ついに、本ができました!
前回は、表紙などについて。
前々回は、手に汗握る入稿物語(おおげさ)。
その続きです。
入稿しました。
入稿締切日、当日。
私のパソコンには入稿データに対応したソフトが入っていないので、田中氏(夫)のパソコンへ編集のトリイさんよりデータを送ってもらい、田中氏(夫)に入稿してもらわないといけません。
でも、トリイさんからのデータ(PDFに変換してもらったっもの)は私が確認しないといけないので、私と田中氏(夫)が一緒にいないと意思の疎通がしにくく、またタイムロスになるため、お店にほとんど寄り付かない田中氏(夫)が、なんと朝からまるっと1日、お店に待機することとなりました。やむを得ず感満載の田中氏(夫)。よくわからないけど、なんか勝った気がする。
そして、お店を開けながらなのでなかなか集中できませんでしたが、なんとか17時半ごろには入稿できたかと思います。
それにしても、入稿って、こわいですね。
「こうした方がよかった」と気づいても、間違いを見つけても、もう修正ができないんですもん。そしてなんせ、1000冊ですからね…
そう、1000冊、作りました。
かかる費用や、必要なトイレ修繕費用など、もろもろ計算してみると、
本・ひとしずくが直接販売する:500冊
販売店さんに卸として販売してもらう:400冊
(製作費の回収のための必要販売数:333冊)
という数が販売できれば、本の販売利益だけでトイレを作ることができます(たぶん。)。
そして、国の小規模事業者持続化補助金に申請する予定でいますので、それが採択されれば、もうちょっと少ない販売数でもトイレが作れます。
もし、この数が売れなくても、この本を販売した利益はそのままトイレの修繕資金として使わせていただく予定にしています。
もし足りなかったら…
う~ん、ここでお金を借りるか…なんとかしないとね。
届きました。
ついに本が届きました。
10/28開催の「円頓寺 本のさんぽみち」にトイレ本を持っていきたかったので、なんとか間に合ってよかったです。
イベント前日の金曜日の朝、汗だくの佐川急便さんが計14箱、届けてくださいました。
大量に積まれた段ボールのその一つを開いた瞬間。
本が。
トイレ本が、できていました。
箱の中から、ぱぁぁっと光が見えた気がしました。
それは、アンソロジーに参加してくださった皆さまの思いや、私の思いが形になって表れた瞬間だったからなんじゃないかと思います。
形になるって、ほんと最高ですね。
帯、巻きました。
そしてたまたま、箱が届いた時に居合わせてしまったお客さま。
このお客さまは、ひとしずく周年祭に毎年作家さんとして作品を提供してくださっている、おなじみの方。
常に切羽詰まっている私の生態をよくご存じですw
今回もご多分に漏れず、てんぱっている私の姿をみて「やるよ!」と一言、次の用事の時間までひたすらに帯を巻くお手伝いをしてくださいました。(神)
今回お願いした印刷会社さんは帯を巻いてくれるサービスがなくて、書籍と帯が別便で届きました。
そのため、1,000冊にすべて帯を手作業で巻いていかなくてはなりません。さしあたって、2箱分の本に帯を巻きました。
この帯がね、折り目が1~2ミリ程度、ズレてるんですよね…
折り目の通りに帯をかけると、表紙が引っ張られて浮いてしまうんです…
たった1~2ミリだけのことなのに、つっぱってしまってうまく巻けないので、折り目をずらす作業が増えてしまいました。
とはいってもやはり、帯が巻かれるとインパクトが増して、目を引く装幀となったのではと思います。
POPを描いてもらいました。
本を、店頭やイベントにて販売するときに必要なのは、お客さまに立ちどまっていただくこと。
そのために大活躍なのが、POPです。
そのPOPをなんと!
版元さまにもPOPを描き下ろされていたり、『表現力が伸びる!気持ちを伝える!小学生のためのことば変身辞典』という書籍を書かれている、こな・つむりさんが描いて下さることになりまして…!
(このサイトのリンクは……別に嫌いというわけでもないですが、それでもあまり貼りたくないけど……でも書籍は見て頂きたいので…!)
こな・つむりさんが、
「おしゃれ系がいいですか?切実な感じがいいですか?」
と聞いて下さったのですが、
「切実で…っ!!」と即答(笑)
そして描いて下さったPOPがこちら ↓
切実感、めっちゃ伝わります…!
文字のみのも書いてくださいました↓
これは、、
立ちどまってしまいそうです!!
先行販売、してきました。
ということで、こな・つむりさんのPOPをひっさげ、「円頓寺 本のさんぽみち」にて、先行販売をしてきました!
こな・つむりさんのPOPに、ひとしずくのインスタやこのnoteのQRコードを追加で貼り付けて、すぐに「トイレチャレンジ」に飛んでいただけるようにしました。
(この吹き出しPOPは、帯を巻いてくれた造形作家のお客さまが作ってくれたのです!ありがとうございました!!)
イベントに出店してみて、POPの力はすごい!と実感しました。
皆さま、POPが目に入ると「ん??」となって立ちどまってくださるんです。そうすると、トイレ本のいきさつをお話しでき、それを面白がってご購入下さる方も多くいらっしゃいました。
2日間のイベント中、ひたすらに「トイレチャレンジ」の説明をし、何度「トイレ」といったのかはもう数えきれず(笑)
でもそのおかげで、多くの方に『ノートイレ!ノーライフ!』をお迎えいただくことができました。
ご購入下さったみなさま、ありがとうございました!
あ、ちなみに。
「円頓寺 本のさんぽみち」は、11月18日・19日にも開催されます。
私は出店しませんが、たくさんの出版社さん・書店さん・古書店さん、一般の出店者さんの、選りすぐりの本たちが並びます。
本好きさんにとって、最高なイベントだと思っています。
ほんとに超おすすめイベントなので、ぜひお立ち寄りいただけたらと思います!
ということで、この辺で。
続きます。