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Asset導入事例◆芳賀赤十字病院「充実した機能とUIで、アナログからの脱却に挑戦」

芳賀赤十字病院(栃木県真岡市)は、日本赤十字社が開設した病床数364床の地域中核病院です。臨床工学技士は13名在籍しており、約300台の医療機器の中央管理から、血液浄化、人工呼吸器、心臓血管カテーテル、デバイス管理、内視鏡、手術室まで、多岐にわたる医療機器関連業務に携わっています。
臨床工学技術課の新部武人課長、関川和也係長、島田俊昭主任、櫻井啓一朗主任に、HITOTSU Assetを利用しようと思ったきっかけから今後の期待までうかがいました。

ー従来、医療機器管理にどのような課題がありましたか?

これまでは、輸液ポンプやシリンジポンプ、人工呼吸器などの管理業務は紙で運用していました。紙の結果をExcelの台帳に転記する手間がかかるのはもちろん、転記ミスも時々あることが課題でした

紙運用の二度手間、ヒューマンエラーのリスクが課題だった

また、現場からの修理依頼書や事務部門への伺い書類、見積もり書なども紙で運用していました。どうしても案件ごとに分けて整理する時間がなく、どんどん上に積み重ねていたので、ある案件について進捗があると、紙の束からその案件を探しだすのにかなり時間がかかっていました。

ーHITOTSU Assetを利用しようと思った経緯を教えてください。

実は数年前から、紙管理からシステム管理に移行しようと別のシステムの導入を検討していましたが、予算などの関係で病院の決裁を得られず、立ち消えになっていました。どうしたものかと思っていたところ、HITOTSU社長(現・会長)の田村さんに学会でお声がけいただき、開発段階のヒアリングに協力させていただいたのが始まりです。

ーHITOTSU導入でどんな改善・変化がありましたか?

業務効率化とヒューマンエラーのリスク低減を感じた

修理の進捗状況がひと目で分かるのは非常に便利だと感じています。紙の束から探し出す時間が短縮でき、対応の漏れも防げています。各機器の点検表は、紙からHITOTSU Assetへの運用移行を順次進めています。

HITOTSU Assetを使用することで、転記漏れや転記ミスの心配がなくなったのは良いですね

タブレット端末でHITOTSUを操作しながら輸液ポンプの点検を行っています

ー紙からシステムへの移行で苦労したことはありますか?

長い間紙運用を行ってきたため、やはり、システムという新しいものに対してとっつきにくさを感じ、臨床工学技士や関係職種の方々の中に“最初の一歩”をなかなか踏み出せない人が少なからずいました。

システムへの抵抗感は“成功体験の共有”で低減

実際に使ってみると、紙より断然使いやすいし便利だということも分かるので、問題は意識上のハードルですよね。それに対しては、使ってみて「良かった」という経験を部署内で共有し、声掛けをしあって進めています

ー特に、HITOTSU Assetのどのような点を評価いただいていますか?

”日々進化するクラウドシステム”といううたい文句の通り、チャットボットなどでユーザーの意見を聞いてもらえ、頻回のバージョンアップでどんどん改善してくれています。フリートライアル期間中にもどんどん機能が充実してできることが増え、「これなら有償化しても問題ない」と感じました

洗練されたデザインも非常に気に入っています。今後、さまざまな職種・年代のスタッフがHITOTSU Assetを操作する想定ですので、できるだけ操作手順が少なく、シンプルで分かりやすい画面だと助かりますね。

「患者さんに安全・安心な医療を提供できるよう、これからもHITOTSU Assetを活用して医療機器の安全管理に努めます」と皆さん。新部課長(写真右)は「院内のさまざまな部署から臨床工学技士に対しタスクシフトの要望も増えています。活躍の場を増やしていけるよう調整していきます」と話しています。

病院データ
・栃木県真岡市
・病床数:364床
・臨床工学技士:13名
・取材日:2023年7月6日
 (記事内容は取材時点のものです)


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