Weekly Reviews(07/03/2021)
どうも。映画と海外テレビシリーズばかり観ているキャサリンです。一週間ぶりの投稿です。女性ならではと言うか月一の生理前後は毎月度合いは違えど大変ですね~せっかくの週末も床に伏して終わるのでもったいない…。その上多忙を極めておりなかなかたくさん観れていないのですが、今週も最近観たり、聞いたりしたものをつらつらとご紹介するので良ければ~。
『エイジ・オブ・サムライ:天下統一への戦い』(Netflix/テレビシリーズ)
ドラマ部分に伊藤英明さんとかが登場するということで、観ました。欧米歴史のドキュメンタリーはよく見るのですが、日本の歴史についてはここ何年も触れておらず。欧米の方々が語り描く戦国時代は、史実として語られる内容は同じでも、英語表現などが興味深くて見続けちゃいました。ドラマ部分は割とお金かけてて、音楽も壮大。戦国時代って日本版「ゲーム・オブ・スローンズ」みたいやなと感じる趣き。
『自由の国アメリカ:戦いと変革の150年』(Netflix/ドキュメンタリーシリーズ)
ウィル・スミスをメイン司会に、アメリカにおけるさまざまな差別問題の歴史を丁寧にたどるドキュメンタリーシリーズ。書き切れないほど錚々たるキャストが、歴史上の人物の語り部分を担当。アメリカの近代の歴史を知るならまずこれを観るといいのかも、と思えるくらいよくできているシリーズでした。映画やドラマをたくさん観るとある程度知ることになるのですが、やはりまだまだ知らないことばかり。このシリーズを観ることで、アメリカの映画やドラマを観るとまた新たな視点で観れるようになるのではないかと思います。オススメ。
『ハイディ・シュレックの討論会~私にとって憲法とは~』(Amazonオリジナル/舞台収録配信)
ニューヨークの舞台を収録しAmazonプライムで配信というのは、近年だんだん増えてきて嬉しいところ。先ほど紹介したNetflixドキュメンタリーみるならこちらも併せて是非。壇上に上がるハイディの過去の経験談をもとになった舞台。大学費用を巻かぬために全米各地の憲法に関する討論会に出場して賞金稼ぎをしてきたハイディ。アメリカ合衆国憲法修正第14条を中心に、人権について改めて考える中で気づかされるのは、憲法は身近な事例と密接に結びついているということ。ハイディの軽快なトークで進む中で見えてくる親子4代にわたるあるストーリーは胸を締め付けられます。そして、舞台の最後には実際に憲法に関するディベートが行われ、憲法を変えるかどうかオーディエンスがジャッジするという企画も。その結果も含め必見の作品です。
『明日への地図を探して』(Amazonオリジナル映画)
ここ数年タイムループものの良作が多いですね!本作もその一つに仲間入り。ある日突然タイムループに巻き込まれた高校生の二人が、タイムループを抜け出ることよりも、日々の小さな奇跡に目を向けて楽しむという展開は新しい。明日が待ち遠いということもあれば、明日が来ないでほしいと願うのもまた人生。それぞれ、小さな奇跡を見つけていく中で、自分が本当に大事にしたいこと、次のステップへと進もうと勇気を振り絞る姿にホロリ。タイムループものって散々語られてきたなかで、まだまだやれることがこんなにあるんだなと。オープニングの1カット(風?なのかな?)撮影もとても清々しい雰囲気でよき。おススメです。
『あのこは貴族』(劇場鑑賞)
正直映画館で予告を観たときはそれほどピンとこなかったんです。が、相方氏にオススメされたので、観てみようと。そしたらめちゃくちゃ良かったんですよ。東京の中でも超お嬢様な麦さんと、地方から頑張って勉強して慶応に受かり東京に出てきた美紀さん。それぞれの人生が語られ、あることをきっかけに2人がであう。女性を分断して成り立った社会で、東京の養分や、搾取されているという切実なワードが飛びたしつつもトーンは努めて一定で。変にドラマチックにし過ぎず、それもまた一つの階層の人達の一つの日常といったストーリーの流れも良かった。麦さんが好きな映画が「オズの魔法使い」と言うのもまた趣きがあり。出会うことのなかった二人が出会い、それぞれの道で、なんとか「自分で決めて生きる」という一歩を踏み出すお話。美紀さんが麦さんにベランダで語る一言が一番好きでした。あと、高良さん演じる彼は本当に「家を継ぐマシーン」のように表面的だったのもよかった。女性が対立しない良きシスターフッド映画。日本も変わって来ていてうれしい。必見です。
以上!それではまた来週!