【Linux】よく使う長いコマンドをまとめてエイリアスとして設定する方法
HITOSUKEのシステム開発Unitでシステム開発を担当しているTです。
今回は、よく使用する入力の長いコマンドをまとめて一つのエイリアスとして設定する方法を紹介します。
エイリアスとは
エイリアスとは、別称・別名のような意味を持っていいます。
今回設定するエイリアスも同じような意味合いで使用されています。
分かりやすい例でいうとファイル操作で使用するWindowsのショートカットやLinuxのシンボリックリンクなどが似たような機能をしています。
該当のファイルに容易にアクセスできるように、パスを別名で保存することができる機能ですね。
実行したいコマンドを整理する
では、初めに設定するための実行したいコマンドを整理しましょう。
今回は下記のコマンドを普段高頻度で使用していると仮定します。
> cd /var/www/note/
> echo "hello note!"
> cd ../work/
> echo "hello work!"
> pwd
実行したいコマンドがすでにある人は普段使用しているコマンドを設定するために整理します。
まず初めに、これらのコマンドを一つにまとめるためにアンパサンドを二つ(&&)使用して下記のようにコマンドを結合していきます。
cd /var/www/note/ && echo "hello note!" && cd ../work/ && echo "hello work!" && pwd
結合が完了したら、一度結合させたコマンドを叩いてみましょう。
いつも通りの挙動がなされていれば問題ありません。
エイリアスを設定する
エイリアスの設定をしていきます。
はじめに編集するファイルは、ホームディレクトリの.bashrcです。
※もし.bashrcが存在しない場合、touchコマンドで作成するか、下記のviで開いて保存することで.bashrcが作成されます。
次に.bashrcを開いて編集していきます。
テキストエディタは何で編集していただいてもかまいません。
今回はviで編集するためのコマンドを叩きます。
vi ~/.bashrc
viを開く事が出来たら、任意の場所に先ほど整理した結合コマンドとエイリアス(別名)を下記のように追記します。
alias betsumei='cd /var/www/note/ && echo "hello note!" && cd ../work/ && echo "hello work!" && pwd'
記述の中の「betsumei」は任意で命名をして問題ありません。
また、複数のエイリアスを登録することもできます。
最後に、現在の接続を切断(ログアウト)して、再度ログインすることで.bashrcの設定が読み込まれます。
下記のコマンドを叩くことで、エイリアスに登録されている一覧を確認することができます。
alias
さいごに
エイリアスの設定をすることはできましたでしょうか?
エイリアスを設定することで、長いコマンドを打ち込んでいた時間も削減されて作業効率も上がること間違いないでしょう!
もし、HITOSUKEのシステム開発Unitの知りたいことや興味・関心がありましたらぜひコメントください!
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