母の月となった5月、改めて花を贈り合うことを考える【Interview vol.1-2】
こんにちはHITOTOWAの宮本です。前回につづき「装花TOKYO」の杉山香林さんのインタビューです。インタビューをしながら香林さんの優しさを感じていました。今回は新型コロナウィルスの影響についてもお聞きしました。
お花に込められた想い
― これまでのお話で人生の特別なシーンに寄り添い、真心を込める「装花TOKYO」の特徴がすごく伝わってきました。素敵なお仕事ですね。HITOTOWAにも、これまでたくさんのお花を贈ってもらいました。
こちらは「OSAMPO BASE」のお花です。
パンのお店とうかがっていたので、パンが美味しく見える、優しい気持ちになるイメージでつくりました。ドライフラワーにもなるので、長持ちします。
― 私は「OSAMPO BASE」で仕事をしているのですが、今も元気に飾られています。
とても嬉しいです。
そして、こちらは「となりの.」のお花です。スタイリッシュなお店に合うイメージ。訪れた人が居心地よく、さわやかな春を感じられるような雰囲気に仕上げています。
生産者さんが真心込めてつくったお花がいま...
― 迫力とさわやかさの調和がすごい。ここからは生花業界に対する新型コロナウィルス の影響について教えてください。
世界的には花の廃棄がたくさん出てしまっています。
・航空便が欠航し、世界的に花の輸出入に影響がでている。
・便が動いていても、優先的に他の物資を送るため、乗せることができないケースもある。
・イベント(結婚式、卒業式、入学式)が中止となった
などの理由があります。
― わたしもお花が廃棄されてしまっているニュースを見て、悲しくなりました。
とてもつらいことです。生産者さんが真心込めてつくったお花ですから。
でも、逆に考えてみれば、今こそ色んなお花を購入できるチャンス。なかなかこれまで入手できなかった品種もお届けできるかもしれません。
それからオンラインでお花を購入してくださるお客様も増えました。お家で過ごす時間が長くなり、お花が家にあることを望んでくださる方が増えています。
「母の日」ならぬ「母の月」
配送業者さんも生花ファミリー
― もうすぐ「母の日」ですね。影響はいかがでしょうか?
今年の母の日は「5月10日」ですね。
この日って、配送業者さんがすごく大変なんです。配送業者さんの大変さは、毎年の課題でもあります。
特に今年は、既にコロナ禍で通販需要も増えている最中です。物流への負担が例年以上になるのではと心配しているんです。
― そうなんだ。自宅でお花を楽しんでほしいけれども、「母の日」にオーダーが集中するのはよくない、ということですね。
オーダーがあるのはとても有り難いことです。
ただ、配送業者さんも生花業界の仲間ですし、パンクしてしまわないことを願っています。こうした状況を緩和できるように「母の日から母の月に」という取り組みがあります。
― 素敵!わたしも急いで準備するより、気持ちを込めて贈るのを優先しますね。生花業界を応援するという意味でも、母の日をずらして、お花を贈る、楽しむ、というのが大事ということですね。
ありがとうございます。来年以降も「母の月」が定着して、感謝の気持ちを伝えられる期間が長くなれば良いなと願っています。
― わたしが大きな声で伝えます。
読者のみなさん、母の日をずらして、お花を贈り、楽しみましょうね!
最後に香林さん、お花の魅力を語ってください。
綺麗な花を誰かに贈ることって、「あなたはそれだけの価値がある」と無言で伝えることができる、最強のメッセージアイテムだと思っています。大切なご友人やご家族と会える機会が少なくなってしまった今、そんな方々が自宅でリフレッシュできるように、お花を贈ったら喜んでいただけるかもしれません。
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「装花TOKYO」の杉山香林さん、ありがとうございました。お花を贈り合うということは、人とのつながりをより真心あるものにする、と感じました。
尚、「装花TOKYO」では、すでに母の日ギフトは完売しています。新規のオンライン購入は母の日(5月10日)以降の到着となります。
母の日ならぬ「母の月」素敵ですよね。フラワーギフトチケットもありますし、この機会にお花を贈る、という素敵な行為を楽しまれてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。