新潟というまち、ここにあるもの

生まれてから高校まで過ごした新潟。
この町には何もない。
そう感じていました。

大学は山梨県の大学に進学。
最初はこの町にも何もなくてつまらないと思っていましたが、そのまちの人とのつながりの輪が広がって行くにつれてまちのことを知れるようになり、だんだん好きになっていきました。

そんなとき、私のふるさとにも本当は魅力があるんじゃないか、もう一度目を向けてみよう。
そう感じました。

住んでいた時は気づかなかった、出会うことのなかった、この町で頑張っている人、おもしろいものがどんどん見えてきました。

伝統工芸品が多いことに気づいたのもそのとき。

百年以上も歴史があるものがこの町にこんなにも残っている。
百年前って江戸時代？大正時代？
そんな想像もできない時代から残り続けているものがある。
そしてそれを守っている人がいる。

かっこいい

それが一番の感想でした。

もっと知りたい、もっと見たい、もっと多くの人に知ってほしい。
そんな気持ちで今はいっぱいです。

現在新潟県には国に指定されている伝統的工芸品が16品目あります。
もしかしたら、今は全国どこでも作ろうと思えば作れるのかもしれません。
でも、ここでそのものが誕生した意味が必ずある。
ここで作られる良さが必ずあるのだと思います。
それを作っている新潟、すごいな、好きだなと思います。

伝統的工芸品以外にも新潟にはいいもの面白いことがたくさんあります。
まずはそれを地元の人に気づいてほしい。
そして、全国にもお届けできればうれしいです！