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彼女たちの妄想設定2


とある素敵な作品をお借りして描いてみました。


少女を奪われた少女たちへ

というタイトルです。

少女を奪われた少女たちへ



彼女たちは青春を奪われています。


たまたま器が合ったから、たまたま縁が強いから。
そんな理由で、夢の中で神さまに攫われてしまった。

偶然のせいで彼女たちは少女を奪われました。

一足跳びで大人になってしまった。


自分だけ見た目は幼い少女のまま、まわりはずんずん変わってゆく。

変わらざるを得ない自分。

変われない自分。

そんな葛藤があったのではないかという妄想。


彼女たちは死んでいった物語たち(元彼女たち)も抱えています。

神さまによって抱えさせられた物語たちは、彼女たち元来の性質に影響を与えてゆきます。

その"物語たち"をどう解釈しどう消化するのかは、彼女たちの元来の性質によるところです。

わたしの中で、神さまに攫われるというのは、花の冠を載せられるイメージでした。

祝福と束縛。


少女の時代は、自分に意味を見出すため何者かになろうとする時期だと思っています。

その意味を与えられたことを祝福し、それと同時に使命で束縛する。

色とりどりの花々は、その地の魂たち。

そんなことを思って書きました。

では み でした。

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