「才能は、披露してはじめて才能になる。」は、当たり前のようで、そうでない。
ヘラルボニー。
日本全国の福祉施設に在籍する、主に知的障害のある方々が描いたアート作品を「商品」として変身させ、世に伝えるブランド。
作家 小松成美さんの「虹色のチョーク」。社員の7割が知的障がい者のチョーク製造会社・日本理化学工業を取材されたノンフィクション。
障がい者と呼ばれる方の能力に合ったこと、また彼らに合わせた環境を整えること。 彼らがいるからこそ品質高いチョークを提供できることが書かれていた。
また、彼らのご両親が「自分たちがいなくなったらこの子たちはどうなるのか」と心配の中日々過ごしていることも書かれていた。
だからこそ、私も「確定申告をする」という文言に、ぴたっと目が留まった。そう、障害は環境がつくるものなのだ。
「才能は、披露してはじめて才能になる。」は、当たり前のようで、そうでない。ヘラルボニーさんはそれを実践されている。
この言葉は障がい者だから健常者だからの分け方ではなく、披露するご本人と周りの方の勇気と積み重ねの上に成り立つ。自分サイズで私も続けます。
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