海外ドラマの愛すべきおっさんたち【File.1】ニック・サックス(『Happy!』)
どうも。海外ドラマばかり観てるただのOLキャサリンというものです。書かずにはおれず、新しいnote始めました。ワイワイ!
ストーリーの核心には触れませんけれど、おっさん周りの情報に関してはネタバレしてないと思いつつも、ネタバレ警察の方にとっては「これは!ネタバレ!即逮捕案件!」とかいうレベルのネタバレもあるかもですけど、ここはわたしのnoteですので、そんな警察権力の影響は受けませんので、ネタバレが嫌な方は今から速やかにNetflix開いて好きなドラマでも観ていて欲しいです。そのほうがピースフル。
わたしは、おっさんが、好きです。
今からタイトル詐欺でもなんでもなく、紛れもなくおっさんのことばかり今から数千字ほど語ります。すいませんね。ほんと。好きなんですよ。おっさんキャラが。去年の冬に海外ドラマにハマって以来、かれこれ40シーズン分くらい色んなドラマのおじさんを観てきた中で魅了され・・・
とかそういうわけではなく。
先日、友達にオススメの海外ドラマを聞かれ、おススメポイントを語ってたら
てか、さっきからおっさんばっかりやん(笑)
って言われて自我に目覚めました。わたしは、おっさんが好きらしいのです。自分でも気付かずにおっさんばかり追っかけていたらしいのですよ。気づかないうちにフォーリンラブとかよっぽどです。しかも、ジョージ・クルーニー的なダンディなおっさん…いや、あの方はおじ様です。おじ様は素敵だとは思うけれど、身を乗り出すほどではないです。おじ様は、ガソリンを入れるだけでも、電話するだけでも、ただ立ってるだけでもかっこいいのがおじ様です。おっさんは違います。ガソリンを入れるだけでも、電話するだけでも、画面からおっさんのあの香り(?)がしそうなのがおっさんです。なんとなく「あ、お父さん元気かな」とか思わせてくれるのがおっさんです。正直、リアルな世界だと、たぶんむちゃくちゃウザくて関わりたくないようなおっさんばかりですけど、なんか、ほっとけないんですよ。秘めた母性ってやつですかね?できれば子どもとか観て覚醒させたかったですね。
出てきた瞬間、目を見開いて身を乗り出して、スマホの画面に入り込みそうなぐらい見入ってしまう、海外ドラマの愛すべきおっさん。映画と違って海外ドラマのおっさんは、愛でれる時間が長いのがいいです。映画の中のおっさんはどんなに味わい深くても2時間でお別れです。海外ドラマのおっさんは、愛でようと思えば、13時間くらいはいけます。半日はいけます。勤務時間より長いです。わたし、基本はNetflixとかAmazonプライムビデオとかで観るので、おっさんの好きなシーンだけいつでも好きな時に何度も観てます。最近のおっさんはおかわり自由です。コスパが素晴らしい。
そんなおっさんのこと、せっかくなんでね、記録していこうと思ったわけです。なんとなく。もしわたしがこの後死んだら、この世の最後にやったことが
おっさん語り
とか最高にロックだと思うんですよね。おっさんはロック好きですし。魂はおっさんキャラの元へ飛ばして欲しいですね。たぶん、おっさんに「なんだこれ」って言われて跳ね返されると思いますが、ドMなので本望ですね。
今日紹介するおっさんなんかは、本当に、バコーーーン!と蹴飛ばしてくれそうなのでたまりません。あの香りも強そうですし。(強そう、なのがいいのであって、現実に香りがお強い方に出会うと、ものすご不快感を表明する乙女心は許して欲しいです。そこんとこ。)
ということで、第一回は絶対風呂に入ってないこの方!
