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ダウンライトのサイズダウン
リフォームなどでは、既存のダウンライトを同じサイズの新しいものに交換する方法が一般的です。例えば、100パイなら100パイの新品、125パイなら125パイの新品、といったようにです。
近年のダウンライト事情
近年、一般住宅ではダウンライトのサイズは100パイ、75パイ、時には50パイというように、小さいサイズへと移行しています。その理由は、小さくても光量が十分あるからだと思われます。一昔前は、ダウンライトの球が電球だったり、パナボールのように光量がある=球のサイズが大きいでした。しかし、LEDの普及によってその考え方は変化しました。
また、一般住宅で125や150パイは大きくてカッコ悪い、スマートではないという見方もあります。我が家のトイレも125パイの電球式でしたが、100パイのLEDタイプに変更しています。
サイズ変更の方法
開口を大きくするのは簡単ですが、ほぼそのようなケースはありません。
逆に「サイズを小さくして欲しい」というリクエストの方が圧倒的です。
当然、天井材を丸ごと貼り替えるなら、好きなサイズ、好きな位置にできます。
でも、天井材はそのままでクロスだけ貼り替える場合、そしてサイズダウンする場合はどうするのでしょうか?
例えば、既存の穴が125パイで全部100パイにして欲しい、という場合です。
同じ厚みのボードをドーナツ上にカットすれば良いと考えるでしょう。
その場合、ドーナツの部分は幅12.5mmになり、強度的に危うくなります。
ドーナツの幅が細すぎます。通常ダウンライトは、ボードに挟み込んで固定するので、割れてしまうリスクがあります。
作業開始
なので、こうします。
① 既存の125パイを200パイに開口します。
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そのために、上の写真のように板を入れビス留めします。
中心には穴を開けておきます。
② ダウンライトカッターで開口します。
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板を入れる事で、ダウンライトカッターで開口する時に中心がブレずに開けられます。
下記のように既存の開口より綺麗な丸穴が開きました。
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③ 下地となる板を2枚入れて、ビス留めします。
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④ 100パイの穴の開いた200パイのドーナツ型のボードを取り付けます。
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これで完成です。
この後、ビスを留めた箇所のクロスもはがします。
そして内装屋さんが作業をする前に、パテが効力を発揮するようにスキマにはテーパーを必ず入れます。
以上、ダウンライトのサイズダウン作業の工程でした。
おしまい。