【「増田かおると子どもの未来の会」怪文書バラ撒き事件】
2022年5月に発覚した、松戸市内で怪文書ビラが配布されていた事件。ビラ自体に記載された発行日は4月26日。
内容は【戸定梨香】弾圧事件に関し、主犯格である増田かおると【全国フェミニスト議員連盟】が事件の責任逃れをするものである。
2022年5月26日に、戸定梨香さん所属会社「VASE」の板倉節子社長が、ツイッターで情報を公開した。
残念ながら「増田かおると子どもの未来の会」は、アンチフェミによるなりすましなんかではなく増田氏の実在する後援政治団体であり、また支持者が勝手な暴走をしたのでもなく、増田氏本人が嬉々としてツイッターで公開していた写真の中にこのビラも映り込んでいたことが判明した。
ちなみに他のビラを見ても、増田氏がいわゆる反ワクチンや「放射脳」など、左派系がよく陥るタイプの疑似科学にドはまりしている香ばしい人物であることが改めて確認できる。また、ビラの一枚にある「ジェンダー平等な社会を作れば戦争は起こらない」というアホな一文も、なかなかの趣深さを醸し出している。
さて、件の怪文書の内容であるが、大嘘である。
特に目についた箇所を見てみよう。
実際には、戸定梨香はバストを大きなリボンで隠したデザインであり、交通安全動画での胸の動きも、そのほとんどは胴全体が動いているだけで、いわゆる「乳揺れ」は普通に見ていれば気付かないほどかすかなものでしかない。明らかにごく自然な物理演算による自動処理だ。
少なくとも、どう見ても彼女のバストは「強調」されてはいない。
まず、議員連盟の要望書が出されたのは2021年8月26日で、動画の削除は同年9月9日である。どこが「その直後」なのだろう。
また、ビラではフェミ議連が「動画への使用中止を求める要請書と警察の見解を聞く公開質問状」を出しただけで、削除は警察が勝手にやったことと言わんばかりであるが、フェミ議連による文書にはっきりと「削除を求めます」と書かれている。
フェミ議連の出した質問状の内容が滅茶苦茶だったので問いただされているだけであり、それを問われるのは当然発出者のフェミ議連である。それとも、フェミ議連の出した文書の内容について警察に抗議しろとでもいうのだろうか?
そもそもフェミ議連の公開質問状の宛先にしてからが、こうなっているのだが。
「最終的には警察のしたことなんだから警察に言え、私達は関係ない」と言うのなら、なぜ自分達は警察以外のところに抗議文を送り付けているのだろう。
それも警察は都道府県の管轄であるから県知事はともかく、松戸市長やましてや市の教育長なんて何一つ関係ない。
自分達は無関係の相手に「抗議文」を送り付けておいて、自分がされるのは御免被るというのは通らないだろう。
は?
フェミ議連が政治的圧力で削除されたとの「誤解」とかいうあまりにも見苦しい責任逃れもさることながら、そもそも千葉県警察本部は正式な回答文書を発出しており、それは全国フェミニスト議員連盟のHPにも掲載されているのである。
増田氏が知らないはずはない。それともこの回答文書自体、フェミ議連側が勝手に偽造してホームページに載せたものだとでもいうのだろうか?
では、要請書に何と書いてあったのか見返してみよう。
「女児を性的な対象として描いており、女性の定型化された役割に基づく偏見及び慣習を助長しています」
「女子中高生であることを印象づけたうえで、性的対象物として描写し、かつ強調しています」
「公共機関である警察署が、女児を性的対象とするようなアニメキャラクターを採用することは絶対にあってはならないことです」
「性犯罪誘発の懸念すら生じさせる」...….。
これらは明らかに、戸定梨香の容姿や服装について描かれたものである。そして警察署の動画作成にあたって、彼女の容姿デザインやCGプログラムが変更された事実は全くない。動画作成の前も後も同じ容姿と服装である。
つまり戸定梨香は「女性の定型化された役割に基づく偏見及び慣習を助長」しており「性犯罪誘発の懸念すら生じさせる」とフェミ議連は明言しているわけである。
はて?
このビラを作っている組織は「増田かおると子どもの未来の会」というのではなかったか。いま引用したようなこと、とりわけ性犯罪を誘発することを「否定しない」のが「子どもの未来の会」だとでも言うのだろうか?
増田氏本人にしてみれば、情報に疎い主婦などの地元住民にむけて自分たちの失態を誤魔化そうとしただけで、だからこそツイッターでもこの怪文書ビラは大写しにせず、並んだ中に映り込んだだけだったのだろう。
しかし板倉社長にスッパ抜かれたことで、増田氏はますます多くの非難を浴びることになったのである。
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