【おっさんFile.1:ニック・サックス(「Happy!」)】
Netfixで配信中の「Happy!」(予告はこちら)っていうドラマの主人公ニック・サックス(中の人はクリストファー・メローニっていうアラ還俳優さん)。何を隠そう、このnoteを書こうと思わせてくれるほどに大好き過ぎて、スマホの待ち受け画面にしようと思ったけれど、流石の汚さに諦め、自分のオタクとしての志の低さを呪ったくらいです。
風呂に入ってないけど、手は拭いた。
予告観てもらうとわかる通り、かなり血が飛ぶこのドラマ。ニックは元凄刑事、現アル中凄腕殺し屋。序盤からものすごい勢いで、軽快に殺りまくります。血を浴びまくります。でも、風呂がないのかなんなのか、汚いまま数話続きます。都合よく綺麗になったりしません。しかも、一回家に帰って着替えるんですけど、それでも汚いです。綺麗になっても汚い。手を拭くシーンがあるけど、そもそも拭こうとしてる布的なものがそもそも汚い。拭く気がないなと思うくらいに、汚い。机拭いたらさらに臭くなったみたいな、雑巾そのものがアレだったみたいに汚い。日本のドラマはここまで汚く描かないような気がするので、この汚さの本気をみんな見て欲しい。画面から臭いそう。
走るのは、遅い。
殺し屋は颯爽と殺していくイメージがあるけど、なんせ、心臓病を抱えたアラ還のおっさんなので、走るのは、遅い。ドカドカガニ股で走る。走っているけど進んでない感じが若干するくらい遅い。それでもスピード感があるのは演出の賜物だと思いますね。この遅さが、ドカドカ加減がもう、おっさんみ溢れて良い。運動会のお父さんみたい。
弾は、当たる。
殺し屋は、肝心なところで傷を負って、物語をより緊迫した面白いものにするのが恒例ですが、ニックについては、普通に弾は当たるし、鈍くうっ…っていうもののあまり緊迫しないんですよね。
あ、当たった。
みたいな。一応痛そうなんですけど、死ななさそうなので、当たったところで、(本人はものすごく痛いとは思うけれど)忘れるくらいに動けるので問題ないんですよね。このおっさんは、タフというより、痛みに鈍感というか。弾が当たってから本番というか。
ものすごく美尻
ドラゴンボールについては色んな法則が生まれた名作ですけれども、中でも有名なのが
どんなにダメージを受けても肝心のところの服は維持される奇跡
ですね。そんなに激しい攻撃を受けようとも、大事なところはモザイクをかけずに済むくらいいい具合に布があります。ニックは服こそ破けないものの、見えそうで見えない技をグラビアアイドル並みに繰り出してきます。
入院したニックが、患者が着るパジャマみたいなの着るんですけども、多分、いや、確実に履いてないんですよね。もしくはT・・・
とりあえず、病院ファイトで見えそうで見えない尻を繰り出してわたしの心かなり翻弄してきましたニックというおっさんは。正直なところ10分間くらい尻がどうなるかしか考えてなかったですね。
とはいえ、心配せずとも(?)そのあと、豪快になんの前触れもなく突然に全裸を拝めますので安心してください。これはそう言うドラマです。アラ還の美尻を拝める、それがこのドラマであり、ニック・サックスです。ぶっちゃけ、尻は観れても正面は見れないわけですが、正面を見てしまうと色々とげんなりするので(←)、絶妙な塩梅で、おっさんの色気というより、見えそうで見えないハラハラと、見えなくてよかったと言う安堵を与えてくれる素晴らしい演出です。何事もバランスですね。ミニオンかニック・サックスかぐらいの美尻具合なので刮目せよ案件ですほんま。
映画のジャイアンでありアンパンマン
ここまでいいところは尻くらいしかないニックですけれど、いや、尻は最高なんですけれども、なんといっても、クソな大人だけどやるときはやるんですよ。映画のジャイアンは友達思いになる以上に、やるときはやる男。強いだけじゃなく、仕事ができるんです。今までの内容だと、アル中で死なない美尻のアラ還でしかないニックですが、マジで物語が進むにつれて
ああ・・・ニックが来てくれた・・・!
みたいな、アンパンマン的ポジションも主人公なのでちゃんと担ってくれるのですよ。さんざん、汚さを見せつけられのにもかかわらず、ここにはかけないほどのR指定な描写を味わいつつも、麦茶のように酒を浴び、ラムネのように薬をたべながら、きちんとアンパンチしてくれるわけです。ちくしょうなんだよ。おっさんはおっさんのままでいいのに、わたしの心まで奪っていくのかよカリオストロかよニック・・・!シーズン終わる頃には、ちっとも綺麗にならない汚いおっさんのニックから、清々しい明るい明日を見させてもらえるなんて、なんだよこのドラマ。おっさんドラマとして最高じゃないかと思うわけですよ。
いいから、みんな見て。
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