【ローズ・マスト・フォール運動】
【セシル・ローズ像】の撤去を求めた運動のひとつ。特に2015年に起こった、ケープタウン大学エントランスに設置されていたローズ像に対する撤去運動を指す。「ローズは降りなければならない」という意味。
セシル・ローズの像は南アフリカ各地やイギリス本国にも存在し、特に2020年のBLM暴動以後は盛んに撤去運動や【ヴァンダリズム】に遭っている。
学生たちは像に黒いビニール袋を巻き付け「ローズ・マスト・フォール」と書かれた紙を貼り付けるなどの抗議行動を行っていた。
結局、大学の評議会は2015年4月8日に撤去を決めている。下記動画はその評議会の様子である。
一方、南アフリカ白人のロビー団体「アフリフォーラム」はセシル・ローズの像を自らの歴史的遺産と考えており、同団体の青年組織が同月9日、銅像撤去に抗議しその保護を求める覚書をケープタウン議会に提出した。
なお同国では近い時期にあと2つの「~マスト・フォール運動」が起こっている。大学の学費値上げ反対運動である「フィーズ・マスト・フォール(Fees Must Fall)」と、ジェイコブ・ズマ大統領(当時)の辞職要求運動である「ズマ・マスト・フォール(Zuma Must Fall)」運動である。
参考リンク・資料:
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