トイレチャレンジを始めてみたら。
トイレ閉鎖問題が発生してから記事を書き始め、トイレチャレンジとはなにか、というところまでのことを公開した今。
なんだかお店でおもしろいことが起こるようになってきました。
トイレチャレンジ宣言してみたら。
入店後の第一声が。
ご来店されるお客さまから、雑談のテーマに「トイレ」が登場する割合が途端に増えました。
お店の扉を開けて入ってこられたお客さまが発する第一声が、
「トイレチャレンジみてます」
ということが何度かありまして。
このnoteに〈スキ〉をそんなたくさんいただいているわけではなかったので、お店でお声掛けいただけるとは思ってもおらず、驚いています。
そしてその「トイレチャレンジみてます」という一声をきっかけに、店内では「トイレ」関連の雑談が始まり、
「私もトイレ近くて困ってるので気持ちよくわかります!」
「私もよくお腹壊れるんですよ…大変ですよね…」
「トイレが近くにあるっていう安心感、すごいですよね」
と、お客さまから共感していただけて、そして雑談が必ず盛り上がる笑。
これにも私、びっくりしてまして。
皆さんが皆さんのトイレ事情について”告白”してくださるのは、私が以前、noteで私のトイレ事情についてさらけ出しているからだと思うのですが、
(私のトイレ事情をさらけ出している記事はこちら↓)
トイレって、現代の人が生きていく上で必ず必要だけど、自分のトイレ事情なんて家族の間ですらそこまでぶっちゃけて話すこともない、そんなテーマかと思うんですよね。
だから本屋で、いや本屋に限らず、お店の人とお客さまがトイレの話で連日盛り上がるって、なかなかないことかと思うんです。
そしてそんなトイレ事情を楽しく雑談できちゃうと、「店の人(私)」と「お客さま」の間の垣根が薄くなり、ちょっとした秘密を共有しているような、なんだかより身近に感じられちゃうような、そんな気がしてうれしいのです。
トイレチャレンジ宣言がもたらしてくれた、思いもよらない楽しいことかと思います。
トイレ情報”受信”基地、的な。
トイレを作ったことは1度あります。
でもそれは自宅を建てた時に便器や洗面台を選んだ、ということだけ。
今回のお店の「トイレを作る」は、自宅とは地域も違うし、下水道も通っていない。何をどうすることが正解なのかがわからない状態です。
そんな状態であることをnoteにて書いたり、お客さまと話をしたりしていると、自然といろんな方がトイレ情報やアイディアを教えてくれます。
いくら調べたってわからないものはわからないし、実際のところはどうなっているのかも、経験したりお仕事にしてる人に聞いてみないとわからない。
「わからない」「困ってる」と口に出すことで、知っている人が教えてくれたり、面白いアイディアを提案してくださったりするんだなぁと実感です。
いろいろ考えてふと立ち止まってしまうと凹みそうになるけど、皆さんがもたらしてくれるトイレ情報のおかげで、楽しい妄想に切り替えることもでき、ちょっとずつ前進している感じです。ありがとうございます。
これからも、トイレ情報をどしどしお寄せいただけたら嬉しいです。
仮設トイレを見学したい
つい先日の雨の日のこと。
「仮設トイレを見せて頂きたいのですが・・・」
と、声をかけてくださったのは、以前にもご来店くださったことのあるお客さま。
私「へ?仮設トイレ、ですか?トイレの見学?」
お客さま「はい、そうなんです。」
私「え?うちの仮設トイレを…?(どういうこと??)」
「仮設トイレの見学」の意味がわからなくて、詳しく聞いてみると、、
小学1年生の息子さんが、トイレのことが好きで、仮設トイレの中をみてみたいということでした。(工事現場の仮設トイレは遠くから眺めるだけで、中をみることができないから)
びっくり。
うちの仮設トイレの前にいってみると、かわいい男の子がお父さんと待機してくれていて。
あら…ほんとだ。と思いながら仮設トイレの鍵をあけていると、
男の子「鍵がついてるんだ!」
私「そうなの。工事現場とかのお外に置いてあるトイレだから、誰でも使えちゃうでしょ? だから、使わないときは鍵を閉められるようになっているみたいよ」
男の子「そうなんだ!」
トイレの扉をあけて、お母さんと男の子が中に入ってトイレの見学を。
私「その横のボタンみたいのをぎゅんと踏むと水が流れるんだ」
男の子「これ?」
私「うん、でも結構力がいるから、お母さんにやってもらうといいよ」
男の子「ほんとだ…」
お母さま「じゃ、やってみようか」
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というような感じで、仮設トイレを見学してくださいました。
うちの仮設トイレが思いもよらない形で役に立ちました!うれしい!
聞くところによると、なんでも男の子がトイレに興味をもったのは幼稚園のときだそうで。
「どこからお水がきて、どこへ流れるのか」と、トイレの仕組みに興味を持って、そこからトイレを好きになったとのことでした。
(お母さま、間違ってたら教えて下さいね汗)
トイレ見学をした後、店内のちゃぶ台にて男の子所有のトイレ関係の蔵書を見せてくれました。
まずは、河出書房新社からでている『世界のトイレ』という本。
タイトルそのまま、世界中のトイレの写真と解説が載っている本。
写真をみながら、どんなトイレか、どこが面白いのか、男の子の目線で詳しく解説してくれました。
この本、本当に面白くて、崖の上にあるトイレ(用を足したソレは崖の下へ飛散……)とか、おばあちゃんが四六時中見張ってるトイレ、極寒の地のトイレで便座にお尻がくっついちゃわないようにする工夫、などなど、思いもよらないスタイルのトイレが世界にはあるということを知りました。
よかった、日本で。。
次に日本能率協会マネジメントセンターの『せかいのトイレ』。
こちらは、マンガとイラストで世界のトイレが紹介されています。
解説の合間に、クイズや迷路、間違い探しなどがあって、ちいさな人でも、トイレについて楽しく知ることができる、そんな本でした。
もう一冊はちょっと時間がなくて、みせてもらうことができなかったのですが、『まよなかのトイレ』(福音館書店)もおもしろそうでした。
男の子が教えてくれたトイレの本は(いつかわかりませんが)お店に並ぶ予定です。もし見かけたら、ぜひお手に取って見てみてくださいね。
ということで。
トイレチャレンジを始めてみたら、こんなことになりました。
というお話でした。
続きは、また。