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額縁屋さん



近々、結婚してゆく娘へのプレゼントとして
何か絵を描きたくなりました。



入籍をする日の誕生花を集めて

リースを描きました




我が家の近所に画材屋さんがあり
「この絵に合う額縁を。。娘にプレゼントなんです」と尋ねたら
笑顔の柔らかなご婦人の店主さんが
「まぁ、娘さんに。でしたらこれなんかどうかしら。」と、すぐに絵を観て選んでくださいました。

娘はピンクが好きなので
私も気に入って、即決でそれにしました。



私のスケッチブックから切り取ったペラペラの絵を
画材屋さんの息子さんが
マットと言われる白い台紙にピッタリに付けてくださり、とてもきれいに額縁に収めてくださいました。



私がこの画材屋さんを最初に訪れたのは
父への誕生日プレゼントとして
岡山の大原美術館で購入したモネの睡蓮の複製画に合う額縁を探していた時でした。



この睡蓮は数ある睡蓮の中でも
色合いが特に好きで私のリビングにも同じものが飾ってあります。



この額縁は我が家のものです。

父にはもう少しシックな
陶器素材のグレーものにしました。



その画材屋さんのご婦人は
その時も絵に似合いそうな額縁をすぐに色々出してきてくださり、私にその中から選ばせてくださいました。


そして息子さんが選んだ額縁に、ピッタリとマットをつけて仕上げてくださる。


恥ずかしながら私は、マットという存在を、初めて知ったのです。何気なく観ていた絵画の額縁と作品の間にある台紙のことをマットというそうです。 ピッタリのサイズの額縁に入れるよりも、見栄えは見違えるほどに良くなります。


たしかに買ったそのままの複製画より
額縁に納められたその絵はまるで別ものに見えました。


画材屋の親子さんの
センスというか、熟練された眼や技といった
プロ意識を感じたのを覚えています。



この絵もお嫁に行くので
記念撮影しておきました。



こちらの画材屋さんは
今まで素通りしていたお店なのですが
この件をきっかけにとても気に入って
最近事あるごとにに訪れています。

これも何かのご縁ですね。
大切にしたいと思います。



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