露出配管の家
カフェなどのお洒落なお店で,スイッチやコンセントなどが露出配管されているのを見たことがあると思います。コンクリート打ちっぱなしに、金属の露出配管が一般的ですが,今回ご紹介するのは,ちょっとそうではないケースです。露出配管の是非を問います。
「やってくれる電気屋さんがいないので…」と,どうしてもとお願いされて引き受けた仕事でした。一般住宅のリノベーションです。
工事の最終的な流れとしては,以下の通りです。
壁紙または壁塗装をする
露出ボックスや金属管に塗装をする
露出ボックスや金属管の配管する
剥げた金属管に再塗装を施す
早速写真をご覧ください。
当初,天井からの配管がテーブルをぶち抜いて,コンセントを付ける予定でした。流石にそれはおかしいと意見させていただき,「そんなことをしたらテーブル移動できないですよね」と。あっさり上記のように変更されました。
基本的な事なんですが,クロスの上に配管をしたら,クロスを張り替える時どうするの?という疑問が生じます。配管は簡単に外れるものではありません。固いとかそういう事ではなく,中には電線が入っていることもあり,全部ばらすして復旧するには相当の労力が必要です。私は絶対やらないです。引き受ける同業者がいるとしても,相当金額を取られると思います。多分…
個人的には,一般住宅でやるのであればコンクリート打ちっぱなし,か~ら~の露出配管が,メンテナンスも考慮するとベターかな,と思います。
今回の工事は、施主さんも満足されておられたので、あえて一工事人からは何も申し上げておりません。
最後まで目を通していただきありがとうございます。