本を作ろう その④
「本を作ろう その③」から2か月半。
本を作ろうと決めてから考えると、約半年。
先週、なんとか入稿することができました!
8月10日に発売します!なんてことをいっておりましたが、
かなり遅くなってしまいました。
発売日決定!
このまま印刷会社さんにて滞りなく印刷してもらえたとしたら、
発売日は、10月31日となります!
その前の10月28日・29日、
名古屋で最も古い商店街の一つ、円頓寺商店街にて開催される、
「本のさんぽみち」という本好きさんの集まるイベントに出店しますので、
そちらで先行販売させていただけたらと思っています。
円頓寺 本のさんぽみちのホームページはこちら ↓
「本を作ろう その③ 」のその後
再校(二校)
前回の「本を作ろう その③」では、初校が終わり、それを著者の皆さまにお返ししているところでした。
その後、著者の皆さまに確認をお願いし、戻してもらった原稿を編集のトリイさんに反映してもらったのちに、再校(二校)をしました。
校正の流れを参考にさせてもらったのは、TOPPAN CREATIVEさんのホームページ。そこに書いてあった、<再校>とは、
再校は、基本的には私が引き比べ校をし、修正依頼したのち、著者校をお願いして…という作業を、作品によって回数は違いますが、それぞれ何度か繰り返しました。
著作権に関すること
今回の作品の中で、著作権の関係で確認が必要だと思ったことが2点ありました。
1.絵本・児童書の書影について
ひとしずくのお客さまで、絵本の読み聞かせや製本講座をされているユニット、ぱんぱかぱんさんに、〈トイレ〉に関する絵本や児童書を紹介していただきました。
その際に、やはり紹介するなら書影を載せたいということで、10作品についてそれぞれ確認をすることにしました。
書店員や出版社の方ならご存じかと思うのですが、「版元ドットコム」というサイトがあります。
このサイトは、出版社が作った本の情報をインターネット上で公開・提供してくれています。
こちらに書影が掲載されていて〈利用可〉となっている書籍は、出版社が書影の再利用を許可している書籍だと案内がされています。
ただ今回、書籍として販売するため(営利目的)の書影利用となるので、やはりすべて版元に確認した方が安心かなと思い、許可申請してみることにしました。
そこでまず、版元さんのホームページを確認したところ、何パターンかあったのでこちらに書いておきます。
1)許可が必要ない場合
ホームページに「出典(著名・作者名・出版社名)を明記すれば使用可能」と記載がある場合、許可なしで使用できるようです。
「加工しないでそのままの形での使用」などの条件がありましたので、その条件通りに書影を使わせていただけば問題ないようです。
2)作品(著者)によって必要がある場合
基本的には 1)の場合と同じですが、作品(著者)によって必要な場合があるため、版元ホームページの検索画面にて調べる必要がありました。
3)許可が必要な場合
ホームページのお問い合わせフォームなどからご連絡をし、やり取りをさせていただいて、許可いただきました。
版元さんによっては、使用部分のPDFを送ってくださいとか、完成した書籍を送ってくださいという形で、書影利用後のものをお知らせする必要がある版元さんもありました。
ということで、10作品すべて許可をいただけたので晴れて掲載可能となりました。
2.挿入写真について
ひとしずくのお客さまであるカメラマンの河合莉子さんに、「トイレの本を作っているんですよ」と話したところ、莉子さんは、いろんなところのトイレの写真を撮影されてるということを話してくれました。
ちょうど、挿入写真があったらすごくいいのになぁと考えていたので、すぐさま「使わせてください!」とお願いしたのです。
そして今回、エッセイや小説の作品にあわせて、トイレ関係の写真を使わせていただいております。
この莉子さんが撮影されていたトイレ関係の写真は、個人宅のものや、すでに取り壊されてしまっている建物のトイレのほかに、公共的な施設として利用されている建物がありましたので、使用許可の確認をすることにしました。
一か所は、ホームページのお問い合わせフォームから事情をメッセージしたところ、お電話を下さって、即時許可下さいました。
もう一か所は、どこが管理されているかわからず、何か所かにお電話して最終的にわかったのが、市の管理下の施設だということだったので、その担当部署にご連絡したところ、
「どんな形でもいいので使用許可書のようなものと、使う写真を送ってください」
とのことでしたので、そのように対応し、許可をいただくことができました。
ということで、著作権に関しては、クリアできたかと思います。
と、すごい長くなりそうなので、続きはまた。
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