「再旅」福山アテンド〜山野・駅前編〜
今回は、福岡のカメラマンの小金丸さんと一緒に、福山市を再旅しました。
小金丸さん(通称:丸さん)は、ひと旅のごちそうのお茶や缶詰の商品撮影から、ひと旅酒場、旅するごちそう商店などに一緒に行き、旅しながら街をめぐるその時々の素敵なシーンを撮影いただいてます。
福山は昨年の12月、くわいの収穫体験に密着する撮影で来ていただき、春の保命酒の仕込みのタイミングに合わせ、鞆の浦にも来たいとの話が4月に実現し、福山をともに再旅することになりました。
記事:「福山くわい」の味わいを広げ、ストーリーを届けるプロジェクト
また循環茶のモニターでも関わってもらっている、福岡と島根で活動するイラストレーターの尾野さんも2日目から合流いただき、今回はそのお二人のアテンドとして、1日目福山の山野(山エリア)・駅前(街中エリア)、2日目 鞆の浦(海エリア)のご案内の様子を、全編・後編に分けて記録します。
旅の概要
一緒に旅した人
行った場所
1日目は福山駅前にて待ち合わせ。丸さんは福岡から、尾野さんは島根から、藤本は京都からと、ちょうど間ぐらいの距離感でそれぞれの場所から福山に集まりました。京都・福岡を行き来している藤本にとって地元福山は、ちょうど中間地点的な場所です。
●藍屋テロワール(山野)
山野町は、福山駅前から車で40-50分程度の山間の集落。福山出身ですが、実は僕は去年初めて町を訪れました。遠い印象でしたが思ったより近く、トンネル抜けると一気に福山とは別世界のような空気感が流れます。
今回、去年知り合いの紹介の紹介であった、藍屋テロワールの藤井さんに会いに行きました。と言っても特に目的はないのですが、去年初めてあった藤井さんの藍染の藍の原料からつくられる活動が素晴らしく、そして藤井さんの話す空気感や想いがとっても好きで、もう一回会って話をしにきた感じです。
いつも快く受け入れいただき、そして当日誘って駅前まで泊まり込みで飲みに付き合ってくれる、素晴らしい方です。感謝!
自分も含め、藍屋テロワールに各地から人が訪れ、山野を知る人が徐々に増えてきてます。けど宿泊先や飲食店があまりないので、このまちに人が訪れる機能を増やしたり、藍染の工場をもう訪れやすい環境にしたり、藍を体験するツアーをしたりと、藍染×街の可能性の話で盛り上がりました。最近、山野エリアに面白みを感じているので、何かしたいです。
photo:Kazuaki Koganemaru
●天空カフェ(広瀬)
山野の隣町にある広瀬というエリア。ここは山野上の高台にある集落で、まさにラピュタのような街。
標高も少し高く空気感が明らかに違う。そんな街に天空カフェという、福山市街地から移りレストランカフェをしているお店がとってもお気に入り。
●iti setouchi(駅前エリア)
街中に帰ってくると、すごい下界に降りた感が半端ないです。
最近よくご案内するのが、iti setouchi。旧そごう(百貨店)が閉まり、半分事業・半分公共の半分のコンセプトでお店やワークスペースなどの運営をされています。活用は、1階部分しか使われてないですが、昭和や平成の大型の建物の活用のあり方として、地元民としてこれからうまく行ってほしい想いです。
●AREA INN FUSHIMICHO
宿泊はAREA INN へ。古ビルをリノベーションされた宿は雰囲気抜群の空間で、階段をのぼる廃墟感もたまらんです。個室もゲストハウスもありいろんな価格帯に対応いただけるので、遠方から友人をお連れする際は宿としてよくご案内しており、この日も宿泊しました。
宿はもちろん、カフェ&バーとして、一杯飲んだり、お茶しながらワークもできます。駅前から近いので帰ると大体立ち寄ります。運営の檀上さんとは、昨年夏には伏見町の街歩き企画、冬には会場貸切イベントなども一緒に開催し、いろんな場所活用としてコラボさせてもらってます。
●伏見町駅前エリアはしご酒(駅前)
元々開発予定だった駅前の伏見町エリアはリーマン後の全国的な不景気で計画が頓挫してしまい、すでにお店も抜け、建て替えの準備をしていた場所をどうするかの時、古ビルを活かしたリノベーションと、お店の誘致でした。
そのきっかけにもなったリノベーションスクール福山に参加したのは4-5年前のことですが、その時からお店が十数店舗は増え、昔ながらのお店と共存した、はしご酒できるエリアに生まれ変わっています。
この日はアテンドでお伺いした福山のプレイヤーの皆さんとともに、焼き鳥→ワインバー→ホットサンドバー→締めラーメンと、はしご酒しました。
福山はオススメの飲食が多く、はしご酒オススメです。
また、この日はいっぱいで入れませんでしたが、日本一好きな居酒屋「自由軒」は藤本が福山いくと必ずいっているほど好きなので、福山に来られる機会あれば、ぜひいってみてください。
photo:Kazuaki Koganemaru
1日目は午前様。クタクタになりながら宿へと。
後半は、2日目の鞆の浦旅に続きます。
(後編記事はこちら)
(過去参考記事)