いぼ24周目(完)
物事には全て終わりがある。何かの物語で読んだ記憶がある。そう、終わりは必ずあるのだ。
昨年末から通院が始まった掌のイボ。両手合わせて4箇所。左親指、中指、薬指。右手の平。一体いつになるのか不安でしょうがなかったが前回の日記からあっさりと「あれ?消えた??」と思う時があった。
先生や看護師さんからは「治る時は痒みが出ますよ」と言われていたが全くかゆみはなくなんとなく綺麗になってきたなー」という感じだった。
「これでとうとう通院も終了か」と思って病院へ。待合室でどうでもいいワイドショーを聞き流しながら手のひらをまじまじと見て「もう切除されるところもないよね」と物思いに耽る。3月頃は手の中をぐりぐりとえぐられて本当に辛かった。血が出て洗い物に支障が出たし。
いつもと違う看護師さんが「どこがイボですか?」と聞くくらいに綺麗なのだが、「私はここがまだ気になるのよね」と言いながらドライアイスの準備をしている。おいおい、もう切るところはないでしょう?と思いながら先生の診断へ。
結果は「もう大丈夫ですねー!」服用薬を処方され無事通院終了。
完全に消えたかといえばまだ跡は残っている。知らない人から見たら全くわからないだろう。何処で感染ったかわからないので気をつけようがないが、今後疑わしい部分が出て来れば早めに病院へ行くようにしよう。ようやく皮膚科の通院が終わったが、なんと今度は喘息で通院が始まりそうである。どうなることやら。