アクシデントからの分電盤交換
「分電盤 交換時期」で検索すると、上記の説明が出てきました。
これまで相当数の分電盤の取り付け・交換をしてきましたが、1番多いのはリノベ、リフォームに伴う交換。2番目は新築時に新しい分電盤を取り付ける。3番目以降は何かしらの問題や不具合が生じて新しいものに交換する、といった感じです。
分電盤の交換依頼がくる
今回は3番目の理由にあたる、工事の話をしたいと思います。
工務店から依頼を受けて出向いたのは、神奈川県某市のアパート1階の一室でした。
在宅工事で、男性の方がお一人で住まわれていました。
インターホンを押し「電気工事で伺いました〜」と言うと、「あ、ちょっと待って下さい」と15分以上待たされました。
出てこられると「パソコンが沢山あるので、全部電源オフにするのに時間がかかるんですよ」と、ちょっと無愛想な感じ。
「そうなんですね。Windowsですか?Macですか?」
「あーどちらでもないんですよね」と、何か含みのある言い方。
「あ、じゃあLinuxですか?」というと、目を輝かせて「Linux知ってるんですね!」と、急に笑顔になられ、色々とご自身の趣味の話をして下さいました。
私は人の話しを聞くのが嫌いではないので、工事をしつつ、色々と質問しながらお話を伺っていました。
その中で、そもそもなぜ分電盤を交換する事になったのかを、その方が話してくれました。
2階から滝のように水が流れてきた!
なんか、壁が濡れている…
そう思ってしばらくすると、おいおい天井から水が流れ落ちてきてるぞ!
いや、おかしいでしょ⁈ 水、止まらないよ!
そんな状況になって、慌てて2階の住人のところに行き、ベルを押すも出てこない。
何度も連打するも、本当に留守のよう…
すぐ隣に住む大家さんのところに行き、2階の家の鍵を開けてもらうと、何と誰もいないのに水道の蛇口から勢いよく水が噴き出ていたそうです。
そんな事があり、被害のあった壁のクロス交換、そして分電盤も交換という経緯を話してくれました。分電盤に水が入ったら、最悪火災につながる危険性もあるので、ただの水漏れレベルではありません。既にこの時には乾いていましたが…
おみやげ
「それは大変でしたね」と同情し、話は同じアパートに住む人たちへの苦言へと発展していきました。😅
私はいつものようにお家の方とお話ししながら仕事をしただけですが、なぜか楽しかったようで、「電気屋さん、これ持っていってくださいよ!」と、缶ビールを沢山いただきました。「車だから飲んで帰っちゃダメですよ、ワハハ!」と上機嫌でした。
在宅で工事の場合は、確かに住人の方に気を使う場面もありますが、コミュニケーションを楽しみながら仕事ができるというメリットがあると思います。
たまに、いわゆる有名人の方のお住まい行き、在宅工事という状況の時もあります。
そういう時は、詮索好きにはなりたくないので、あえて質問は控えます。
でも、あちらから話をして下されば、その話には乗ります(笑)
豊島区での分電盤交換工事
せっかくなので、違う現場ですが豊島区のマンションのリノベーションに伴う分電盤交換の写真をアップします。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます!