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“使う”を楽しむこと

hito-tokiでは、伝統工芸品を使うということに重点を置いて活動をしています。
もともとは日常品であった伝統工芸品。
後継者問題など様々な問題がありますが、一番の問題は使われなくなっているということだと思います。

大量に作られて安く売られている使い捨ての商品が増えている現代。
とても便利で今の生活には欠かせないものとなっています。
もちろんわたしも使っています。

でも、そんな生活が当たり前になってきている中でも一つ一つ人の手で作られている一生使えるいいものも大切にしたいと思うのです。
自分の中で何を大切にしたいのか。
それを考えたときに人の想いが込められたあたたかいものを使っていきたいと思いました。
全部が工芸品でなくてもいい。
生活の中に1つ取り入れてみるだけでも、心が豊かになったり、暮らしが楽しくなったりするかと思います。

伝統工芸品はその時代の最先端の技術であり、経年変化を楽しみながら育てていくものであり、直しながら一生付き合っていくものだと思います。

「100均のものと何が違うの? 」と聞かれたことがあるという職人さんがいらっしゃいました。確かに最近は漆器に似立てた商品なども販売されており、見た目は似ているのかもしれません。しかし、使ってみるとその差は一目瞭然です。

伝統工芸品は飾り物ではありません。もちろん見た目も美しいので見ているだけでも幸せになります。でも、使ってみて初めて本物の良さというものが感じられるかと思います。

たくさんの人に使う楽しみを実感していただきたいです。

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