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ChatGPTでnoteのパラ言語分析をしてみよう

文章を書くとき、言葉そのもの(文法や単語の選び方)だけでなく「トーン」や「感情」、「テンポ」といった、いわば文章の「空気感」も非常に大切ですよね。ここで注目したいのが「パラ言語分析」という手法です。

簡単にパラ言語分析ができて便利なのがChatGPTです。AIを活用することで、いまいちピンとこなかった自分の文章の「空気感」を、客観的に把握できるようになります。


パラ言語分析とは

パラ言語分析とは、文章や話し言葉の「言葉そのもの」以外の要素に着目し、それを分析する手法です。言葉の内容(主に文法や語彙)だけでなく、トーンやテンポ、感情のニュアンス、構成の流れなど、いわゆる非言語的な部分を読み解いていきます。たとえば、下記のような点が挙げられます。

  • 感嘆符や句読点の使い方
    例:「すごい!」と「すごいですね」の違いだけでも、読者に伝わる熱量が変わります。

  • 語尾の柔らかさや断定性
    例:「~と思います」と「~です」「~だ」といった表現の違いが、与える印象を左右します。

  • 文の長さやリズム
    長文ばかりだと重たい印象になりやすく、逆に短文だけだと落ち着きに欠けるかもしれません。

ChatGPTを使ったパラ言語分析の方法

1.文章を用意する

まずは、自分が書いた記事やブログ、SNSの投稿など、「これを客観的に見直したい」という文章を用意します。

2.ChatGPTに依頼する

次に、ChatGPTに対して次のように依頼してみましょう。

「この文章のパラ言語分析をお願いします。トーンや感情、読者への印象を具体的に教えてほしいです。」

こうすることで、ChatGPTはトーンやテンポ、語尾のニュアンスなど、内容以外の要素を中心に分析結果を提示してくれます。さらに、

「指摘する箇所は指摘し、ほめるべき箇所はほめるようにメリハリをつけてパラ言語分析して。」

と追加で注文すると、より批判的な視点とポジティブな視点の両面からコメントをもらえます。

3.結果をもとに改善する

ChatGPTが指摘したポイントを読み解き、必要に応じて文章を修正しましょう。たとえば、以下のようなケースが考えられます。

  • 「冷たい印象を与えがち」 → 語尾に「~ですね」「~でしょうか?」を増やす

  • 「トーンが堅苦しい」 → 一文の長さを短くして読者に語りかけるようにする

修正後に再度ChatGPTに分析してもらえば、客観的に修正の成果を確認することができます。

パラ言語分析の実例

自分で書いたnote「noteでアウトプットしよう!インプットだけじゃもったいない」を分析させてみます。

私たちは日々、スマートフォンやパソコンを使ってたくさんの情報をインプットしています。SNSやニュースサイト、動画コンテンツなど、気がつくと長い時間をかけて見てしまうことも多いのではないでしょうか。

こうした「インプット」は、さまざまな学びや刺激を得るために欠かせない行為です。

しかし、インプットだけで満足していると、新しく得た知識をじゅうぶん活かすのは難しいかもしれません。読む、見る、聞く――そこまではできても、いざ行動に移したり、自分のアイデアにつなげたりするのが意外と大変だと感じたことはありませんか?

そうしたもったいなさを解消するカギこそが「アウトプット」です。学んだことを自分の言葉や行動で表現し、残しておくことで、忘れにくくなり、新たな気づきも得られやすくなります。

インプットだけでは学びが不十分であり、アウトプットこそが知識を活用する鍵になるのです。

https://note.com/hitsuji_fire/n/n95412b39c74c

パラ言語分析をさせた出力の一部抜粋は以下になります。

1. 声のトーンと感情の表現
親しみやすい語り口:「気がつくと長い時間をかけて見てしまうことも多いのではないでしょうか」など、読者に語りかけるような表現が使われており、親近感を感じさせます。
2. テンポ
スムーズな流れ:「インプット」と「アウトプット」の対比が明確に示され、構成がシンプルで分かりやすいです。最初にインプットの現状を描写し、その課題を提示してアウトプットを解決策として提案する流れが自然です。
3. 書き手の意図
行動変容を提案:アウトプットの必要性を示すだけでなく、「自分の言葉や行動で表現する」「忘れにくくなる」など、具体的なメリットを伝えることで、実行したくなる動機づけを行っています。
4. 読者との関係性
共感を重視:「多いのではないでしょうか」「感じたことはありませんか?」という表現を用い、読者が自身の経験と結びつけやすい形で文章を展開しています。これにより、読者は文章を他人事ではなく自分事として受け止めやすくなります。
5. 全体のパラ言語分析
トーン: 親しみやすく柔らかいトーンで、読者との心理的距離を縮めています。控えめな断定表現により、読者が自然と考えたり行動を検討したりする余地が残されています。
テンポ: 短い段落と明快な対比により、読みやすさが高い。具体例がなくても伝わりやすいシンプルな構成です。
感情の表現: 穏やかで控えめな感情表現が、読者に共感を呼び起こし、共に考える姿勢を感じさせます。
読者への効果: 気づきや学びを促しつつ、読者に行動を強制するのではなく、自発的な実行を促す内容です。

この文章は、親しみやすい語り口と柔らかい指摘で読者の共感を誘いながら、行動変容を促すメッセージを効果的に伝えています。専門性を求めるわけではなく、日常の気づきを与えるバランスの取れた構成です。

まとめ

ChatGPTでのパラ言語分析を活用することで、自分の文章を客観的に見直し、読者により伝わりやすい形に改善できます。分析結果をもとに、以下のような様々な工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 語尾を調整して柔らかいトーンを加える

  • 感情表現を増やして共感を誘う

  • 文章を整理して説得力を強化する

AIをうまく活用して、自分の文章を振り返ったり、この人のように書きたいなという文章を分析して参考にすることで、文章を書くことがもっと楽しく、そして効果的になります。

ぜひ、あなたの文章にもパラ言語分析を取り入れてみてください!この記事が参考になればうれしいです。


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