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テープLEDで行先表示を照らせ! マイクロエース車

前回の予告通り、今回はテープLED式室内灯のはなし。

前の投稿でも記した通り、近郊・通勤型車両はテープLED式でほぼ一択である。
また、マイクロエース製の車両も、テープLED式を採用した方が構造上有益といえる。

そうなると、テープLED式の短所と向き合わなくてはならない。側面行き先表示との相性の悪さである。

駅や昼間では分かりにくいが、行先表示、特に方向幕は意外と煌々と光っているものだ。
余談ながら、ポポンデッタのキハ189は側面行先表示がデフォルトで点灯するようだ。
凄い時代だなぁと思いつつ、入手してはいないので、どんな機構なのか気になるところである。

話を戻そう。
自作室内灯では、横方向にも光を発する夕庵式ならばいいのだが、テープLED式では側面行先表示の明るさがいまいちである。

そこで思いついた方法が、導光材の自作である。室内照明を邪魔しないような透明の素材で、光源の光を行き先表示の背面に送り込もう、ということである。
とりあえず、手元にあった適当な直径の光ファイバーを利用し、試作した。

テスト車になってもらった東武200系に装着
導光材非設車
導光材設置車
確かに方向幕が明るくなっている

導光製バツグンの光ファイバーといこともあってか、効果はてきめんである。
しかし2本を接着する必要性や、細かい加工が難しいことから、量産には向かないかな、と考えていた。
そんな最中、大学の生協コンビニで以下の素材が売っていたのである。

本来は建築系の学生に向けた商品なようだ

2×2mmの角材を適当に切り出し、アクリル用接着材で固定、整形して完成。光ファイバーの時と同じように取り付ける。

導光材は位置が重要なので、室内灯ごとボディに固定せざるを得ない。


小田急9000形に装着。
マイクロエース純正ステッカーの薄さなら、明るさは申し分ない。
こちらはやや厚めなグリーンマックス製ステッカー。
流石に暗めだが、存在感は出ている(個人の感想)。

以上、相変わらずの事後報告であった。
個産品ゆえの手作業の煩雑さは依然として存在するが、現状これがしっくりきている。
実際既に20両ほどに施工してある。

いずれ10両にしたい9000形
連結相手募集中

最近、この手法を用いる車両を入手したので、その加工記で改めて工程を詳しく記すことにしよう。

以上

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