加工記:TOMIX 221系
待ちに待った製品、奮発(当社比)して12両も買ってしまった。
車内の塗装
何度も乗った電車だが、車内の印象が薄い。
前面展望ばかりしていたせいだろう。
ネット上に写真をうpしてくれたオタクたちに、今回も感謝である。
再現したいのは2000年代の姿。
しかし当時の内装を逐一再現するには、相当な時間と労力を要することが予想された。
よって今回は雰囲気重視でいく。
使用した塗料
床:
Mr. カラー「44タン」
水性HC「H-27ライトブラウン(タン)」
座席:すべて水性HC
「H-37ウッドブラウン」
「H-1ホワイト」
「H-6グリーン」
「H-53ニュートラルグレー」
「H-61明灰白色」
手始めに、床板にタンをスプレーした。
座席パーツは、座面&背ずりのウッドブラウン→ヘッドレストカバーの白(優先席はグリーン)の順で筆塗りした。
最後に、床と同化させたい部分にタンを筆塗りし、塗装完了。
室内灯の支柱は、座席の背ズリと同じ位置にあるので、座席パーツと同様の塗装を施した。
さらにヘッドレストカバーの上端を明確すべく、上半分にグレーを塗った。
効果の比較と区別をつけるため、編成によってグレーの種類を変えてある。
車端部の座席&トイレ壁設置
車端部に設置する座席として、グリーンマックスの分売パーツを調達した。
適当な大きさに整形し、先述の座席パーツと同じように塗装した。
クハ221については、トイレの壁も再現した。
プラ板を切り出し、完全な現物合わせである。
ライトユニット周辺の処理
種別・運番表示への導光材からの光漏れが気になったので、不要部分の切除および遮光を施した。
ついでに運転室部分の塗装もした。
側壁は白、床はデッキタンである。
TORM室内灯の加工・搭載
近郊形車両は、自作室内灯との相性が悪い。
ライトユニットを隠す場所が無いので、夕庵式は不向き。
光源の偏りが影響し易いクロスシートなので、テープ式も不向き。
よって今回は、既製品を買うことにした。
入手しやすさやコスパを考慮した結果、TORM室内灯を選択した。
TORM室内灯については、「明る過ぎる」という事前情報を得ていた。
それに加えて、実際に入手してから、発光の青白さが気になった。
対策として、マスキングテープを貼ることによる遮光・色味調整を選択した
次にテープの色の考案である。
比較するのは、模型製作で一般的な黄色いマスキングテープと、あまり模型では使われない(?)白色のマスキングテープである。
なかなかに迷った結果、白色を選択した。
それでも青みが強い感は拭えないので、良い色のテープは引き続き探していこうと思う。
その他の小加工&〆に反省
中間車のカプラーは、台車に付けるタイプのTNカプラーに交換した。
前面の種別表示と運用番号表示は、デフォルトの印刷を除去し、ジオマトのステッカーを貼り付けた。
今回の221系は、製品自体の出来の良さも相まって、加工メニューは少なめといえる。
その代わりに、作業量と時間が多く費やされた。
要因としては、両数の多さは勿論だが、自身の塗装計画の杜撰さに依るところが大きい。
長編成モノはしばらく予定は無いが、今後に反省点を生かしていきたい。