ハードディスクパーティション管理のための「fdisk」
今回はVirtualBoxでディスクのサイズを変更するときに使ったコマンドについて簡単に調べてみました。
変更後の画面ですが、VirtualBoxで変更するときは、先に「仮想メディアママネージャー」からサイズを変更する必要があります。
その後、仮想環境を起動してfdiskで変更します。
1. fdiskとは
このパーティション操作はfdiskというユーティリティを使って作業します。
「fdisk」とは「fixed disk」という意味です。
fdisk は Linux のディスクパーティションを作成、修正、削除できるユーティリティです。
実際、パーティション操作をする際に、すでに使用していたディスクのパーティションを再修正して保存すると、ディスクに存在していたデータがすべて削除されるので注意が必要です。
ハードディスクのパーティション操作を実行することをパーティショニングと呼びます。
fdiskでLinuxのインストール時にマウントされたディスクのパーティションを設定したり、すでに使用しているディスクのパーティションを新しく設定することもできます。
また、ディスクを追加して使用する際にも fdisk でパーティションを作成して使用します。
2. SASタイプ、SATAタイプ、SCSIタイプ、IDEタイプ
パーティション操作を実行するには、ディスクデバイス名を理解し区別することができる必要があります。
ただし、SASタイプ、SATAタイプ、SCSIタイプのハードディスクはすべて同じデバイス名を使用します。IDEタイプのディスクのみを使用します。
/dec/sda : 最初(a) SAS、SATA、SCSI ディスク
/dec/sdb:2番目(b)SAS、SATA、SCSIディスク
/dec/sdc:3番目(c)SAS、SATA、SCSIディスク
/dec/sdd:4番目(d)SAS、SATA、SCSIディスク
/dec/sde:5番目(e)SAS、SATA、SCSIディスク
/dec/sdf:6番目(f)SAS、SATA、SCSIディスク
/dec/sdg:7番目(g)SAS、SATA、SCSIディスク
/dec/hda : 最初(a)IDE ディスク (hd) : Primary Master
/dec/hdb:2番目(b)IDEディスク(hd):Primary Slave
/dec/hdc : 3番目(c)IDE ディスク (hd) : Secondary Master
/dec/hdd : 4番目(d)IDEディスク(hd) : Secondary Slave
3. ディスク内のパーティションの表示
単に1つのIDEディスクを4つのパーティションに分割したとしましょう
/dec/hda:最初の(a)IDEディスク全体を意味する時のデバイス名
/dec/hda1:最初の(a)IDEディスク内の最初のパーティションを意味する
/dec/hda2:2番目(b)IDEディスク内の2番目のパーティションを意味する
/dec/hda3:3番目(c)IDEディスク内の3番目のパーティションを意味する
/dec/hda4:4番目(d)IDEディスク内の4番目のパーティションを意味する
ただし、後ろに数字が付いてないデバイス名と付いたデバイス名の正確な意味を理解する必要があります。
/dev/hdb3:2番目(b)IDEディスク(hd)の3番目のパーティションを意味する
/dev/hdc2:3番目(c)IDEディスク(hd)の2番目のパーティションを意味する
/dev/sda5 : 最初(a) SCSIディスク(sd)の5番目のパーティションを意味する
/dev/sdc3:3番目(c)SCSIディスクの(sd)の3番目のパーティションを意味する
今回は以上になります
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