もがき、足掻いているんだなと思うと自分がとってもアホみたいだ。逆に大事な人たちから離れてしまったこともあるな。いろんな言葉で自分や周りを納得させながら、エッサホイサとやってきたんだ。今更このアホみたいな道のりを否定する気も誇る気もないけどさ。
あ、ちょうど今5回目のGod Only Knowsがフェードアウトしていく。
God only knows what I'd be without you
God only knows
God only knows
まだ何も具体的なことが書けない弱さ。ひとつとして解決してくれない涙。幾度も反芻する記憶。また早く寝られなかった今日。そんなあれやこれやに寄り添ってくれるのはいつだって夜風と音楽だ。ちなみにPet SoundsはThe Beach Boysの中で最も切なくてあったかいアルバムだよね!そうだよね!
明日からまた私、頑張れるかな?戦えるかな?そして大事なあの人やあの人の記憶と共に、これからも生きていけるかな?
If you should ever leave me
Though life would still go on believe me
The world could show nothing to me
So what good would living do me?
あ〜6回目、これで最後にするよ。
おやすみなさい。