見出し画像

FIREするときは田舎暮らしの費用に注意 プロパンガス・浄化槽・水道代

田舎暮らしへの憧れは、広大な土地、四季折々の自然、そして心穏やかに過ごせる時間の流れにあります。都会では得られない開放感と静けさが魅力ですが、その反面、「都会では見えないコスト」が存在します。

特に、プロパンガス、水道代、浄化槽に関する費用は、田舎ならではの事情で発生する費用です。ここでは、これらのコストについて具体例を交えながら、節約策も含めて詳しく解説します。


プロパンガスは都市ガスより高コスト

田舎では、都市ガスが整備されていない地域が多いため、一般的にプロパンガスが利用されます。しかし、プロパンガスは都市ガスに比べて料金がかなり高く、同じ量を使っても費用は倍近くになることさえあります。

https://kakaku.com/gas/propane/

また、地域や契約業者によって料金設定にばらつきがあり、選ぶ業者次第で負担が大きく変わるのが現実です。節約のためには、料金が明確で実績のある業者を複数比較し、見積もりを取得することが基本です。

さらに、省エネ性能に優れた給湯器や暖房設備に更新する、あるいはオール電化住宅への切り替えを検討することで、ランニングコストを抑える手段として有効です。

水道代の地域差と賢い使い方

田舎の水道事情は、一概に言えません。公共の上下水道が整備されている地域もあれば、井戸水を利用している地域もあります。

上水道の場合、田舎ではインフラの維持費用がかさむさめ、料金が比較的高めに設定されている場合があります。たとえば、東京都水道局の水道代は月額約3000円程度と安いですが、地域によっては倍以上となることもあります。

一方、井戸水は使用量に応じた料金は発生しませんが、井戸自体のメンテナンス、ポンプの電気代、定期的な水質検査といった費用が必要です。いずれの場合も、引っ越し前に地域の水道代の相場を調べ、節水グッズを利用するなどの対策を講じることが、コスト削減につながります。

浄化槽の維持管理にかかる費用

下水道が未整備の地域では、家庭ごとに浄化槽が設置され、生活排水の浄化を担っています。浄化槽は法律により定期点検や年1回程度の清掃が義務付けられており、その費用は年6~10万円程度かかる場合があります。

また、浄化槽内部のポンプやモーターの電気代もランニングコストの一部です。これらの出費を抑えるには、複数の業者に見積もりを依頼して、適正価格でのサービス契約を結ぶことが大切です。

さらに、日常的な節水が浄化槽への負担を軽減し、結果的に管理コストの低減に寄与します。万が一、急な故障や点検不良が発生した際にも、信頼のおけるサポート体制が整っている業者を選んでおくと安心です。

その他の田舎暮らしに潜む費用

田舎暮らしでは、他にも気をつけるべきコストが存在します。たとえば、田舎では公共交通機関の便が悪いため、車が生活必需品となり、ガソリン代や車両の維持費が発生します。

また、古い住宅の場合は屋根や外壁の修繕、さらには冬場の暖房費用など、メンテナンス関連の出費も見逃せません。さらに、地域によっては町内会費や自治会費など、地域コミュニティへの参加費用が求められることもあるため、これらの費用についても事前に調査しておくことが大切です。

まとめ

田舎暮らしは、広大な自然や静けさ、そしてゆったりとした時間がもたらす贅沢な生活を実現してくれます。一方で、プロパンガス、浄化槽、水道代という都会暮らしでは見えにくいコストが、生活費に大きな影響を及ぼす可能性があります。

これらの費用を具体的に理解し、節約策や事前の準備をしっかり行うことで、田舎暮らしをより快適かつ持続可能なものにすることができます。

各種費用の比較や見直しを怠らず、自分に合った住まいと生活スタイルを見つけることが、安心した田舎暮らしの第一歩です。ぜひ、この情報を参考にして、理想の田舎暮らしを実現してください。参考になればうれしいです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
自己紹介とカテゴリ別の記事はこちらです。
感想や書いてほしいテーマ等がありましたらコメントもしくはこちらまでお寄せください。

Xアカウント:https://x.com/hitsuji_fire
マシュマロ(匿名でメッセージが送れるサービスです)

いいなと思ったら応援しよう!

ひつじ@投資とAI
いただいたチップは寄付に使わせていただきます。