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確定拠出年金の受け取り方を考える

確定拠出年金(iDeCoや企業型DC)は、運用の段階でも節税効果が大きい仕組みですが、受け取り時の選択も重要です。40代なので、方針だけでも考えておきたいと思います。


確定拠出年金のパフォーマンス

先進国インデックスのみで10年くらい運用を続けていて、リターンは約2.5倍ほど(掛金が1000万円とした場合2500万円)になっています。株式市場が好調でパフォーマンスが良くなっています。

確定拠出年金の魅力は、掛金が全額所得控除の対象になる点です。そのため、積立期間中の税負担を軽減しながら運用を続けることができます。信託報酬の安い先進国インデックスに全力で全額投資しておけば、高いパフォーマンスが期待できます。

確定拠出年金の受け取り方

運用期間が終わり、いよいよ資産を受け取る段階になったとき、どのような方法を選ぶかで節税効果が大きく変わります。受け取り方の種類は以下となります。

一括受け取り
分割受け取りより節税できる可能性があります。一方、退職所得控除を超える金額には課税される可能性があり、税負担が増える場合があるので注意が必要です。

分割受け取り
将来に渡って安定した金額を受け取ることができますが、金額によっては課税額が増える場合があります。

一部一括+分割受け取り
必要な資金を一括で確保しつつ、残りを分割受け取りで税負担を軽減できます。

確定拠出年金はこう受け取りたい

基本的には「できるだけ早く受け取る」という方針で行きたいと思っています。確定拠出年金を早めに受け取ることで以下のようなメリットがあります。

  • 資産運用が可能
    早めに受け取ることで、投資に回すという選択肢が取れます。一括受け取りで一部税負担をしても、投資のパフォーマンスが良ければ税負担を回収できます。

  • 年間収入を少なくして節税
    年間の収入が多いほど、税負担も重くなります。将来的には税負担も高くなりそうなので、できるだけ年間の収入が多くならないような受け取り方がよいと思います。

確定拠出年金の一括受け取りでは、「退職所得控除」を適用することで、課税額を大幅に抑えられます。退職所得控除額は勤続年数に応じて計算され、例えば勤続20年の場合、40万円×20年=800万円が控除対象となります。

基本的にはこの控除枠はすべて使い、さらに税金を払っても良いので一括受け取りを活用しようと考えています。「一部一括+分割受け取り」にするかどうかは、将来の税制がどうなっているか次第で考えます。

まとめ

確定拠出年金の受け取り方を工夫することで、老後の資金を効率的に運用しながら税負担を減らすことができます。退職所得控除や一時所得控除などの税制優遇を理解し、自分に最適な受け取り方法を選びましょう。

節税対策には専門知識が必要な場合もあるため、税理士やファイナンシャルプランナーに相談することもおすすめです。この記事を参考に、ぜひ自分のプランを考えてみてください。

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