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Weekly Reviews(05/06/2021)

どうも。映画と海外テレビシリーズばかり観ているただの会社員キャサリンです。Monthlyと化しているnoteやっと更新です。今月からはせめて隔週で更新していきたいなあ~と思っております(願望)

早速今回も観た作品の中から、いくつか紹介したいな~と思うものを何作品かつらつらと書きます。未見の作品あればぜひご覧ください。

『ファーザー』(劇場鑑賞)

アンソニー・ホプキンスが今年のアカデミー賞を受賞したことで話題の映画。もとは舞台だそうで。高齢でアルツハイマー型認知症を患う父親と娘の感動ヒューマンドラマと思ったら(その要素もあるはあるんですが)ほぼ、ホラーというかサスペンスと言うか。私はアカデミー賞をチャドウィックが獲ると確信していたのでなんでじゃ~~~と思ってたんですがね、これはもうホプキンスですわ…と思う素晴らしい演技。徐々に進行するアルツハイマー型認知症のどのような演出で描いているかは観てのお楽しみ。ちなみに、親の介護の映画としては、劇場公開されなかったこちらもオススメ。邦題は『ディア・ファミリーあなたを忘れない』っていうエモいタイトルがついておりまして。未見の方は併せて是非。

『ジェントルメン』(劇場鑑賞)

ガイ・リッチー先生によるスナッチ2みたいな映画でした(笑)キャラが立ってて怒涛の展開が進むストーリーはまさにガイ・リッチー節と言うか。大好きな俳優がたくさん出てるので、もうとにかく観終わった後は「御馳走さまでした…(合掌)」という気分。なんかヒュー・グラントってこんな声だっけ?(笑)

『お金をダイジェスト』(Netflix)

学校ではあまり教えてくれないリアルなお金の教養を教えてくれる番組。アメリカと日本では若干違えど、大枠や考え方は似てるのでこれ学校で見せたほうがいいのでは?と思う内容でした。30分で見やすいし内容も分かりやすい。私も奨学金払っているタイプなので身につまされる話もあり…。こういうEテレみたいなコンテンツ今後もNetflixさんにはたくさん配信してほしいところ。

『ブータン山の教室』(劇場鑑賞)

普段だと見ないタイプの映画なんですけども、相方さんに教えていただきまして観てきました。パートナーと映画の趣味がいい意味で違うと新しい作品に出会える機会も増えるのでとてもありがたい。幸せの国と呼ばれていることしかしらないブータンについて理解が深まる作品でもありました。「幸せ」の尺度って個人によって違う中で、標高4000メートルの山奥に住む人達と主人公の青年の交流は、決してきれいごとではない内容もあり切実だなとも感じましたね。村の人達の大半は実際にその村に住む人たちが演技しているそうで、子役ちゃんたちがまたすんごい上手なんですよね…。レンタルとかあるかわかりませんけど、観れる機会あればぜひ観て頂きたい映画。


『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』(劇場鑑賞)

技術的な要因で映画化できなかった、アレサ・フランクリンの名盤アルバムが遂に映画に。いやあ…久しぶり音楽を聴いて涙がでるという体験をしました。私が今目の前で観ている(浴びている)光景は一体…と思うほど、神々しくもあり、人の生々しい熱気もあり。ものすごい記録でした。ぜひ映画館で観て頂きたい作品。いいからとにかくに観てくれという映画です。観終わった後放心状態でした私は。いやはや凄い…。

『スペシャル 理想の人生』シーズン2(Netflix)

大好きだったドラマが終わっちゃう~~と悲しみを抱えつつ一気見しちゃいました。CP(脳性まひ)の生涯を持つライアンの体験をもとにドラマ化された作品です。そもそもこういう作品が出てくること自体がとても嬉しくて、もっと続いてほしかったなと…。出てくる人たちが見つめるそれぞれの人生は、決して器用な生き方ではないけれど、観ているこちらにも通じる不器用さと言うか。きれいごとじゃないんだよというメッセージを感じる作品に仕上がっておりとても良かったですね。後半やや駆け足ながらも、凄くテーマとして重要な内容を扱っていて。今後もこういうドラマ出てきて欲しいな。

『アメリカン・ユートピア』(劇場鑑賞)

これも!ほんとうに!すごかった!デヴィッド・バーンの曲ばかりなので、知ってた方がよりよいですが知らなくてもライブパフォーマンスとしてとても見ごたえ十分。裸足にグレーのスーツで舞台を縦横無尽に動くキャストたちの躍動感と、全身で表現するメッセージ。パフォーマーさんたちに恋しちゃいそうなくらいかっこよかった。ぜったい映画館で観たほうがいい作品。これも、先ほどのアレサ・フランクリン同様とにかく観に行ってくださいという作品でした。そういえばどちらもスパイク・リー案件。

『ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり』(Netflix)

サムネイルに選んでいるということは、そう。今回のイチオシ作品はこちらです。「アメリカン・ユートピア」と迷ったんですけどね、こちらです。日本ではたぶん映画『エイス・グレード』の監督としての方が知られているボー・バーナムの最新Netflixコメディスペシャルです。英語圏の各メディアでも高評価を得ているこちら。コロナのせいで、私の大好きなNetflixコメディスペシャルはライブパフォーマンスの収録だから全然新作が配信されず…。そんな中、もともとのパフォーマンスの形として確かにボー・バーナムは自宅でもできるね!?って思いましたが…内容が笑えるようで笑えない絶妙なダークコメディというか皮肉と言うか。White Woman's Instagramとか名曲すぎる。30歳になる苦悩、コロナ禍でのメンタルイルネス、コメディで世界を癒すということなど…これ映画にしてもいいのでは?という描き方に釘付け。どうにも生きるのでしんどいという、心の叫びみたいな作品でもあり。あまり日本ではアメリカのコメディってウケないこと多いですけどもこれはとにかく見てほしい上半期イチオシ作品です。


と言うことで、今回は以上!また次回!


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キャサリン
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