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床暖房の施工{3}

3回目は、今回施工した電気式床暖房の様子をお伝えします。

電気式床暖房をおすすめする理由

温水式床暖房と比較して考えます。
まず、工事期間が温水式よりも短いです。これは、施工がシンプルだからです。
温水式の場合、最低でも配管材がある分、床に高さが出ます。施工前の床より高くなってしまう可能性もあり、そうならないために施工に手間がかかる訳です。
でも電気式ならば、1ミリ未満の厚みのシートを敷くだけなので、床の高さを変える必要がなく、施工時間が温水式よりも圧倒的に短いです。

ランニングコストについて

「でも電気代がかかるでしょ?」と、ランニングコストも気になりますよね。
当然電気を使うので電気代は上がります。しかしながら、費用はどの暖房もかかります。

以前私が積極的に施工していたのは、灯油を燃料とするボイラーの温水式床暖房でした。
その理由は、燃料である灯油が安価で手に入ったからです。でも今は状況が変わりました。自動車の軽油と似ているかもしれませんね。

電気代、灯油代、ガス代など当然価格は変動しますし、材料に何を使うか、また施工方法をどうするかなど、正確に比較する事は難しいと言えます。

でもそれでは困るので、電気式床暖房と壁掛けエアコンで比較してみたいと思います。

床暖房はマックスのホットメイトです(詳細はこの後に書きます)。

6畳の部屋で8時間稼動するという同一条件の場合です。

・マックスのホットメイトは約70円
・エアコンは約200円

30日で計算すると、マックスのホットメイトは約2,100円、
エアコンは約6,000円です。

明らかにホットメイトの方がランニングコストが良いということが分かります。

マックスのホットメイトについて

今回施工したのは、神奈川県座間市の戸建て住宅です。
選択した電気式床暖房は、MAX(マックス株式会社)の製品です。
MAXといえば誰でも知っているものではホッチキスが有名ですが、文具やオフィス機器だけでなく建築工具や住宅設備機器など幅広く事業展開している会社なんです。そのMAX製品に、ホットメイトという床暖房システムがあるわけです。

参照元:ホットメイトのカタログ

施工の様子

大工さんが綺麗にフローリングは剥がした状態
床暖シートの配線を落とす穴を開けます
1ミリの段差もないように板の段差をならしていきます
床暖シートです。厚みはなんと0.8ミリ!
33ミリのクリアランスを保ちシートを貼っていきます
シートがズレないように養生テープを貼ります
専用回路を右側の上下2つ追加し、コントローラーまで配線します
見やすくとても操作性の良いコントローラーです

この後、大工さんが床暖対応のフローリングを貼って完了です。
写真でざっと流れを紹介しましたが、絶縁抵抗計という測定器を使って漏電チェックしたり、他にも細かい作業が色々とありますが、今回は二人で施工して2日間で完了しました(大工施工日数は含まれていません)。

電気式床暖房に関心がある方、いつでもヒツジデンキの仕事依頼からご相談下さい。
大工さん、内装屋さんなどの職人ネットワークがありますので、連携はバッチリです。
ご連絡お待ちしています!

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